Xperia X Performanceの画面の明るさの自動調節の動作が気になったので問い合わせたところ、仕様変更で明るさの調節がより便利に進化していたことが判明しました。
Z5と異なる「明るさの自動調節」挙動
Xperia アンバサダープログラムのモニター企画で「Xperia X Performance」をお借りし、普段使いしてみてまず気がついたのが、明るさの自動調節の挙動がXperia Z5とは異なっていることでした。
動画の通り、従来機種であるXperia Z5では設定した明るさレベルから動いていなかったスライダーが、明るさの変化に応じて上下していることが分かります。どこにも説明されていない (はず) だったため、Xperiaアンバサダープログラム運営事務局の方に問い合わせをしたところ、仕様変更という返事をいただきました。
明るさのバーに実際の明るさレベルが反映される
Xperia Z5では、例えば最低レベルにスライダーを移動した後明るい場所に移動すると、ディスプレイの明るさは周囲にあわせて明るくなるものの、スライダー自体は最低レベルから移動していませんでした。そのため、自動調節がオフだと「スライダーの位置=明るさレベル」なのに対し、オンの場合は「スライダーの位置=自動調節する基準となる明るさレベル」と説明も無く意味が変わってしまう現象が起きていました。
Xperia X Performanceでは、明るさの自動調節をオンにしていても実際の明るさがバーに反映されることで、現在の明るさレベルがどれぐらいか一目で分かるようになりました。
自動調節オンでも好きなように明るさを変えられる
前述の通り、Xperia Z5では自動調節をオンにしているとスライダーの位置が変わらないため、明るさレベルMAXで使いたい、という場合でも自動調節オンの状態では暗い場所では暗くなり、逆にバッテリー消費を抑えるため最低レベルにしている時も、明るい場所では明るくなってしまいます。
自動調節がうまく動いていれば問題ないのですが、明るさには人それぞれの好みがあり、デフォルトで設定されている調節レベルでは満足できない人も多くいたことでしょう。Xperia X Performanceでは、自動調節オンの状態でも自由に明るさレベルを変更できるので、「そこまで明るくなって欲しくない」「暗いままで良いのに…」という不満を解消できます。
変更した好みの明るさを自動学習
自動調節オンでも明るさを変更できると聞いて、「どうせ明るさレベルを変えてもまた自動調節で戻るんじゃ…」と思った方もいるかもしれません。返事にさらっと書かれていて驚いたのですが、なんとXperia X Performanceには、変更した明るさレベルを学習し、ユーザーの好みの明るさに自動調節してくれるように進化していく機能が搭載されています。
最初こそ予期しない自動調節をされてしまうかもしれませんが、気に入らない動きをしているときに明るさレベルを変更すれば、明るさレベルの自動学習で使えば使うほどに好みの明るさに自動調節してくれるようになります。これこそまさに「高い知能を備え、スマートフォンの本質を追求した」Xシリーズならではの機能と言えるでしょう。
なお、明るさレベルの自動学習は「明るさの自動調節」をオンオフすると初期化されます。