Android Nから正式に搭載される予定で、Android 6.0にも試験的に搭載されているマルチウインドウをroot化せずに有効化する方法を紹介します。
コマンドは一行だけ
build.propでuserdebugにして開発者向けオプションで有効化する方法やbuild.propを編集する方法などがよく紹介されていますが、そんな面倒なことをしなくても1行のコマンドでroot化せず、再起動無しですぐマルチウインドウ機能を有効化できます。
adbドライバ等のセットアップが済んだ環境でコマンドプロンプトを開き、
adb shell setprop persist.sys.debug.multi_window true
を実行すれば、マルチウインドウ機能を有効化できます。
[追記] マルチウインドウ機能はAndroid 6.0以降で搭載されているので、当然ですが5.1などでは有効化できません。また、Android 6.0でもメーカーがカスタマイズして機能を削除している場合があります。キャリア版では有効化できないようです。マルチウインドウ機能を使うには、最近のアプリ履歴を開いて、Xボタンの隣にある四角のボタンを押してください。
試験実装なので実用性は微妙
Android Nでは自由にウインドウ位置を変更できる「フリーフォームモード」が追加される予定ですが、Android 6.0では画面を2分割する形でしかマルチウインドウを使えません。
Windowsのようにウインドウ位置を変更できるフリーフォームモードであれば、Xperia Z4 Tabletなどディスプレイサイズが大きい端末で特に役に立つので、Android Nアップデートに期待して待ちましょう。