Xiaomi Mi Watchレビュー。SpO2にGPS内蔵、電池持ちが良く快適に使えるスマートウォッチ

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GearBest様よりXiaomiのスマートウォッチMi Watchをいただきました。

日本語&技適あり、スムーズな動作で使いやすい

Mi Watchは円形ディスプレイを搭載したスマートウォッチで、GPSを単体で使用できるほかSpO2計測にも対応しており、50g以下の軽量ボディなのに16日以上の電池持ちというかなり使い勝手の良い製品に仕上がっています。

1万円台とお手頃価格なのにスマートウォッチに欲しい機能はほぼ揃っており、個人的にはこれまで使ったスマートウォッチの中でも一番のお気に入りです。

グローバル版ということですが、モデル番号はXMWTCL02なので実は日本で発売されるものと同じです。

  • 日本語対応、技適あり
  • スムーズな動作
  • 16日以上の電池持ち
  • GPS内蔵
  • SpO2の計測に対応
  • ストラップ込みで49.3gと軽量
  • 明るさ自動調節対応で見やすい
  • Amazon Alexa対応
  • アプリが少し発展途上
  • Mi Fitとは別アプリなのでデータ引き継ぎ不可
Xiaomi Mi Watch
ディスプレイ 1.39インチ AMOLED
サイズ 45.9 × 53.35 × 11.8mm
重さ 49.3g (ストラップ込)、32g (本体のみ)
バッテリー 420mAh

Mi Watch

Mi Watchグローバル版の箱にはちゃんと技適マークが記載されています。

技適

付属品はマグネット充電ケーブルと説明書です。

日本語も入っています。

付属品

保護フィルムは付属していないため、ミヤビックスさんに反射防止フィルムOverLay Plusを作成していただきました。

正面から見てもシルエットすら映り込まないほどの反射防止性能で、さらさらとした指滑りなので快適です。

見やすい円形ディスプレイ

Mi Watchには1.39インチ AMOLEDの円形ディスプレイが搭載されています。

スタイリッシュなデザインと文字が見やすいサイズ感が両立されています。

ボタンはMi スマートバンド 5のようなタッチ式ではなく、ホームボタンとスポーツボタンの2つがついています。

ボタン

明るさを自動調整してくれる機能も付いているため、手で明るさを変えなくてもどこでも見やすい状態にしてくれます。

屋外でも十分見やすいです。

明るさ調整

裏面にはセンサーやマグネット充電端子があります。

ストラップは取り外しできるようになっており、22mmのストラップなら好きなものに付け替えられます。

本体は5ATM防水となっています。

裏面

大画面ながら50g切りで軽め

Mi Watchの重さは本体のみで32g、ストラップ込みで49.3gとなっています。

大きな円形ディスプレイを搭載しているスマートウォッチだと50gを超えてくることが多いのですが、Mi Watchは負担が軽く快適に着けられます。

重さ

スムーズな動作

Mi WatchはMi スマートバンド 5に比べるとかなりスムーズに動くため、快適に使用できます。

本体から呼び出せる機能はリスト表示ではなくアイコン表示のため慣れるまでは少し分かりにくいですが、これほど多機能だとリスト表示ではスクロールするのに一苦労しますし、合理的だと思います。

スマホとの連携にはXiaomi Wearアプリを使うのですが、本体でしか設定できない項目が多いです。

 

電池持ちは24時間の心拍数モニタリングを有効化して何度か血中酸素を計測するような使い方だと一日に8~9%ほどの消費でした。

単純計算で11日以上持ちますし、多機能で大画面ディスプレイの割にはかなり電池持ちが良いです。

SpO2の計測に対応

Mi WatchはSpO2・血中酸素の計測に対応しています。

医療機器のような精度はないものの、血中酸素は肺や心臓にまつわる重症化リスクのある状態になっていないか数値で把握できるものです。

特に新型コロナウイルスのような症状を自覚できないことがあるものだと「血中酸素は低くなるのに息苦しさは感じない」という場合もあるので、定期的に確認して置いた方が安心です。

