4K撮影がデフォルトのカメラアプリではできないようになっているXperia X Performanceですが、実は無効化されているだけで、4K撮影に対応していることが判明しました。
4Kビデオアプリは搭載済み
4Kビデオを撮影するためのアプリ、「4K ビデオ」はSuperVideoCamera-xxhdpi-release.apkの中に入っているのですが、これは既にXperia X Performanceのシステムアプリとしてインストールされています。
そのままなら4Kビデオがカメラアプリの一覧に出てくるのですが、overlayでbool値 enable_4k_video_rec_app がfalseに上書きされているため、カメラアプリの一覧に出ないようになっています。
root化して/system/vendor/overlay/SuperVideoCamera-Enable-4K-Overlay-275-release.apkを削除して、Nova Launcherのアクティビティなどを使ってビデオ→4K ビデオを起動すれば、一覧に出るようになります。
4K撮影は20分以上可能
4K撮影は30秒で約200MB、20分で約7GBとファイルサイズが大きく、スマートフォンではXperia Z5 Premium以外の端末では4Kで再生できないのでオーバースペックな機能ですが、何故かレビュアーはこぞって「○○は4Kを10分撮影できた」「××は3分だけだった」などと騒ぎ立てるため、特に発熱しやすい夏の時期に文句を言われないよう、発売時点では無効化したのだと思います。
試しに4Kビデオを撮影してみましたが、5分経過時点ではほんのり暖かい程度で、20分を超えても持てないほどの熱さにはならず、発熱の警告なども出ていませんでした。
ちなみに、4K撮影はOpen Cameraなどサードパーティー製アプリであれば非rootでも撮影できます。
4K撮影自体は個人的にはあまり使う機会がありませんが、4K撮影することでXperia X Performanceの発熱の少なさ、放熱性能の高さが実感できました。これからの暑い季節には、Xperia Z5よりXperia X Performanceがおすすめです。