Xperia X Performance F8132をroot化してみた

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Xperia X Performance F8132をroot化してみた

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Xperia X Performance Dual F8132をさっそくbootloader unlockし、root化しました。

bootloader unlockする方法

これまでのXperiaと同じく、Sony Developer Worldでコードを入手し、fastbootでunlockします。6/25現在ではまだ端末のリストにないので、代わりにXperia Xを選んでください。

なお、国内版のXperiaではbootloader unlockできないため、この方法ではroot化出来ません。

unlockするとデータはすべて初期化され、DRMキーが完全に消去されます。DRMキーはチェックを回避できるので気にしなくても良いですが、大切なデータがある場合は必ずPCなどに移動してからunlockしてください。

カスタムカーネルを焼く

root化するにはdm-verityを無効化しないといけません。

そこで、dm-verityを無効化してroot化できるようにしたカスタムカーネルを焼きます。あらかじめadb・fastbootドライバ等のセットアップを済ませておいてください。

  1. AndroPlus KernelとTWRPをダウンロードして、ZIPからboot.imgを取り出してください。
  2. Xperia X Performanceの電源を切り、音量キー上を押しながらUSB接続します。
  3. fastboot modeに入るので、以下のコマンドを入力してください。
    ※ファイル名は適宜変更してください。
    fastboot flash boot boot.img
    fastboot flash recovery TWRP-3.0.2-3-F8132.img

    FAILEDなどと出なければ成功しているので、USB接続を解除して再起動してください。
  4. 起動が完了したら、コマンドプロンプトで以下のコマンドを入力してください。
    adb shell
    rootsh +p
    ./SuperSU_files/install_SuperSU.sh
  5. 再起動するとSuperSUがインストールされています。古めのバージョンなので適宜アップデートしてください。
  6. SONYロゴの画面でLEDが点灯するので、音量ボタンを押してTWRPを起動してください。
  7. SuperSUのZIPをインストールします。
  8. 再起動すればroot化は完了です。

本来はTWRPを使ってSuperSUをインストールするべきなのですが、まだ起動できるTWRPをビルドできていないので、ひとまず上記の方法でroot化しています。

v02以降ではTWRPが動作するので、TWRPを使ってください

AndroPlus Kernel

DRMキーチェックの回避も入れていますが、初回は/data/credmgr/credmgr.dbを削除して再起動しないと回避が動作しないので注意してください。一度削除すれば、その後は何もしなくても大丈夫です。

カーネルの設定

カーネルの設定をするにはKernel Adiutorを使うことをおすすめします。ただ、現在のバージョンではSnapdragon 820 msm8996に対応していない箇所があるので、非公式版のKernel Adiutor MODを使った方がいいです。

既にパッチを送信済みですが、Kernel Adiutor MODでもmsm8996のGPUの設定には対応していません。こちらのビルドであれば設定ができるようになりますが、本家Kernel Adiutor MODとの共存はできないので注意してください。

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root化済み・非rootそれぞれのやり方はこちらの記事を参考にしてください。