Xperia Z1 SO-01F / Z1 f SO-02Fに14.3.B.0.310が配信されました。
公式なアップデート内容は
・通話中、特定の条件下で音声が途切れる場合がある。
だけですが、このバージョンでついにTowelrootの脆弱性、CVE-2014-3153が修正され
root化に使えなくなったようです。同じ脆弱性を使用しているrootkitXperiaも同様です。
ソース: ぺっぱーろぐ! 、キューブキューブさん
カーネルバージョンではJul 23にビルドされたことになっています。
参考までに、未修正であったXperia Z2 D6503 17.1.2.A.0.314ではJul 2でした。
今後、最新ファームウェアをroot化する際は、
CVE-2014-3153でroot化できるバージョンに戻してからroot化し、
prerooted zipを作ってアップデートするしかありません。
(マイナーアプデであれば修正前のカーネルを焼く方法でもできますが…)
prerooted zipを使ってroot化する方法
prerooted zipを使うには、まずroot化してリカバリをインストールした状態にしないといけません。
root化していない場合は、rootkitXperiaでroot化できるバージョンに戻してroot化してください。
必要なファイル:
prerooted zip (ファイル名にZ1fとありますがZ1でも使えるはずです)
SuperSUのzip
XX-lockeddualrecovery2.7.***-BETA.flashable.zip (XXはroot化したい機種名)
7za.exe
root化したいバージョンのFTF (XperiFirmで作るかこちらのサイトでDLできます)
root化してリカバリをインストールした端末
Flashtool (ミラー)
手順
1. prerooted zipの準備
まずroot化したいバージョンのFTFからkernel.sinとsystem.sinを取り出します。
FTFと同じフォルダに7za.exeをコピーしてください。
次のコマンドをコマンドプロンプトで実行します。
7za.exe e [FTFファイル名] kernel.sin
7za.exe e [FTFファイル名] rpm.sin
7za.exe e [FTFファイル名] system.sin
次に、Flashtoolを起動し、Tool→Sin Editorでkernel.sinを読み込んでExtract Dataをクリックします。
同様にsystem.sin、rpm.sinもExtract Dataを実行します。
kernel.elf、rpm.elfとsystem.ext4ができるので、これをzipに追加します。
7za.exe、twrp_prerooted_Z1f.zip、kernel.elf、rpm.elfとsystem.ext4を同じフォルダにコピーした後、
7za.exe a -tzip twrp_prerooted_Z1f.zip kernel.elf
7za.exe a -tzip twrp_prerooted_Z1f.zip rpm.elf
7za.exe a -tzip twrp_prerooted_Z1f.zip system.ext4
でzipに追加できます。
2. 端末の設定でUSBデバッグと提供元不明のアプリを有効にして接続し、
twrp_prerooted_Z1f.zipとUPDATE-SuperSU-v*.**.zipを端末にコピーする
(twrp_prerooted_Z1f.zipの名前は分かりやすいようここで他の名前に変えてもかまいません)
3. 再起動して音量キーを押してCWM / TWRPを起動し、prerooted.zipをインストールする
4. 3の後再起動せずそのまま、root化/リカバリインストールのためUPDATE-SuperSU-v*.**.zipとXX-lockeddualrecovery2.7.***-BETA.flashable.zipもインストールする
5. 電源を切り、Flashtoolでroot化したいバージョンのFTFを焼く
Wipe: チェックしない
Exclude: SYSTEMにチェックを入れる
6. 完了!