Androidがブランドロゴ・カラーを一新しました。初期の頃から続くお菓子のコードネームが、Android 10からは廃止されることも発表されています。
わかりやすさ重視に
Androidでは1.5の頃から、Cupcake、Donut、Eclair、Froyo、Gingerbreadとアルファベット順にお菓子のコードネームが割り当てられており、Android 4.4ではコラボでKitKatになり、現在の最新安定版であるAndroid 9ではコードネームは「Pie」となっています。
毎年どのお菓子が選ばれるか噂が飛び交っていましたが、Androidが世界で広まるにつれて、アルファベット順だと言われないとどのバージョンが新しい方なのか分からない、という問題点が大きくなりました。また、「パイは一部の地域ではお菓子という分類に入らない」「マシュマロは一部地域でしか知られていない」という問題もあり、グローバルなOSであるAndroidにはそぐわない状況になりつつありました。
そこでGoogleは世界中の誰もが分かるよう、Android Qからはお菓子のコードネームは使わず、シンプルにAndroid 10と呼ぶことに決定しました。
また、ブランドカラーとロゴも刷新されます。
Androidロゴは2014年にリニューアルされていますが、緑色の文字は視覚障害者には特に読みにくい、ということもあり、今回の一新されたロゴでは文字は黒色になっています。
従来のロゴでは文字だけでしたが、Android Robot (通称ドロイド君) も描かれるようになりました。
数週間以内に公開されるAndroid 10の正式リリース版より、新しいロゴが使用されます。