正常値は90%以上で、本体や Xiaomi Wearアプリでも目安を表示してくれます。

計測する際はディスプレイを上にした状態で動かさないようにしないといけません。息をしばらく止めて計測すると低くなったので、それなりの精度はありそうです。

SpO2

もちろん24時間の心拍数モニタリングにも対応しています。

お風呂に入る時など床に置いておくとちゃんと計測を止めてくれる…のですが、Xiaomi Wearアプリだとグラフが途切れずに表示されてしまいます。

このあたりはアプリ側がまだまだ調整不足な印象があるので、今後のアップデートに期待です。

心拍数モニター

Xiaomi Wearアプリ (Google PlayApp Store) はMi スマートバンド 5で使われているMi Fitとは異なるアプリのため、これまでMi スマートバンドシリーズを使っていた方はデータがばらけてしまうことになります。

Miアカウントでのログインはできますが、データは引き継がれません。

iOS版はなぜか「Lite」が付いていて不具合が多いようですし、Mi Fitに比べるとまだまだ成熟していないようです。

アプリ

睡眠モニタリングも可能で、このようにレム睡眠の時間などをグラフ化してくれます。

睡眠モニタリング

GPS内臓で位置情報を記録しやすい

Mi Watchは117種類ものワークアウトモードに対応しており、一部のモードは内臓GPSを使った位置情報の記録ができます。

12nmプロセスのAiroha GPS チップが採用されており、GPS、GLONASS、Galileo、BDSが利用できます。

GPS利用時はバッテリー消費が激しくなるものですが、Mi Watchでは50時間連続使用可能、とかなり長持ちです。

スポーツモード

ワークアウト時の移動履歴はアプリ上でマップ付きで確認出来るようになっています。

位置情報はかなり正確でした。

位置情報

距離はもちろん高度や速度、心拍数などもグラフで一覧化できます。

標高

表示は日本語完全対応

Mi Watchは運動関連の機能だけでなく、アプリ通知の表示など色々な便利機能が搭載されています。

すべて日本語表示に対応しており、中華フォント感が薄い表示なのでかなり見やすいです。

Gmail

アプリ通知はよくある格安スマートウォッチと違って、全てのアプリに対して個別にオンオフを設定できます。

良いですね、ちゃんとしてます。

アプリ

着信通知では電話番号や名前の表示にも対応しています。

着信通知

アウトドアで役立ちそうなコンパス機能もあります。

コンパス

天気や気圧を教えてくれる機能もあるので、スマホを見なくてもMi Watch単体でこれからの天候などが分かります。

気圧

ちなみにウォッチフェイスは多数用意されているので、気に入るものが必ず一つはあると思います。

ウォッチフェイス

アップデートでAlexa対応に!

Mi Watchは1.2.52アップデートより、Amazon Alexaを単体で利用できるようになりました。

また、スマホのカメラアプリのシャッター操作をMi Watchからすることも可能となっています。

アップデートはXiaomi Wearアプリを開いていると通知されますが、Mi Fitと違って勝手にインストールされず、インストールボタンを押さないと始まらないようになっています。

Mi Fitだと急いでいるときに限ってアップデートが勝手に始まって不便だったので、これは良い仕様変更です。

アップデート

Alexaは日本語アカウントにしっかり対応しており、日本語で話しかけてもちゃんと応答してくれます。

スマートホームをAlexaで揃えている方にはかなり便利そうです。

Alexa

まとめ

  • 日本語対応、技適あり
  • スムーズな動作
  • 16日以上の電池持ち
  • GPS内蔵
  • SpO2の計測に対応
  • ストラップ込みで49.3gと軽量
  • 明るさ自動調節対応で見やすい
  • Amazon Alexa対応
  • アプリが少し発展途上
  • Mi Fitとは別アプリなのでデータ引き継ぎ不可

Mi WatchはXiaomiの格安スマートウォッチの完成版とも言える高機能・高性能なスマートウォッチで、綺麗な大画面ディスプレイを搭載しているのに電池持ちがよく、軽くて使いやすいです。

日本語表示も完璧で、技適マークもありますし安心して使えます。

 

日本版は2月下旬以降の発売とされていますが、Mi スマートバンド 5が発表からしばらく販売されなかったことを考えると本当に予定通りに出るのか疑問です。

Mi スマートバンド 5だと日本版はファームウェアが違ったので待たないといけませんでしたが、Mi Watchはグローバル版 = 日本版なので、日本版を待つ必要は無いと思います。

【2021/04/27追記】ようやく日本版が発売されました。

Mi Watchグローバル版はGearBestなどで購入できます。

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