UMIDIGI Xに無料で付いてきた、UMIDIGI初の完全ワイヤレスイヤホン、UMIDIGI Upodsをレビューします。
典型的な安物BTイヤホン
UMIDIGI UpodsはBluetooth 5.0対応の完全ワイヤレスイヤホンです。
micro USBケーブルとイヤーピース2種類が付属しています。説明書には機械翻訳の日本語も入っています。
Upodsケースは600mAhバッテリー搭載で、充電はmicro USBケーブルを使って行います。
他社の完全ワイヤレスイヤホンと同じく、イヤホンをケースにしまえば自動でイヤホンへの充電が始まります。
FCC、CE認証などはパッケージ側面には書かれていますが、本体には認証マークや仕様については何も書かれていません。もちろん技適マークもありません。
見にくいですが、ケースのバッテリー残量は真ん中当たりのLEDで把握出来ます。
高音と低音どちらもしっかり出ていて、少し高音のほうが大きい印象です。コーデックはSBCのみ対応ですが、音楽再生用途だけなら十分です。
ただ、接続の安定性に難があり、特に右側イヤホンがすぐ途切れて切断されたり、音飛びしたりします。
耳を手で覆うだけで切断されてしまう、という安物のBluetoothイヤホンによくある問題を抱えているため、口が裂けてもUpodsのコスパが良いとは言えません。
また、致命的な問題として「LとRの設定が逆になっている」というものがあり、右チャンネルの音が左から、左チャンネルの音が右から聞こえてきます。そのため、例えばドラマ等を見ているときは人が左から歩いてきたのに足音は右から聞こえる、というような不自然な状態になります。
接続の際の音声が「コネクティーッド…」と気怠そうな低音ボイスなのも残念ポイントです。素直に効果音にしておけば良いのに…。
私の場合UMIDIGI Xに付いてきたので「0円で音がそれなりに聞こえるならまぁ…」という感じですが、これを単体で買うのは全くおすすめできません。
Upodsを買うぐらいなら、$2足してXiaomi Redmi Airdotsを買うべきです。通勤ラッシュの電車や梅田でもほぼ途切れず、音質も良くてバッテリー持ちも素晴らしく、安い中国版でも中国語ではなく効果音で接続・切断を知らせてくれるので、千円台で完全ワイヤレスイヤホンが欲しいならRedmi Airdotsを買っておけばまず間違いありません。