CHUWI様より、CHUWI UBook Pro N4100版を貸し出していただきました。
お絵かきもできる軽量2 in 1 PC
CHUWI UBook ProはIntel Core m3-8100Y・Celeron N4100、8GB LPDDR3 RAM、256GB SSDを搭載した、2 in 1スタイルのノートPCです。
12.3インチFHDディスプレイを搭載しており、スタイラスペンでの4096段階の筆圧検知にも対応しているため、タッチ操作だけでなく絵やメモを書く用途でも便利に使えます。
CHUWI UBook Pro | |
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OS | Windows 10 Home |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB SATA SSD |
プロセッサ | Intel m3-8100Y / Celeron N4100 |
ディスプレイ | 12.3インチ 3:2 1920 x 1280 10点マルチタッチ 4096段階筆圧検知・スタイラスペン対応 |
バッテリー | 5000mAh (USB PD対応) |
サイズ | 292.2 x 207.9 x 9.9mm |
重さ | 約780g (実測777g) |
フロントカメラ | 2MP |
リアカメラ | 5MP |
端子 | USB Type-C (DisplayPort Alt Mode映像出力対応) x1 USB Type-A (USB 3.1 Gen1) x2 HDMIポート x1 microSDカードスロット x1 3.5mmイヤホンジャック x1 DCポート x1 |
CHUWI UBook Proは別売りのキーボードを付けるとノートパソコンスタイルで使用できます。
残念ながら公式キーボードは英語キーボードしか選択肢がありません。
MiniBookのような変態配列ではなく普通のキーボードと同じような配置になっているため、入力ミスは起きにくいです。MiniBookより光漏れが少ないバックライト付きで、暗い場所でも打ち込みやすいです。
タッチパッドが付いているため、トラックポイント型のものより操作しやすくなっています。
キーボードはMicrosoft Surfaceのタイプカバーとほとんど同じで、キーを押すと多少たわみます。
本体裏面に付いているU字型のスタンドは145°まで動かせます。
最大まで広げるとUBook Pro単体でイラストを書くなどペン操作をやりやすい角度になります。
CHUWI HiPen H5でのペン操作については別の記事で紹介します。
回転センサーが付いているため、縦向きで使うことも出来ます。
豊富なポートでUSB PDにも対応
CHUWI UBook Proはデータ転送から映像出力まで、必要十分なポートを備えています。
Surfaceだと独自の端子でわざわざ専用の充電器を持ち歩かないといけませんが、UBook ProはUSB PD対応のUSB Type-Cポートを採用しているため、他のスマートフォンやノートパソコンと共用の充電器・ケーブルを使えます。
本体右側面にUSB Type-C、USB Type-A (USB 3.1 Gen1)、Micro HDMIポート、DCポートがあります。
USB Type-CポートはもちろんDisplayPort Alt Modeでの映像出力に対応しているため、USB Type-CポートのあるモニターならUSB Type-C to Type-Cケーブル、他のモニターならUSB Type-Cハブを使うことでモニターに映像を映せます。
4KモニターがないのでQHDモニターに映してみましたが、とくに映像の乱れなどなくスムーズに使えました。外ではノートパソコンスタイルで使い、家ではデスクトップ的に使う、ということもできますね。
なお、付属の充電器は12V/2AのAC/DCアダプターです。PSEマークもあります。
左側には3.5mmイヤホンジャックとUSB Type-A (USB 3.1 Gen1) ポートがあります。両側とも高速なUSB 3.1 Gen1なのは良いですね。
上部には電源ボタン・音量ボタンのほかmicro SDカードスロットがあります。CHUWI UBook Proには拡張スロットがないため、ストレージの拡張はmicro SDカードで行うことになります。
フロント、リアどちらにもカメラが付いており、Web会議やメモ撮影もこれひとつで済ませられます。
裏面下には技適マークがあり、ちゃんと認証番号や注意書きも書かれています。MiniBookでは不完全な表記 (国内企業だと回収騒ぎになるところ…) でしたが、これなら安心ですね。
5.6時間持つバッテリー搭載で777g
CHUWI UBook Proは厚み9mm、重さ777gとスリムかつ軽量ですが、バッテリーは約38Whのものを搭載しています。
バッテリーベンチマークソフトBBench (キーストロークあり、60秒ごとのウェブ巡回) にて、高パフォーマンス・明るさ50%・キーボードバックライト点灯の状態で残量100%→5%までの電池もちを計測すると、約5.6時間持つという結果になりました。BBenchの仕様上ブラウザのタブが際限なく開かれ、CPU使用率が100%になることがある状態で5.6時間なので、休み休み使うような使い方だともっと長持ちすると思います。
キーボードカバー込みだと1.094kgですが、それでも普通のノートパソコンと変わらないか軽いレベルです。
PCMark 10でのベンチマーク結果は1502でした。私が愛用している、購入当時7万円ほどで売られていたCore i5-6200U + NVIDIA GeForce 940MX搭載のMi Notebook Airだとスコア2063なので、格安ながらも善戦しています。
PCMark 10はWeb会議やスプレッドシート操作などオフィス系の使い方をシミュレートしてスコアが計測されるベンチマークで、スコア1500もあれば十分快適に使えるレベルです。もちろんゴリゴリの3Dゲームをするにはパワー不足ですが、N4100にそれを求めるのは酷でしょう。
内蔵ストレージはSATA SSDで、CrystalDiskMark 7.0.0での計測結果によると読み込み速度がシーケンシャルアクセス1M Q8T1で282.53MB/s、書き込み速度はランダムアクセス4K Q1T1でも52.76MB/sに達するなど、eMMCとは大きく差が出ています。
CHUWI UBook Proはコストを抑えつつも普段使いで困らない程度のスペックは欲しい、という方におすすめです。