期待のUMPC、CHUWI MiniBookはM.2 2242 SSD側でもブート可能。Chromebook化もできる!

当サイトで紹介するMODやアプリなどの内、システムファイルの改変やシステムに深く関わるものはroot化やリカバリが必須となります(root化の必要なしと明記している場合は除く)。導入は自己責任で行ってください。また、技適の無い機器の使用は自己責任です。

MiniBook

CHUWI MiniBookのM.2 2242 SSD側にWindowsやAndroid x86などをインストールできるか試してみました。Windows以外ではタッチが動作しませんが、Chromium OSもインストールできちゃいます。


初期状態では画面回転とタッチ不可

CHUWI MiniBookは8インチのディスプレイを搭載した超小型のUMPCで、Intel m3-8100Y / Celeron N4100搭載の2つのモデルがあります。

量産前のサンプル品としてCeleron N4100搭載をいただいたので、下記記事でレビューしています。

UMPCとしては珍しく、CHUWI MiniBookにはM.2 2242 SSDを増設できるスロットが用意されています。

そこで内部ストレージのeMMCではなく、M.2 2242 SSD側にOSをインストールして起動できるか試してみました。

今回使ったのはTranscend 120GB M.2 2242 SATA-III 6Gb/s TS120GMTS420Sです。Celeron N4100搭載モデルではSATAのみ、m3-8100Y搭載モデルではNVMe / SATA両対応となっているので、購入する際は注意してください。

m3-8100Y搭載モデル向けにはLexar M.2 2242 NVMe SSD 256GB/512GBが安めなのでおすすめです。

M.2 2242

まずはWindows 10ですが、M.2 2242 SATA SSD側にもインストールし、起動できました。

ただ、ドライバーが足りない影響でインストール開始時に画面が90°回転してしまい、タッチ操作もできなくなるため、そのままだと操作がかなり難しくなります。

本体のOFNマウスでは操作がしにくいので、別途USBマウスを付けた方が良いでしょう。

Windows

初期状態で足りないドライバーは

  • FocalTech Fingerprint reader
  • KMDF HID Minidriver for Touch I2C Device
  • Bosch Accelerometer

の三つです。まだリカバリー用イメージが公開されていないので、バックアップを忘れると手に入れる手段がなくなってしまいます。サンプル機に入っていたドライバーはここからダウンロードできます。

私の場合はひとまずマウス操作でインストールを進めた後、ドライバーをコピー→PowerShellスクリプトで一括インストールしましたが、インストール途中で「ドライバーの読み込み」で読み込ませてもOKです。

ドライバーをインストールして再起動すれば、ちゃんとタッチ操作や指紋認証、画面回転もできるようになります。

SATA SSDのCrystalDiskMark 6.0.2でのベンチマーク結果は以下の通りです。標準搭載のeMMCよりは全体的に高速です。

SATA

謎のWindows 10 Proキーを使おうか…と思っていましたが、インターネットにつなぐだけでWindows 10 Homeのライセンス認証がされました。

次にAndroid x86とChromium OS、Ubuntu 18.04・19.10を試してみました。

Android x86はちゃんと動作しましたが、やはり画面が横向きで、タッチスクリーンが動作しないのでホーム画面にたどり着くまでだけでも大変です。Wi-Fiやサウンドは動作していますが、タッチ操作できないAndroidは使いどころが微妙です…。

Android

Ubuntu 18.04と19.10では、セーフグラフィックスモードだと起動や画面の表示ができました。これも画面の回転とタッチ操作ができないですが、silead_tsドライバーを組み込んだり、このスクリプトを参考にパッチを当てたりすれば使えそうです。

CHUWIとしてはUbuntuを正式にサポートし、メインストリームのシステムに合わせることでタッチ操作以外の基本的な機能は動作確認できた、とのことなので、一般販売向けの機体ができる頃には公式イメージも公開してもらえるかもしれません。

現状のサンプル機ではインストールに進もうとすると、ファイルのコピーの段階でエラーが発生してしまい、インストールできませんでした。

 

Chrome OSのオープンソース版、Chromium OS (CloudReady) では、画面が右向きでタッチ操作はできないものの、設定で向きを変更できました。

Ubuntuと異なり、インストールも完了できました…が、インストール先が選べないためeMMCのほうにインストールされてしまいました。

ネットワークにBluetooth、ステレオスピーカー、画面の明るさ調整、キーボードにOFNマウスなど大部分は動くため、一度画面を90°の向きに設定さえしてしまえば、Chromebookのように使うこともできます。

Chromium OS

Chromium OSはLinuxコマンドを実行できる環境も整っており、システムも弄れるなど非rootのAndroidよりも自由に操作できます。

システムを弄る場合、Developer Modeで制限を解除しないといけませんが、CloudReadyの場合は設定→About CloudReady→チャンネルを変更でDevにするだけで、Developer Modeに切り替えられます。

Developer Mode

Koruriフォントを追加したかったので、システムを弄ってフォントファイルを追加することにしました。

まずCtrl + Alt + Fn + F2でDeveloper Consoleに入り、ユーザー名chronos (パスワードを聞かれたらchromeと入力) を入力します。Consoleから出たいときは、Ctrl + Alt + Fn + F1を押します。

sudo suと実行すればroot権限でコマンド実行できるようになるので、disable_verityを実行します。これで書き込み制限が解除されます。実行前にリマウントしようとすると、mount: cannot remount /dev/dm-0 read-write, is write-protectedというエラーが出てしまいます。

一旦再起動した後、追加したいフォントをダウンロードして展開しておきます。wget等で保存しても構いません。

Ctrl + Alt + Fn + F2でDeveloper Consoleに入り、chronosでログイン→sudo suを実行したら、

mount -o rw,remount /
mv /home/chronos/user/Downloads/Koruri-20180915/*.ttf /usr/share/fonts/croscore/
fc-cache -fv

というように実行してフォントファイルをコピーし、フォントキャッシュを更新します。

Developer Console

これで設定→デザインで追加したフォントを選べるようになります。

システムフォントも変更したい場合は/etc/fonts/local.confの編集も必要になります。

フォント設定

10万円クラスのOneMixシリーズと違って、4万円台から購入できるCHUWI MiniBookだと気軽に遊びやすいので、いろいろOSを入れ替えて使ってみてはいかがでしょうか。

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