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日本でも発売されるXiaomi Redmi Note 9S。DHGateで購入したグローバル版が届いたのでレビューします。
目次
格安でもS835級の性能と大容量バッテリー
Xiaomi Redmi Note 9Sは2万円台という激安価格でありながらも、MediaTek SoCを搭載する他社とは違い普段使いに申し分ない性能のSnapdragon 720G・4~6GB RAMを搭載しています。
720Gはミドルレンジとはいえ、Snapdragon 835に匹敵するほどの性能を持っており、5020mAhの大容量バッテリーと合わさることで快適に一日中使えるようになっています。
Xiaomi Redmi Note 9S | |
---|---|
OS | Android 10 |
RAM | 4GB/6GB |
ストレージ | 64GB/128GB microSDカード対応 |
プロセッサ | Snapdragon 720G |
ディスプレイ | 6.67インチ FHD+ (2400 x 1080) |
サイズ | 約165.75 x 76.68 x 8.8mm |
重さ | 209g |
SIM | nano SIM + nano SIM |
メインカメラ | 48MP + 8MP (超広角) + 5MP (マクロ) + 2MP (深度) |
フロントカメラ | 16MP |
バッテリー | 5020mAh |
USB端子 | USB Type-C (9V/2A) |
(詳細はこちら)
Redmi Note 9Sには充電器、USB Type-A to Type-Cケーブル、ソフトケースなどが付属しています。
グローバル版なのでEUプラグですが、日本版は当然USプラグになります。
2万円台のスマホとは思えないベゼルレスデザインです。
6.67インチ FHD+ディスプレイは視野角や発色が良く、格安端末でありがちな荒っぽさは感じられません。
保護フィルムは表面・裏面ともにミヤビックスさんに作成していただきました。
OverLay Plusだと反射防止が強力で、指紋も付きにくくさらっとした手触りになるため、かなり快適に操作できます。
Redmi Note 9Sはドット型のノッチを搭載しています。
保護フィルムもノッチに合わせてぴったりサイズで作られています。
ちなみにノッチはステータスバーを黒く塗りつぶして隠すことも出来ます。
元から画面が大きいので、ステータスバーを動かして隠したとしてもあまり狭く感じません。
アプリ毎にノッチを常に表示するかも選べます。
前面はほとんど曲面になっていないので端から端までカバーできるのですが、背面はカーブしているため曲面対応フィルム以外では中央部分しかカバーできません。
水色っぽく映っていますが、実際にはもう少し緑色に近い水色 ███ です。
大容量で急速充電対応バッテリー
Redmi Note 9Sは格安スマホでありながらもUSB Type-Cポートを搭載しています。
USB Type-Cポート搭載端末だと3.5mmイヤホンジャックが廃止されがちですが、Redmi Note 9Sにはちゃんと搭載されているため、変換アダプターなしで有線イヤホンを使えます。
5,020mAhという大容量バッテリーを搭載しつつ、18Wの急速充電 (Quick Charge・USB PD対応) なので素早く再充電できます。Innergie PowerGear 60Cにて8.9V/1.76Aで充電できることを確認しました。
元々SnapdragonはMediaTekより低消費電力なのとMIUIの省電力機能が合わさり、Wi-Fi等をオンにしっぱなしでもバッテリーの減りは緩やかです。
ロック解除しやすい側面指紋認証
Redmi Note 9Sでは流行の画面内指紋認証センサーではなく、側面の指紋認証センサーを採用しています。
電源ボタンを兼ねており、握ったときの動作で指紋認証しやすいので、理に適った配置と言えます。
物理的な指紋認証センサーにすることで、カスタムロムでも簡単に対応できるというメリットもあります。
指紋認証するタイミングは「ボタンを触ったとき」か「ボタンを押したとき」かを設定で選べます。
指紋認証はロック解除だけでなく、アプリ毎にロックできる「アプリロック」や「プライバシーパスワード」でも使用できます。
なお、指紋認証のほかに顔認証もできますが、赤外線センサーがないので2Dのみとなっています。
48MPクアッドカメラ
