Vankyo MatrixPad Z4 PRO レビュー。1万円、10インチタブでAndroid 9搭載

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Vankyo様より10.1インチタブレット、Vankyo MatrixPad Z4 PROをいただきました。


使い潰せる激安10インチタブ

Vankyo MatrixPad Z4 PROは1万円という低価格ながらも10.1インチの大画面を搭載したタブレットです。OSは新しめのAndroid 9.0搭載なので、激安端末にありがちな「OSが古すぎて非対応アプリが多い」ということがありません。

Vankyo MatrixPad Z4 PRO
OS Android 9.0
RAM 2GB
ストレージ 64GB
プロセッサ Rockchip RK3326
ディスプレイ 10.1インチ HD 1280 x 800
サイズ 250 x 171 x 7.6 mm
重さ 530g (実測520g)
SIM
メインカメラ 8MP
フロントカメラ 2MP
バッテリー 4500mAh
USB端子 micro USB

日本語の説明書と充電器 (PSEマークあり)、micro USBケーブルが付属しています。

充電器とケーブル

タブレットの画面保護シートにも丁寧に日本語で説明が書かれていました。

日本語説明

ブートロゴは青い背景色という珍しい色合いです。

Amazonの製品画像ではベゼルが細く描かれていますが、実物は太めです。タブレットではベゼルが太い方が持ちやすいので良いですが…。

君写真と違わない?

保護ガラスはあるようですがまともなアンチグレアフィルムがないようなので、ミヤビックスさんにアンチグレアフィルム「OverLay Plus」を作成していただきました。

HDディスプレイ

フロントカメラにもぴったり合わせた切り込みで、端から端まですべてカバーできます。

フロントカメラ

指紋が目立たず指滑りも良いので、操作性がかなり良くなります。10インチタブレットだと特に自分の顔が映り込んだり照明が反射して見にくくなったりしますが、アンチグレアフィルムなら反射を防止でき、より見やすくなります。

HD解像度なので特に文字などは粗っぽく見えますが、少し遠目に見ればそれほど気になりません。

どうしてもフルHDでないと嫌だ、という方はVankyo Z10のほうがおすすめです。

HD

画面の明るさや視野角は問題ありません。明るさの自動調整には対応していないため、自分でクイック設定から調整する必要があります。

視野角

メモ用カメラあり

格安ながらも、前面にも背面にもカメラが搭載されています。

フロントカメラでビデオ会議をして、リアカメラではメモ用の写真を撮る、というような使い方が出来ます。

背面

写真 (元ファイルはこちら) は暗い場所などで若干紫色っぽく映ることがあるのですが、ちょっとした記録用途ならこのレベルで問題ないでしょう。

写真

黒色で見えにくいのですが、背面下部に技適マークが描かれています。ただし、実際にR 210-128855としてShenzhen VanTop Technology & Innovation Co., Ltd.が技適取得しているにもかかわらず、番号を製品本体やソフトウェア上で表示していないため無効な表記となってしまっています。

将来的にOTAアップデートで修正する予定とのことです。

技適マーク

ステレオスピーカーだが…

下部にはステレオスピーカーがあり、見かけだけでなくちゃんと左右のチャンネルが分かれて聞こえます。低音が弱いということもなく、動画視聴に十分な音質なのですが「左右のチャンネルが逆」という問題があります。

VANKYOロゴの通りの向きで持つと、右側のスピーカーから左チャンネル、左側のスピーカーから右チャンネルの音が再生されてしまうため、ドラマやゲームなどでは違和感を感じます。幸いなことに左右のチャンネルは画面の向きと連動しないタイプなので、上下逆に画面回転させれば正しく再生されるようになります。

この問題は将来的にOTAアップデートで修正する予定とのことです。

ステレオスピーカー

なお、ストレージは64GBですが上部にmicroSDカードスロットがあるため、容量の大きい動画を保存しておきたいという人も安心です。

3.5mmイヤホンジャックもあるので、有線イヤホンで楽しむことも出来ます。

microSD

重さは520gです。

520g

GoogleアプリのみのシンプルOS

プリインストールアプリはChromeやYouTubeなど、Google系のアプリのみです。

プリインストールアプリ

ナビバーのボタンの数が増やされていて、音量の調整やスクリーンショット撮影ができるようになっています。

スクリーンショットは○秒後に撮影するというオプションも用意されているのですが、撮影ボタンを押したら普通に撮影され、さらに指定した秒数をカウントダウン後にまた撮影する、という力業な実装をされています。

スクリーンショット

AnTuTuベンチマーク結果は43100でした。動作はもっさりしていますが、動画再生はスムーズにできます。

AnTuTu

しっかり保護できる専用ケースも

別売りにはなりますが、Vankyo MatrixPad Z4 PRO専用の保護ケースも販売されています。

こちらも日本語説明書付きです。

日本語説明書

マグネットで閉じるタイプとなっており、タブレットがずり落ちるのを防ぐマジックテープもあります。

背面カメラもちゃんと穴があいているため、ケースを付けたままでも問題なく使えます。

カメラ穴

角度は3段階ほどで調整できるので、好みの角度で動画視聴などができます。

動画視聴

Z4 PRO用ケースを購入する

1万円という激安価格なので多少粗っぽく使っても気にならないですし、持ち歩き専用にしたり子供に遊ばせたりする用途に向いています。

Amazonでは14,880円で販売されており、2019年12月21日現在3,000円オフクーポンが配布されているため11,880円で購入できます。

ちなみに、不具合やクレームなどは日本公式Twitterアカウント (@VankyoJ) でも受け付けてもらえるそうです。

Vankyo MatrixPad Z4 PROを購入する

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