スマートフォンとしては最大級、1億800万画素 (108MP) のカメラを搭載したXiaomi Mi Note 10を購入しました。
世界初の108MPを5.4万円で
Xiaomi Mi Note 10はグローバル向けとして史上初の108MPカメラを搭載しており、これまでの48MPや64MPを大きく引き離す画素数となっています。108MPのメインカメラ以外にも望遠・超広角・マクロの5眼カメラなため、コレ一つでさまざまなシーンに対応できます。
最高級のカメラ性能を備えつつもSoCはゲーミング用途向けのSnapdragon 730Gや6GB RAMを搭載しているため、普段使いの操作も快適です。
Mi Note 10 | |
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OS | Android 9 |
RAM | 6GB |
ストレージ | 128GB |
プロセッサ | Snapdragon 730G |
ディスプレイ | 6.47インチ FHD+ 2340 x 1080 |
サイズ | 157.8 x 74.2 x 9.7mm |
重さ | 208g |
SIM | Nano SIM Dual SIM |
メインカメラ | 108MP + 12MP (短望遠) + 5MP (長望遠) + 20MP (超広角117°) + 2MP (マクロ) |
フロントカメラ | 32MP |
バッテリー | 5260mAh |
USB端子 | USB Type-C (30W) |
ネットワーク |
GSM: B2/B3/B5/B8 |
Mi Note 10はMi CC9 Proのグローバル版という位置付けです。内蔵バッテリーにPSEマークが付いており、2020年のXiaomi 日本進出時にはおそらくMi Note 10が販売されることになると思います。
Mi Note 10には透明なソフトカバーや充電器が付属しています。
付属しているのはEUプラグの30W急速充電器で、GearBestのおまけで付いてくるUSプラグ変換アダプターを使えば日本でも使えます。
Mi Note 10のバッテリーは2日以上持つという5260mAhですが、30W急速充電するとたった65分で100%充電できます。
保護フィルムは付属していないので、欲しい方はミヤビックスさんの保護フィルムを買いましょう。
6.47インチ FHD+ AMOLEDディスプレイは水滴型ノッチ付きで、下部のベゼルも少し小さめになっています。
フロントカメラは32MPのものを搭載しています。
ノッチを隠すオプションが「ステータスバーを動かさず隠す」「ステータスバーを動かして隠す」の2種類用意されているので、動画などにノッチが被るのが嫌だ、という人も安心です。
平面ディスプレイを搭載することが多かったXiaomiですが、Mi Note 10では残念ながら曲面ディスプレイを搭載してしまいました。
OnePlus 7 Proと比べると若干カーブが急です。通常の保護フィルムでは曲面部分まで覆えませんが、ミヤビックスさんのOverLay FLEXならすべて覆えます。
指紋認証は画面内のセンサーで行います。realme X2 Proのように白色タイプのセンサーが使用されており、認証はかなり高速です。
画面がオフの時でも指紋認証アイコンを表示させることができるため、電源ボタンを押すことなく指紋認証するだけで画面を点灯&ロック解除できます。
背面も端が曲面になっており、光が当たると黄色~赤色っぽく反射します。
ミドルレンジでは珍しいLTE B19対応
XiaomiスマートフォンではハイエンドモデルだけLTE B19などのプラチナバンドに対応していることが多かったのですが、日本進出の準備のためか今回はミドルレンジモデルであるMi Note 10でも対応することになりました。
GSM: B2/B3/B5/B8
WCDMA: B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19
FDD-LTE: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B18/B19/B20/B26/B28
TDD-LTE: B38/B40
とかなり対応バンドが幅広く、docomoやSoftBankではCAを使わない分にはバッチリ、auでもLTEバンドだけなら概ねOKという状態です。
nano SIM、DSDS (Dual SIM Dual Stundby) 対応です。
