【規格違反】Anikks 60W MagSafe 2 + USB Type-C充電器レビュー

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【規格違反】Anikks 60W MagSafe 2 + USB Type-C充電器レビュー

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Anikks 60W MagSafe 2 + USB Type-C充電器をいただきました。

Apple純正風デザインは地雷

Anikks 60W MagSafe 2 + USB Type-C充電器は、昔のMacBookに使われていたマグネット式のMagSafe 2と、USB Type-C・USB PD 18W出力ができます。

Anikks 60W MagSafe 2 + USB Type-C充電器
サイズ 約76 x 76 x 30 mm
重さ 約180g
USB Power Delivery出力 商品説明:5V/3A、9V/2A、12V/1.5A
実際のPDO:5V/2.39A、9V/2.15A、12V/1.51A
ポート数 MagSafe 2 x1
USB Type-C x1

充電器本体にMagSafe 2ケーブルが一体となっています。

ケーブル一体型

MagSafe 2は60W出力ですが、USB Type-Cポートは18W出力までです。

2ポート

通電中はLEDが青く点灯します。

LED

「PSE CE FCC ROHS等の認証を取得済み」と書かれていますが、実際はありません。

PSEマークは…

違反のオンパレード

Cold Socket (非Vbus Hot) –

USB Type-Cの規格では、機器が接続されたことを確認してからVbusに電圧をかけるよう定められています。

この充電器は機器が接続されていない状態でもVbusに電圧をかけており、規格違反の動作をしています。

Vbus Hot

PDO –

仕様とTotal Phase USB Power Delivery Analyzerで確認した実際に通知されているPDOは一致しませんでした。

電流値がすべて仕様と異なっています。

接続した時点で下記のPDOを通知していたため、Split PDOではありませんでした。

PDO

高速充電規格 – ×

USB PD以外の急速充電規格に対応しているので、規格違反となります。

QC対応

過電流防止機能 – 

12VのPDOでは、3.6Aで出力がシャットダウンされました。

電圧が下がり続けることで最大W数を超えないようにはなっていますが、定格が1.5Aであることを考えると3.6Aまで出力できてしまうのは良くありません。

シャットダウン

Apple純正に似せたデザインの充電器はやはり地雷でした。

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