RAVPower USB PD 65W充電器 RP-PC133をいただきました。
目次
USB PD 65W 2ポートなのにコンパクト
RAVPower USB PD 65W充電器 RP-PC133はUSB PD 65WのUSB Type-Cポートと最大18WのUSB Type-Aポートを搭載した2ポート充電器です。
USB PD 65Wという高出力ながらも軽量・コンパクトで、折りたたみ式プラグになっています。
RAVPower USB PD 65W充電器 RP-PC133 | |
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サイズ | 約55 x 55 x 31.5mm |
重さ | 120g (実測113.9g) |
USB Type-C出力 (65W) | 商品説明:5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、20V/3.25A 実際のPDO:5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、20V/3.25A |
USB Type-A出力 (18W) | 5V/3A、9V/2A、12V/1.5A |
ポート数 | USB Type-C x1 USB Type-A x1 |
RAVPower RP-PC133は窒化ガリウム「GaN」を採用しており、従来の充電器よりも小型化・軽量化されています。
約55 x 55 x 31.5mm・120gのボディにUSB PD 65WのUSB Type-Cポートと最大18WのQuick Charge対応USB Type-Aポートの2ポートを搭載しています。
iSmartロゴの上にLEDがあり、通電すると光ります。
プラグは折りたたみ式なので、持ち運びの際に周りの荷物を傷つけてしまう心配が少なくなります。
重さは実測113.9gでした。
Anker PowerPort III Nano (USB PD 18W)、Anker PowerPort Atom PD 1 (USB PD 30W)、Baseus GaN USB PD 65W 3ポート充電器と並べてみました。
プラグが折りたためず不便なAnkerの小型充電器と違って持ち運びやすいですし、壁のコンセントに挿す場合は縦長タイプよりRP-PC133のような形状のほうが安定しやすいです。
仕様は底面に書いてあります。
スマホ充電器におすすめ
Cold Socket (非Vbus Hot) – ○
USB Type-Cの規格では、機器が接続されたことを確認してからVbusに電圧をかけるよう定められています。
この充電器は機器が接続されていない状態ではVbusに電圧をかけておらず、規格に適合した動作をしています。
Bridged CCs – ○
USB Type-Cポートは別個のRpでプルアップされています。
e-MarkedケーブルでもSinkの接続を検出できるため、問題なく充電できます。
PDO – ○
仕様とTotal Phase USB Power Delivery Analyzerで確認した実際に通知されているPDOは一致しました。
接続してすぐの状態では最大20V/3A = 60Wとして通知されます。
その後ケーブルのチェックが行われ、eMarker搭載5A対応ケーブルを使っている場合は20V/3.25A = 65Wに引き上げられます。
「ちょっとぐらい良いだろう」と61W以上出す場合でもeMarkerをチェックしない充電器もある中、5Wといえどもちゃんと規格通りチェックしているのは良いですね。
USB Type-CポートとUSB Type-Aポート両方を同時に使うと、一瞬出力が途切れて出力制御が入ります。USB Type-C側で45W以上出力していればUSB Type-C側は最大60W・USB Type-A側は5Wまでに制限されます。USB Type-Aで18W出力しているときに後からUSB Type-C側も出力しようとしたときは、USB Type-Aは18W出力できるままでUSB Type-C側が制限されます。
高速充電規格 – ×
USB PD以外の急速充電規格に対応しているので、規格違反となります。
Quick Charge 2.0/3.0に対応しており、USB Type-A側も同じくQC2.0/3.0対応です。
過電流防止機能 – ○
20VのPDOでは、3.81Aで出力がシャットダウンされました。
国内で手に入る充電器としては安めで、USB PD 65W & USB Type-Aポートに折りたたみ式プラグで持ち運びやすいため、ノートPCとスマホを両方持ち歩くような方におすすめです。
USB Type-C製品のレビューが役立った場合、私のほしい物リストから何か贈っていただけると嬉しいです。