Redmi Note 9Sの背面には48MP + 8MP (超広角) + 5MP (マクロ) + 2MP (深度)のクアッドカメラが搭載されています。
前面と背面はシンメトリーデザインにこだわっているようで、中央に配置されています。
2万円台のスマホでは、暗く映ったり白飛びしたりするようなメモ用途ぐらいでしか使えないカメラが搭載されていることが多いですが、Redmi Note 9Sのカメラは十分実用的です。
夜景こそ微妙ですが、最適化された非公式GoogleカメラならPixelシリーズと遜色ない写真になると思います。
撮影した写真はこちらに保存しています。
LED照明の下での撮影でも特に色味がおかしくならず、見たままの色になっています。
マクロモードでは 最短2cmまで寄れます。
DSDSと容量拡張を両立
Redmi Note 9Sは4GB RAM + 64GBストレージまたは6GB RAM + 128GBストレージですが、microSDカードで容量を増やすことも出来ます。
なんとnano SIM 2枚とmicroSDカードを同時に挿せるスロットになっているので、Dual SIM Dual Standbyと容量拡張を両立出来ます。
グローバル版では対応バンドは
GSM: B2/3/5/8
WCDMA: B1/2/4/5/8
TDD LTE: B38/40
FDD LTE: B1/2/3/4/5/7/8/20/28
ですが、日本版では
GSM: B2/3/5/8
WCDMA:B1/2/4/5/6/8/19
TDD LTE:B38/40/41
FDD LTE:B1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28
に強化されています。しかもDual SIMなのは変わらず、です。
ネットワーク面ではWi-Fi 2.4GHz & 5GHz・802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0対応と格安ながらもケチられていません。
かゆいところに手が届くOS
Redmi Note 9Sに搭載されているOSはAndroid 10ベースのMIUIです。
省電力機能が強力で、除外対象に設定しておかないとすぐバックグラウンドのアプリが終了されてしまうというクセはありますが、機能面ではかなり充実しています。
「ボタンのショートカット」ではボタン長押しでの画面オフや、ライトの点灯などが設定できます。
画面オフ中にダブルタップでスリープ解除するジェスチャーや、ポケットに入れているときの誤操作を防ぐポケットモード等も搭載されています。
一台でアプリのデータを複数使い分けできるセカンドスペース・デュアルアプリや、アプリを開く際にパスワードを尋ねるよう設定できるアプリロックなど、セキュリティと使い勝手をアップできる機能も取りそろえられています。
充電や通知をお知らせしてくれる通知ライトもあります。
上部スピーカーに白く小さいライトが出るだけなので少し分かりにくいですが…。
ディスプレイの色合いについては、コントラストや色温度を変更できるようになっています。
画面を暖色にする読書モードもありますし、好みに合わせた表示が出来るのは良いですね。
また、ゲーム用にパフォーマンス調整する機能も搭載されています。
リソースを指定したゲームアプリに優先させるようにしたり、ゲーム中のボタン操作を制限して誤操作を防止したりできます。
アプリ毎にタッチレスポンスや連続タップの感度を調整することも出来ます。
ベゼルレスな分横持ちだと画面を誤って触ってしまいがちですが、「タッチ耐性エリア」を使えば軽減できます。
S835と同程度の性能
2万円台という安さでありながらも、Snapdragon 720Gの性能は一昔前のハイエンドSoC、Snapdragon 835と同程度です。
AnTuTuベンチマークでのスコアは274051でした。温度も2.4℃の上昇で、最大38.4℃となっています。
ストレージはeMMCより高速なUFS 2.1が採用されており、AndroBenchではシーケンシャルリード499MB/s・シーケンシャルライト214MB/sでランダムリード131MB/s・ランダムライト113MB/sと高速です。
Redmi Note 9Sは2万円台と破格でありつつも普段使いで突っかかりを感じさせない高いパフォーマンスと一日中使える大容量バッテリーを搭載しているため、「安くて性能が良いスマホが欲しい」「別に3Dゲームはしないからそこそこで良い」という方におすすめです。
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