無印OnePlus 7レビュー。約4.5万円でS855 + 8GB/256GB、LTE B19対応の高コスパスマホ

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無印OnePlus 7レビュー。約4.5万円でS855 + 8GB/256GB、LTE B19対応の高コスパスマホ

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non ProなOnePlus 7 8GB RAM + 256GBストレージ版を購入しました。

6Tのデザインで7 Pro並のスペックを

OnePlus 7 Proでは90Hz QHD+ディスプレイにモーター式カメラでノッチなしフルスクリーンを実現していましたが、ProでないOnePlus 7では、前モデルのOnePlus 6Tと同じ水滴型ノッチのデザインのままにすることでコストカットされています。

OnePlus 7はQHD→FHD、90Hz非対応、超広角カメラをなくすなど一般ユーザーにはあまり大きな影響のないところを抑えつつ、Snapdragon 855にUFS 3.0の超高速ストレージ、8GB RAMといった基本性能は据え置きとなっています。

通常ならコストカットで真っ先に削られやすいLTEバンドもほぼ変わっておらず、LTE B19などプラチナバンドにも対応しています。

OnePlus 7
OS Android 9.0
RAM 8GB/12GB
ストレージ 256GB UFS 3.0 2-LANE
プロセッサ Snapdragon 855 (SM8150)
ディスプレイ 6.41インチ FHD+ (19.5:9 / Optic AMOLED)
サイズ 157.7×74.8×8.2 mm
重さ 182g
SIM Nano SIM
Dual SIM
メインカメラ 48MP (Sony IMX586) + 5MP
フロントカメラ 16MP Sony IMX471
バッテリー 3700mAh
USB端子 USB Type-C (USB 3.1 Gen1・Fast Charge 5V/4A)
ネットワーク FDD LTE: Band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/29/32
TDD LTE: Band 34/38/39/40/41
TD-SCDMA: Band 34/39
UMTS(WCDMA): Band 1/2/4/5/8/9/19
CDMA: BC0/BC1
GSM: 850/900/1800/1900 MHz

(詳しい仕様はこちら)

箱はOnePlus 7 Proと同じようなスタイルです。

箱

OnePlus 7 Proよりコストカットしているとはいえ、付属品はDASH Chargerにケーブル、クリアカバーケース、ステッカーとケチられていません。

本体には保護フィルムが貼り付け済みです。反射するタイプなので、アンチグレアの保護フィルムが欲しければミヤビックスさんのものがおすすめです。

充電器やステッカー

インカメラがノッチ部分にあることで、モーター式ポップアップカメラのOnePlus 7 Proよりも24g軽量な182gになっています。また、邪魔なエッジもなく、端はほぼ平らです。

ノッチといっても水滴型ですし、表示コンテンツへの影響は小さいです。

ディスプレイは6.41インチ FHD+のOptic AMOLEDで、Samsung製です。発色や視野角も問題なく、屋外でも見やすいです。

ノッチ付き

ノッチの表示は設定で変更でき、ノッチ部分にコンテンツを表示させないようにもできます。その場合はノッチ部分はスクリーンショットのように黒塗りになります。

ノッチ設定

OnePlus 6Tと違い、上部のフロントスピーカーが大きめになっています。

Dolby Atmosにも対応しており、スピーカーでもイヤフォンでも音楽を楽しめます。

最新バージョンでは「ドルビーアトモス」ではなく「Dolby Atmos」に名前が変わっています。

Dolby Atmos

下部スピーカーはフロントではなく底面にあります。片方はマイクで、写真の右側のほうがスピーカーになっています。

ちゃんと画面の向きに応じて左右のスピーカー出力が切り替わるので、どちら向きに持っても違和感のないステレオ再生ができます。

USB Type-CポートはUSB 3.1 Gen1対応で、高速なデータ転送が可能です。

充電は付属のDASH Chargerなら5V/4Aまで、USB PDでも最大5V/3A、実測4.7A/1.8A程度での充電に対応しています。

スピーカー

なんとOnePlus 7 Proと同じく、DisplayPort Alt Modeでの有線映像出力に対応しています。

モニター・ディスプレイ側が対応していればUSB Type-C to Type-Cケーブルで、対応していなくてもUSB Type-C to HDMIケーブルなどで画面を映せるようになります。

