OnePlus 8 ProはIP68防水防塵に対応していましたが、OnePlus 8Tでは対応しませんでした。しかし、(従来通り)認証を受けていないだけで防水設計にはなっているようです。
キャリア版のみ正式にIP68
OnePlus 8TはOnePlus 8の後継となるモデルで、Snapdragon 865や65W急速充電 & USB PD 27W対応4500mAhバッテリーを搭載しています。
OnePlus 8T | |
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OS | Android 11 |
RAM | 8GB/12GB |
ストレージ | 128GB/256GB UFS 3.1 |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon 865 |
ディスプレイ | 6.55インチ FHD+ 120Hz |
サイズ | 160.7 x 74.1 x 8.4mm |
重さ | 188g |
SIM | nano SIM + nano SIM |
メインカメラ | 48MP (Sony IMX586) + 16MP (超広角) + 5MP (マクロ) + 2MP (白黒) |
フロントカメラ | 16MP |
バッテリー | 4500mAh |
USB端子 | USB Type-C |
SIMフリー版の正式な仕様ではIP68防水防塵は謳われていないのですが、実はキャリア版のみIP68防水防塵の試験を受けていることが分かりました。
T-Mobile USAで販売されている「OnePlus 8T+ 5G」の仕様表では、「IP 68 Water & Dust Resistance (IP68 防水防塵)」と明記されています。
対応バンドやIP68の記載以外にサイズや重さなど大きく変わっているところはないようです。
また、JerryRigEverythingによるTeardown (分解) 動画によると、SIMフリー版でもUSB Type-Cポート周りはゴムリングでカバーされており防水性があるようです。
スピーカーも防水メッシュで水が浸入しにくいようになっています。
製造コストを考えるとキャリアモデルだけIP68防水防塵の試験をパスする設計にするとは考えにくく、実際に各種パーツも防水対応の設計になっていることから、SIMフリー版でもIP68相当の防水防塵性能を持っている可能性が高いです。
これまでのOnePlusスマートフォンでも、認証コストの都合上正式には防水防塵を謳っていないものの、実際にはIP68に相当する防水性はある、というパターンが多く、防水防塵とされていなかったOnePlus 8もシャワーテストや水没させても耐えられていました。(さすがに水深1.5mで放置すると浸水したようですが)
OnePlus 8TもIP68認証を受けていないとはいえ、多少の水濡れや短時間の水没ぐらいならちゃんと耐えてくれそうです。
もちろん水濡れによる保証はありませんが、そもそも個人輸入する時点で保証はないも同然ですし大きな問題ではありません。
ただ、この防水防塵設計が格安なインド・中国版でも同様かは不明です。
OnePlus 8Tは北米、ヨーロッパ、インド、中国といった地域で販売されているのですが、実は対応バンド以外に「北米版のみ気圧計が搭載されている」という妙な違いがあります。
どのモデルにも気圧計を搭載していてソフトウェア的に無効化している、とは考えにくいため、アメリカ版のみIP68対応のT-Mobile版と共通の設計で、他の地域とは違うという可能性もあります。
中国版を分解する人が出てくれば各パーツに違いがないと確認できるのですが…。
どちらにせよ、電子機器である以上水濡れは避けたほうが良いですし、あくまで万が一の際に生き残りやすくなるという程度に考えておいたほうが良いでしょう。
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