5眼カメラでマクロもズームも
Mi Note 10の最大の特徴である「108MP5眼カメラ」は108MP + 12MP (短望遠) + 5MP (長望遠) + 20MP (超広角117°) + 2MP (マクロ) とかなり豪華な構成です。
通常は望遠レンズは一つのタイプだけ搭載されていることが多いのですが、Mi Note 10では短望遠 (2倍光学ズーム)・長望遠 (10倍ハイブリッドズーム) の二種類を搭載していることで、ズーム時の劣化を抑えられているほか、各レンズを合わせた50倍ものデジタルズームも可能となっています。
さすがに50倍ズームの写真を等倍で表示すると荒っぽいですが、縮小して表示させてみるとなかなかきれいに見えます。
マクロモードも2MPの専用カメラのおかげで近くによっても問題ありません。
通常は約27MPのモードで撮影することになりますが、108MPそのままで撮影することもできます。その場合27MPモードよりも若干発色が悪くなり、ファイルサイズも1枚で20MB以上とかなり大きなサイズになります。
特にポートレート撮影でフォーカスが甘いことがあったりHDR処理に5秒 (バックグラウンドですが) かかったり、と若干最適化が済んでいないところもありますが、全体的には満足のいくレベルです。GoogleカメラはGCam-6.2.030_Arnova8G2_Urnyx05-v2.0.apkが動作したのですが、Mi Note 10向けに最適化されたビルドが出てくればさらに化けると思います。
Mi Note 10で撮影した写真はGoogleフォトに保存しています。
有線も無線イヤホンもバッチリ
底部にはUSB Type-Cポートのほか、3.5mmイヤホンジャックも搭載されています。
有線イヤホンで楽しめるのはもちろん、Bluetoothコーデック対応もバッチリで、AAC/LDAC/aptX/aptX-HD/aptX-adaptiveに対応しています。aptX-adaptiveに対応したイヤホンはまだ少ないですが高音質・低遅延モードを選んで使えるようになるため、できるだけ低遅延な環境が欲しいという方にはおすすめです。
Xiaomi Airdots Pro 2などが採用している「LHDC」にも対応しているようです。
ハイエンドに引けを取らない便利機能
ハイエンドとミドルレンジモデルの差別化にはソフト面で優劣を付けさせることがありますが、Mi Note 10はハイエンドモデルと比べてもあまり削られたところがありません。
ゲームモードはMi 9から引き続き搭載されており、タッチレスポンスた連続タップへの感度、コントラストといった項目を調整でき、ゲームプレイ中のネットワーク最適化も行ってくれます。
タップして起動のジェスチャー操作はもちろん、ライトをオンにしたりGoogleアシスタントを起動しやすくしたりするボタンショートカットも可能で、好きなように設定できます。
AOD (Always On Display・アンビエント表示) では時計のスタイルやデザインなどを変えたり、時間によってオンオフしたりできます。細かな所ですが、Google Pixelシリーズと違って日付表記が「11月10日日」のように日と曜日が重なる表示にはなっていない、というのも嬉しいポイントです。
通知がきた際、画面を点灯する以外に端を光らせることもできます。
AnTuTuベンチマーク v8のスコアは257731で、ミドルレンジモデルでありながらSnapdragon 835に迫る性能を誇っています。
これまでカメラ性能が良いものはハイエンドモデルばかりでしたが、Mi Note 10は108MP 5眼カメラを載せつつ5.5万円と比較的安めなので、「カメラは良いものが欲しい、でもCPU性能はそこそこで良い」という方におすすめです。
現在GearBestにてグローバル 6GB RAM + 128GBストレージ版が販売されており、価格は$449.99です。クーポンGBXMNT10BF
にて$437.85で購入できます。
11月30日まで、Mi Note 10を買うとMi Band 4が$9.99で買えるキャンペーンが行われているので、ぜひこの機会にGearBestで購入してはいかがでしょうか。Mi Band 4は電池持ちが20日以上とかなりよく、軽量なのに必要十分な機能を備えている最高クラスのスマートバンドなのでおすすめです。
MIUIのアップデートにより、グローバル版でも技適マークが表示されるようになったため、もはや日本で買わなくても済むようになりました。