開発が停止し、Google Codeのサービス終了で公式サイト自体も無くなってしまった、Windowsでのフォント描画を改善するアプリ「MacType」の非公式パッチが公開されました。
非公式パッチとは
しらいと氏が配布しているパッチで、MacTypeでDirectWriteの設定変更もできるようにするためのパッチです。これにより、Internet Explorer 11やWindows 10のスタートメニューなどを含む、DirectWriteを利用しているUWPアプリでも自分好みのフォント描画に変更できるようになります。
さらに、Windows 10 Insider Preview ビルド14352などでのクラッシュの修正や縦書き表示のバグ修正などMacTypeのバグも修正されています。
ダウンロード
6月5日時点ではMacTypePatch_1.2a.zipが最新です。
インストール
1. まずMacTypeをインストールしてください。
2. インストールフォルダ (例: C:\Program Files (x86)\MacType) を開きます。
3. EasyHK32.dllとEasyHK64.dll (64bitの場合のみ) を削除するか、名前を変更します。
4. MacTypePatch_1.2a.zipを解凍し、EasyHK32.dllとEasyHK64.dllをMacTypeのフォルダへコピーします。
DirectWriteの設定をするためのファイルもコピーする必要があるので、Windows 7ならwin7フォルダから、Windows 8以降ならwin8.1 or laterフォルダからUserParams.iniをMacTypeのフォルダへコピーします。
5. 後は通常通りMacTypeを起動すれば反映されています。
後継ソフトもなく徐々に綺麗にフォント描画できないアプリが増えていましたが、この非公式パッチのおかげでありとあらゆる部分のフォント描画を自分好みにできるようになりました。個人的には、EnhancedContrastを200にするぐらいがちょうど良かったです。