スクリーンレコードできないよう保護されたコンテンツは映せませんが、YouTubeやGoogleドライブに保存した動画などは問題なく映せます。

なお、Secure FlagをMagiskモジュール等で無効化してしまえばスクリーンレコードと同様、有線出力でも映せるようになります。

DisplayPort Alt Mode

OnePlus 7 Proと同じく、OnePlus 7でも指紋認証センサーは画面内に搭載されています。

背面カメラは48MP (Sony IMX586) + 5MPのデュアルカメラで、OnePlus 7 Proの48MP (Sony IMX586) + 8MP (望遠) + 16MP (超広角)トリプルカメラからはカメラ数や機能性が削られているものの、メインの48MPカメラはそのままです。

赤色は中国とインド限定で、フラッシュLEDの周りも赤色になっています。(OnePlus 7 Proの青色では普通の黒色です)

カメラの出っ張りはOnePlus 7 Proに比べて少し高くなっています。

背面

夜景の撮影もバッチリです。

底面にSIMトレイがあるOnePlus 7 Proと違い、正面左側の側面にSIMスロットがあります。

Dual SIM Dual Stundby対応で、対応LTEバンドは1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/29/32/34/38/39/40/41とかなり幅広く、日本を含む世界中で使えます。

DSDS

正面右側の側面には電源ボタンと、マナーモード・サイレントモードに切り替えられるアラートスライダー (3段トグルスライダー) があります。

画面操作なしに切り替えられるのは便利ですね。

スライダー

AOSPに近い見た目で多機能

OnePlus 7に搭載されているOSはグローバル版OxygenOSです。中国モデルではGoogle PlayストアがないHydrogenOSを標準搭載していますが、ショップ側でOxygenOSに変えられていることがほとんどです。

見た目はほとんどAOSPと変わりがありませんが、中身は別物と言って良いぐらいカスタマイズされており、一つのアプリを複製して使えるパラレルアプリやゲーム中の通知コントロールや性能調整ができるゲームモードなど様々な機能が搭載されています。

コストパフォーマンスに優れているXiaomiスマートフォンでは見た目も中身もAOSPからかけ離れているのでそのままでは使いにくいですが、見た目が似ているOxygenOSなら、他のスマートフォンからの乗り換えでも操作に困ることは少ないと思います。

ゲームモード

ジェスチャー操作も色々用意されており、ダブルタップで画面点灯、OやMを書いてアプリを起動、ナビゲーションバーをジェスチャー操作に変更するなど自分好みに設定できます。

ジェスチャー

ストレージはOnePlus 7 Proと同じく世界で初めて採用された次世代ストレージ、UFS 3.0 2-LANE採用で、ゲームアプリなどの読み込みも高速です。

AnTuTuベンチマークのスコアは368895でした。Snapdragon 855搭載なだけあって、6万円以上するOnePlus 7 Proとも互角のパフォーマンスを誇っています。

368895

 

OnePlus 7はAliExpressでは中国版8GB RAM + 256GBストレージが$436.99 (約4.6万円)~で販売されています。一部地域限定の赤色もあります。

グローバルROMを焼いた状態で届けてもらえるので、中国版とグローバル版でバンド構成に違いのないOnePlus 7では特に気にする必要があるところはありません。逆にグローバル版を買ってしまうと充電器がEUプラグになってしまうので、充電器を別途購入しないといけなくなってしまいます。

90Hz・QHD+のなめらかで美しいディスプレイやノッチのないすっきりとしたデザインが良い、という方にはOnePlus 7 Proがおすすめです。個人的にはもう2019年ベストバイと断言していいぐらいだと思っています。

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