Lenovo ThinkPad X1 Carbon (2019)レビュー。A4サイズで1.08kgの軽量14インチノート

ディスプレイ

Lenovo ThinkPad X1 Carbon (2019) を購入しました。


14インチ大画面なのに軽量A4サイズ

今回私が購入したLenovo ThinkPad X1 Carbon (2019) はIntel Core i7-10510U、16GB メモリ、256GB PCIe-NVMe SSD、14.0型FHD液晶搭載モデルです。

14インチでありながらもA4用紙より少し大きい程度のサイズで、重さは約1.08kgと軽めです。

Lenovo ThinkPad X1 Carbon 7th Generation
OS Windows 10 Home / Pro
メモリ 8GB LPDDR3 2133MHz (オンボード)
16GB LPDDR3 2133MHz (オンボード)
ストレージ 256GB ソリッドステートドライブ (M.2 2280) OPAL対応
256GB ソリッドステートドライブ (M.2 2280, PCIe-NVMe) OPAL対応
512GB ソリッドステートドライブ (M.2 2280, PCIe-NVMe) OPAL対応
512GB ソリッドステートドライブ + 32GB インテル Optane メモリー (M.2 2280, PCIe-NVMe)
1TB ソリッドステートドライブ (M.2 2280, PCIe-NVMe) OPAL対応
2TB ソリッドステートドライブ (M.2 2280, NVMe) OPAL対応
プロセッサ Intel Core i5-8265U
Intel Core i7-8565U
Intel Core i5-10210U
Intel Core i7-10510U
ディスプレイ LED バックライト付 14.0型 UHD DOLBY Vision IPS液晶 (3840 x 2160)
LED バックライト付 14.0型 WQHD IPS液晶 (2560 x 1440) 、光沢なし
LED バックライト付 14.0型 FHD IPS液晶 (1920 x 1080)、光沢なし、ThinkPad Privacy Guard
LED バックライト付 14.0型 FHD IPS液晶 (1920 x 1080)、マルチタッチ対応(10点)、光沢なし
LED バックライト付 14.0型 FHD IPS 液晶 (1920 x 1080)、光沢なし
バッテリー 51Wh (USB PD 45W~65W対応)
サイズ 約323 x 217 x 14.95mm
重さ 約1.08kg (実測)
フロントカメラ 720p または 720p + IR
端子 USB 3.1 Gen1 x2
USB 3.1 Gen2 Type-C x2 (Thunderbolt3 対応)
HDMI x1
イーサネット拡張コネクター2 x1
3.5mmイヤホンジャック x1

外箱は黒と赤のコントラストが印象的です。輸送用段ボール箱の中に外箱を守る段ボール箱があり、その中にこの外箱が入っているという厳重っぷりで、中国工場からの輸送でも箱の角の潰れなどは一切ありません。

今回はコロナウィルスの影響もありましたが2020/02/15注文、2020/02/24出荷、2020/03/03到着という流れでした。

外箱

付属品は説明書と保証書に充電器だけ、とシンプルです。

付属品

付属充電器はUSB PD 45Wに対応しています。

なお、別売りの純正品として高速充電ができるUSB PD 65W充電器や、持ち運びに最適な超小型USB PD 45W充電器といったものがあります。

45W充電器

付属充電器は5V/2A・9V/2A、15V/3A、20V/2.25Aと表記されていますが、テスターで調べたところ実際は5V/3A・9V/3A、15V/3A、20V/2.25Aでした。3AになっているほうがUSB PD規格として正しいので良いですが、表記が違うのは気になるのでLenovoへ問い合わせ中です。

PDO

充電器がどう認識されているかはLenovo Vantageで確認出来ます。

100W

一応USB PD 100Wまでは認識するのですが、実際の充電は65Wまでで頭打ちとなるようです。

電力消費に負けずに充電するにはUSB PD 45Wが最低ラインとなっており、USB PD 65W充電器を使うことでより高速な充電ができるようになっています。

9V/2Aの18W充電器では充電できているように見えるものの消費に追いついておらず、9V/3Aの27W充電器を使ってバッテリー節約モードにしてようやく低速充電を始められるという程度なので、持ち運ぶ際は45W以上の充電器・モバイルバッテリーを使うようにしましょう。

