Xperia アンバサダープログラムのモニター企画でお借りした「Xperia X Performance」を使い0 SIMを挿すとエラー無くテザリングできた、という記事が人気だったので、手持ちの他3社のSIMでも試してみました。
目次
MVNOでのテザリング問題とは
以前の記事に書いたとおり、docomo版のXperia Z3やZ5では、MVNO (IIJmioやNifMoなど)のSIMを挿してテザリングをしようとすると、docomoのテザリング専用APNに変えられてしまい、「テザリング中にエラーが起きました。」などと表示されてしまいます。
このテザリング問題は、どうやらdocomoの2016年夏モデルからは解決しているようです。ただし、MVNOのSIMを挿した状態ではA-GPSが使えない、という問題はまだ残っているので、今後の改善に期待しましょう。
Xperia X Performance SO-04HのSIMトレイ
ちなみに、Xperia X Performance SO-04HのSIMトレイはカバーと一体型になっていて、SIMカードとSDカードを同じトレイに入れるようになっています。トレイに載せるのではなく、はめ込むような形になるので、トレイを裏返しても落ちないので少し便利になりました。
0 SIMの場合
まず以前の記事に書いたとおり、So-netの0 SIMでは問題なくテザリングできます。500MBまで無料なので、がっつり使わないサブ機などにおすすめです。
IIJmio みおふぉんの場合
現在メインで使用している、IIJmio みおふぉんで試したところ、やはりエラー無くテザリングできました。ちなみに、このリンク経由で契約するとデータ量が2ヶ月間10%アップします。5人紹介でSIMカード型バッチがもらえるのですが、なかなか厳しいです…。
楽天モバイルの場合
次に、楽天モバイルのSIMで試してみました。今回使用したSIMは、「vdm.jp」の旧APNのものです。テザリングを有効化してもエラーは出ず、正常に使えます。
楽天モバイルだけ、何故かすぐにはLTEを掴んでくれませんでした。新しいAPNだとどうなんでしょうか…。
使用している回線がmineoな、Fiimoの場合
docomoとau回線の二つから選べるマルチキャリアのMVNO、mineo (マイネオ) がMVNE (docomoなどMNOから回線を借りた事業者が、MVNOとして新規参入する会社にノウハウと回線を与えて支援する) となっている、Fiimoで試してみました。こちらも問題なくテザリングできました。Fiimoもいいですが、mineoはパケットロンダリングシェアができ、速度も比較的安定して速いのでおすすめです。
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MVNO 4社ともテザリングエラーなし
以上4社すべてでテザリングを問題なくできたので、0 SIMだけたまたまエラーが出なかったのでは無く、完全にテザリング制限が解除されていることが分かります。テザリングは話題になることが多かったので、総務省に睨まれないよう、docomoもようやく重い腰を上げて制限を解除したのでしょう。MVNOのSIMでA-GPSが使えない問題も、ユーザーが声を上げると (2、3年後には) 解決するかも知れません。