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VANKYO MatrixPad S20をいただきました。
格安でも64GBストレージ + USB-C
VANKYO MatrixPad S20はメモリ3GBに64GBストレージを搭載したAndroid 9.0タブレットです。
格安タブレットだとストレージが16GBや32GBしかなくて容量がすぐ一杯になる、ということがよくありますが、MatrixPad S20なら動画や写真を入れるのに十分な空き容量があります。
VANKYO MatrixPad S20 | |
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OS | Android 9.0 |
RAM | 3GB |
ストレージ | 64GB |
プロセッサ | Unisoc SC9863a (GPU: PowerVR Rogue GE8322) |
ディスプレイ | 10.1インチ HD 1280 x 800 |
サイズ | 約244 x 152 x 10mm |
重さ | 実測525.7g |
メインカメラ | 8MP |
フロントカメラ | 5MP |
バッテリー | 6000mAh |
USB端子 | USB Type-C |
MatrixPad S20にはUSB Type-A to Type-Cケーブル、充電器、取扱説明書などが付属しています。説明書は日本語表示もあります。
外観
横持ちスタイルで持ちやすいよう、ベゼルが大きめに残されています。一昔前のタブレットに比べると狭いですし、デザインと実用性を両立していて良いと思います。
フロントカメラがあるため、ビデオ会議も可能です。
背面はメタル調でひんやりとしています。
技適マークはありますが、MatrixPad S20に該当する番号?211-191111が書かれていません。
写真は日光が強いと白飛びしたり、逆に日差しがあまりないと極端に暗くなったりするので、野外での撮影には向きません。
メモ程度なら問題なく撮影できます。
充電 & データ転送はUSB Type-Cポートで行います。表裏を気にせずに済みますし、最近のスマートフォンと充電器を使い回せるので良いですね。
64GBではストレージが足りない、という方のためにmicroSDカード (最大128GB) もサポートされています。
電源ボタンがある側に3.5mmイヤホンジャックもあります。最近は排除されがちな3.5mmイヤホンジャックですが、搭載されているMatrixPad S20なら変換アダプターなしで有線イヤホンを使えて便利です。
下部側面にはステレオスピーカーがあります。音量は申し分なく、大きめの音量でも音割れは起きていませんでした。
重さは525.7gでした。片手で持てないこともないですが、両手持ちするか保護ケーススタンドを使ったほうが良いと思います。
シンプルなOS
MatrixPad S20は日本語表示に対応しており、プリインストールアプリはGoogle系ばかりというシンプルさです。
初回起動時の時点では64GB中8.33GBがシステムなどにより使用済みとなっています。
設定は少しカスタマイズされており、ナビゲーションバーのレイアウト変更なども可能となっています。
ロック後にアプリを終了することで省電力化する機能もあります。終了するアプリは選べるようなのですが、私の環境では「全部」のオンオフボタンしか出ませんでした。
Wi-Fiをオンにしたままでもほとんどバッテリーが減っていませんでしたし、やはり6000mAhもあると電池持ちは良いですね。
定期的に電源オンオフする機能もありますが、時間指定はできません。謎…。
顔認証やGPSにも対応
格安タブレットでは省かれがちな顔認証やGPSについても、MatrixPad S20は対応しています。
位置情報の精度や測位速度も特に問題ありません。
45Hzが少し残念なディスプレイ
MatrixPad S20のディスプレイは10.1インチ HDです。YouTubeなどでは720pまでで動画再生できます。
格安とはいえ視野角は十分広く、色合いも特におかしいところはありませんでした。
設定でコントラストを強化したり、色温度をカスタマイズしたりすることもできます。
YouTubeでは720pで再生しても問題なく再生できるのですが、どうもGPUによる再生支援は弱いようです。
MXプレイヤーにて1280×720解像度のM2TS動画をHW+デコード再生すると一応再生は始まるものの、すぐ止まってしまいました。
実際にAnTuTuベンチマークで調べてみると総合スコアは94430で、CPUは38156・GPUは5602と大きな差があることが分かります。 Vulkan API等にも対応していないので、3Dゲームをプレイするのには向いていません。
CPU性能はそれなりにあるため、普段の操作では多少遅くなる場面はあっても「もっさり過ぎて使い物にならない」ということはありません。
残念なことにリフレッシュレートは45Hzです。一般的なスマートフォン・タブレットは60Hzですし、私が使っているスマホが120Hzなのもあってスクロール時などで残像感が少し目立ちます。
基本的にリフレッシュレートが高いほどなめらかで残像感のない映像になるため、MatrixPad S20は最高画質でなめらかな動画を見たいという人には向きませんが、ながら再生したり子供に使わせたりする分には問題ないでしょう。
VANKYO MatrixPad S20は必要最低限の性能を持ちつつ1万円台に収まっていますし、「Androidタブレットの使い勝手を試してみたい」「高いタブレットを買って壊してしまうのが怖い」という方など、タブレット入門機が欲しい人におすすめです。
VANKYO MatrixPad S20は5/24現在18,999円で販売されており、2,000円オフクーポンが配布されています。