純正品以外ではBaseus GaN 65W 3ポート充電器Innergie PowerGear 60CZendure SuperTank 27,000mAhなどがおすすめです。(USB Type-C製品のレビュー一覧はこちら)

65W

13型ボディに14型ディスプレイ

ThinkPad X1 Carbon (2019) は14インチのディスプレイを搭載していながらも、狭額縁のため他社13.3インチモデルと同じぐらいの本体サイズに収まっています。

ディスプレイ

A4用紙と比べても少し大きい程度で、見やすい大画面ながらも持ち運びの際にバッグに入れやすいサイズ感です。

これまで持ち運び重視で8.4インチのUMPC、OneMix 3 Proを使っていましたが、やはり快適な作業には12~14インチ画面が必要だと改めて感じました。

A4サイズ

IPSディスプレイで視野角も十分良く、斜めから見ても白っぽくなるようなことはありませんでした。

画面とフレームの段差が小さいため、ほこりが溜まることはあまりなさそうです。

FHD・WQHDディスプレイは光沢なし・アンチグレアですが、4Kディスプレイでは光沢ありになっているので選択する際は注意が必要です。

視野角

ディスプレイは180°まで自由に傾けられます。

180°

重さは1.08kg (今回の構成の場合) と14インチノートPCとしては軽い部類です。もちろん他社には1kg切りの製品はありますが、ポート数が少なかったりバッテリー容量が犠牲になったり、と一長一短なので、個人的にはThinkPad X1 Carbonが一番バランスが良いと思います。

1.08kg

使いやすいタッチパッドに生体認証

ThinkPadといえば赤ポチ…ですが、ThinkPad X1 Carbon (2019) のタッチパッドが高精度なおかげで使う機会が減るかもしれません。

反応が良く、ジェスチャー操作を設定すればページ操作などのキーボードショートカットを自由に動かすこともできます。

右・左・中央ボタンがタッチパッド上側にあるため、タッチパッドでのクリック操作が嫌だ・ホームポジションから動かずにクリックしたいという人も安心です。

厚み約14.95mmというボディでありつつもキーボードの打鍵感は悪くなく、個人的にはSurface Proのタイプカバーなどより好みのタイプです。Enterキーが大きめなのもグッドポイントです。

キーボード

一つ気になる点として「FnキーとCtrlキーの配置が一般的なレイアウトと違っている」ことがありますが、これはUEFI Setupにて「Fn and Ctrl Key swap」をOnにすれば変えられます。さすがにキートップは物理的に変わらないですが…。

UEFI

タッチパッド左上のほうにあるのはWindows Hello対応指紋認証センサーで、素早く認証してくれます。

Windows Hello

ディスプレイ上部にあるカメラで顔認証することもできます。

なんとThinkShutterと呼ばれる物理的なシャッターでインカメラを使えなくすることもできるので、プライバシーが気になる場面や相手に絶対に顔を見せたくない場合などに役立ちます。

カメラ

USB Type-C x2にHDMIポートも

ThinkPad X1 Carbon (2019)ではUSB3.1 Gen 1・HDMIポートのほか最大40 GbpsのThunderbolt 3・USB 3.1 Gen2対応のUSB Type-Cポートが2つ搭載されており、USBハブやドックを接続して拡張することができます。

VGAや有線LANポートといったポートは省かれていますが、今時のモニターは大抵HDMI対応ですし、USB Type-C接続するだけで有線LAN接続や電源供給などができるハブ・ドック一つに集約したほうが合理的です。

純正のUSB Type-Cハブだけでなく、市販のUSB Type-CハブHP Thunderbolt3ドック 120W G2なども問題なく使えます。

USB Type-Cポート

右側にもUSB3.1 Gen 1 (Powered USB 対応) のUSB Type-Aポートがあります。

電源ボタンは2in1のThinkPad X1 Yogaと共通になった都合上この配置になっていますが、蓋を開けずに電源を付けられるのでモニター接続して使う場合などに便利です。

