652円でUSB 3.1 Gen2!? Verbatim USB Type-C to Cケーブルレビュー。PD 100W、映像出力も対応

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USB Type-C to Type-Cケーブルの価格破壊が起きています。

652円なのにフルスペック

USB 3.1 Gen2に対応したUSB Type-C to Type-Cケーブルといえば1,000円以上するものが多いですが、Verbatim USB Type-C to Cケーブルはなんとたったの652円という超低価格であるにもかかわらず、USB 3.1 Gen2・USB PD 100W・DisplayPort Alt Mode対応という最高級のスペックを持ったケーブルです。

「Verbatim? またどこかの無名中華メーカーだろ」と思った方もおられるかもしれませんが、実はVerbatimはアメリカで生まれた老舗ブランドで、三菱ケミカルグループに買収された後に台湾企業に渡され、アイ・オー・データ機器が総代理店として日本展開しているというややこしい経歴を持っています。

Verbatim USB Type-C to Cケーブル

よく分からない中華メーカーと違って、国内拠点のサポートが受けられるという点では安心感があります。

背面

5A対応ケーブルは仕組み上太く・固くなってしまうものですが、Verbatim USB Type-C to Cケーブルはシールド構造でより耐久性が強化されており、単に固いだけでなくより断線しにくいようになっています。

断線防止だけでなく、端子も金メッキで酸化防止されており隙がありません。

ケーブル

USB-IFの認証を受けており、端子の部分にはしっかりとUSB 3.1 Gen2・USB PD対応を示すシンボルがあります。

USB-IF認証を受けていてもシンボルがないケーブルも多い中、ちゃんと分かりやすいようにシンボル表示してくれているのは素晴らしいです。

ロゴ

eMarkerの情報を見てみると、以下のようにVIDは「HuiYang D & S Ca」(HuiYang D&S Cable, Co., Ltd.) 、XIDは「0x00000791」となっていました。

最大20V・5Aに対応していることが分かります。

5A

DELL U2720QMモニターにOnePlus 8Tを接続したところ、ちゃんとDisplayPort Alt Modeで映像・音声出力できました。

映像出力

USB 3.1 Gen2の製品を持っていないのでUSB 3.1 Gen1対応のSSDでベンチマークした結果は以下の通りです。

よそで公開されているUSB 3.1 Gen2製品の実測値と遜色ないレベルですし、確かに3.1 Gen2対応だと考えて良いでしょう。

SSD

1,000円切りどころか600円台という恐ろしいほどの低価格で現状最高レベルのスペックを持っていますし、コスパが神がかっています。

5A対応ケーブル特有の「固くて取り回ししにくい」というデメリットを「高耐久シールド構造」という付加価値を付けることで打ち消しており、ケーブルの買い換えをしばらくしなくて済みそうです。

Verbatim USB Type-C to Cケーブルは2021/02/23現在、Amazonにてシルバーが652円で販売されています。ゴールドは合わせ買い対象になっていて、ブラックは878円と少し高いので、最安が良ければシルバーを選びましょう。

【03/03追記】在庫切れしていましたが、シルバーが03/05入荷予定となり購入できるようになりました。

USB Type-C製品のレビューが役立った場合、私のほしい物リストから何か贈っていただけると嬉しいです。

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