Shanling UP4 Bluetoothヘッドホンアンプレビュー。aptX LLにLDAC、HWAまで幅広く対応

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Shanling UP4 Bluetoothヘッドホンアンプレビュー。aptX LLにLDAC、HWAまで幅広く対応

HifiGo様よりShanling UP4 Bluetoothヘッドホンアンプをいただきました。

多彩なBTコーデックで高音質を

Shanling UP4はESS ES9218P x2にQualcomm CSR8675を採用した小型なBluetoothヘッドホンアンプです。

対応しているBluetoothコーデックはLDAC, HWA LHDC, aptX HD, aptX Low Latency, aptX, AAC, SBCと、現在使われているほぼすべてのコーデックに対応しており、どんなスマートフォン・DAPでも最適なコーデックを選んで接続できます。

Shanling UP4
Bluetooth Bluetooth 5.0
チップ Qualcomm CSR8675
ESS ES9218P x2
対応Bluetoothコーデック LDAC, HWA LHDC, aptX HD, aptX Low Latency, aptX, AAC, SBC
端子 3.5mmイヤホンジャック x1
2.5mm バランス端子 x1
USB Type-C x1
出力 91mW@32Ω (SE)
160mW+160mW@32Ω
サイズ 60 x 36 x 13.5 mm
重さ 37g (実測38.1g)

Shanling UP4は指でつまめる超小型サイズで38gと、かなりコンパクトです。

側面はメタル、正面と背面は角が丸まったガラスとなっています。

NFC

正面にはNFCが搭載されており、スマートフォンと簡単にペアリングできます。

接続の手間がかなり削減されるので良いですね。

NFCペアリング

背面にはHi-Res AUDIOのロゴがあります。

背面

右側面にあるのは電源ボタン・音量調整ホイールを兼ねたマルチファンクションボタンです。

くるくる回して音量調整できるので、タッチ操作タイプのものより調整しやすいです。

  • 1回押す…再生・一時停止
  • 2回押す…次の曲へ
  • 3回押す…前の曲へ
  • 4回押す…音声アシスタント

ボタン

上部には3.5mmイヤホンジャック、2.5mm バランス端子、モードボタンにマイクがあります。

マイクはKnowles SiSonicが採用されており、第8世代cVcノイズキャンセリングに対応しているため音声通話時によりクリアに聞こえるようになります。

モードボタンを1回押すと現在のアンプゲイン設定がLEDで表されます。

アンプゲイン:

  • 青色…Low gain mode
  • 緑色…High gain mode
  • 黄色…Boost mode

2回押すとアンプゲインのモードを変更し、3回押すとDACのデジタルフィルターを切り替えられます。

デジタルフィルター

デジタルフィルター:

  • 青色…Linear phase fast roll-off
  • 緑色…Linear phase slow roll-off
  • 紫色…Minimum phase fast roll-off
  • 緑色…Minimum phase slow roll-off

イヤホンジャック

下部にはUSB Type-Cポートがあります。書かれているとおりUSB DACとして使用することもできるようになっています。

入力は5V/1Aで、USB PDには対応しておらずUSB Type-C to Type-Aケーブルでないと充電できません。

バッテリーは550mAhで、15時間使用できます。

USB

付属品はクリップとUSB Type-C to Type-Aケーブル、説明書と保証書です。説明書は日本語も記載されています。

付属品

使用しているBluetoothコーデックはLEDインジケーターで分かります。

  • 青色…SBC
  • 水色…AAC
  • 紫色…aptX Low Latency, aptX
  • 黄色…aptX HD
  • 緑色…LDAC
  • 白色…HWA LHDC

スマートフォン側だと今何のコーデックを使っているのかいまいち分かりにくいことがありますし、接続状況が一目で分かるのは良いですね。

Bluetooth送信側の機器が対応している必要はあるものの、aptX Low Latencyに対応しているため音楽だけでなく、動画など遅延があると気になってしまうものを再生するときにも活躍します。

低遅延のaptX LLに高音質でAndroidスマホだと対応機器が多いLDAC、最新のHWA LHDCと幅広いコーデックに対応しているので、どんな機器と組み合わせてもベストなコーデックで使えます。

コーデック

Shanling UP4に搭載されているESS ES9218Pは、音質が良いことで知られているLG V30などにも採用されているチップです。

PCにUSB DACとして接続して聞き比べてみると、直接接続するよりも解像感が高まり、音の広がりが良くなった印象を受けました。

USB DAC

付属のクリップを使うとポケットや襟などに付けられます。ケーブルが短い有線イヤホンを鞄やポケットに入れたスマホ・DAPに繋ぐとちょっとしたことでイヤホンが引っ張られたり、落としてしまったりする危険性がありますが、Bluetooth接続した上でShanling UP4だけクリップで付けておけば余裕が生まれるので安心です。

最近では大多数のスマートフォンで3.5mmイヤホンジャックが廃止されていますし、ダサい変換アダプターを使わずに有線イヤホンを使うにはShanling UP4はうってつけです。

クリップ

コンパクトで高性能なBluetoothヘッドホンアンプが欲しい方にShanling UP4はおすすめです。

Shanling UP4はHifiGoにて$99.99で販売されています。

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