USB Type-A

電源オンだと電源ボタンが光るほか、天板のThinkPadロゴの赤丸も光ります。

天板

バッテリー交換しやすい

ThinkPad X1 Carbonの地味に良いところが「バッテリー交換やSSD換装しやすい」ことにあります。

底面カバーは星型などではなく普通のプラスねじなので、簡単にドライバーで外せます。無意味な封印シールなどもありません。

底面

内部で使われているネジもプラスねじです。

SSDは黒いカバーで覆われていますが、取り外して交換できます。

バッテリーも純正品が販売されており、Lenovoに修理依頼せずとも交換できます。ThinkPadシリーズは人気なおかげで保守パーツが色々と販売されているので、時間が掛かるメーカー修理に出したくない場合自分で修理してしまうこともしやすい、というメリットがあります。

中身

スピーカーはDolby Atmos対応で、キーボード面にツイーター、底面にウーファーがそれぞれ2つあり、ノートPCとは思えないほど臨場感のある音声を楽しめます。

Dolby Atmos

9時間のバッテリー持ち

ThinkPad X1 Carbon (2019) はWindowsの電源モードによってファン速度や温度管理の挙動が変わるようになっています。

「高パフォーマンス」の状態ではファンが回ることがほとんどないのですが、「最も高いパフォーマンス」にするとCPU性能を最大限に発揮するようになり、ファンもフルスピードで回転するようになります。フルスピードであってもOneMix 3Proなどと比べるとかなり静かですし、静かな図書館などはともかくオフィスで使う分には気になりません。

JEITA2.0による計測では最大18.9時間バッテリーが持つとのことですが、「高パフォーマンス」の状態でウェブブラウザVivaldiを使ったりVS Codeでコーディングしたりしたところ約9時間持ちました。JEITA2.0は動画再生によって計測されるため、YouTubeや映画を見るのがメインだと公称値に近づくのだと思います。

 

PCMARK 10でのスコアは4304でした。他社ゲーミングノートPCに匹敵するレベルの性能を持っています。最大4GHzのCore i5-10210Yを搭載したOneMix 3 Proだとスコア3072でしたが、やはり最大4.9GHzのCore i7-10510Uと強力な冷却ファンの組み合わせは強いです。

CrystalDiskMark 7.0.0でのディスク速度のベンチマークでは以下のようになりました。高速なPCIe-NVMe SSDのおかげでスタートアップにいくつもプログラムを入れておいても高速に起動してくれますし、アプリの切り替えなどでもたつくことも一切ありません。

ディスク

 

ThinkPad X1 Carbonは見やすい14インチ画面なのに持ち運びしやすいサイズ・重さで、性能やバッテリー持ちも申し分なく、持ち運びやデスクトップ的な使い方どちらも快適にできるためとても満足度の高いノートPCです。

今回私は選びませんでしたが4Kディスプレイや4G LTE (WWAN) 対応にもカスタマイズできますし、自分の要望に合わせて調整できるのもThinkPad X1 Carbonの魅力的なところです。

ThinkPad X1 Carbon (2019) はLenovo公式ストアで購入できます。量販店などでも販売されていますが、自由にカスタマイズできてクーポンがよく配布されている公式ストアがおすすめです。

3/8現在、4/2までの注文で抽選で555名様 に圧力鍋やギフティプレモが当たる決算セール大抽選会も開催されています。

ThinkPad X1 Carbon (2019)

なお、第十世代CPUやDolby Atmosがいらない、という方は安くなった2018年モデルがおすすめです。

2018年モデル

ThinkPad特有のトラックポイントを他のPCや外出先でも使いたい、という場合ThinkPadのキーボードを無線キーボード化したThinkPad トラックポイント キーボード IIを使うという選択肢もあります。

トラックポイント キーボード II

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