AndroidのギャラリーアプリといえばQuickPic…でしたが、残念なことに悪名高い中国企業、Cheetah Mobileに買収された後はアプリ自体の改善はほとんどせず、裏でSDカードやシステムをBaiduで汚染したり自社のクラウドサービスに登録させるためのアップデートしかしないようになってしまいました。そこで、私がQuickPicの代わりに使うようになった、動作が軽く画像の整理がしやすいギャラリーアプリ、Focusを紹介します。
Focusの開発者はあのFrancisco Franco氏
Focusを開発しているのは、Nexus向けカスタムカーネル franco.Kernel で有名なFrancisco Franco氏です。Franco氏によると、デザインが良く、画像をうまく整理できるようなギャラリーアプリがなかったためFocusを開発することにしたそうです。
Focusはマテリアルデザインを取り入れたデザインになっており、すっきりしていて使いやすくなっています。「コレクション」と呼ばれる、タグを付けて画像を整理する機能が搭載されているので、ばらばらなフォルダに画像が保存されていても、タグ付けすればコレクション毎に表示できます。
Focusはバージョン1.3が開発中で、表示画質や画像編集レイアウトの改善、透過PNGへの対応などが予定されています。ベータテスターになると、開発中のバージョンがダウンロードできます。まだまだ不安定な所もあるので、まずはベータテスターにならず、安定版を試した方が良いと思います。
プリセットに加え好きなタグを追加可能
Focusではプリセットの「Food (料理)」「Family (家族)」などのタグが設定されており、253円のプレミアムキーを購入すると好きなタグを作成できます。Focusでは便利な機能がほぼプレミアム機能になっていますが、便利な割に安いので購入した方が良いと思います。
アプリや画像を指紋認証で保護
FocusではVaultという、指紋認証やパスコードを入力しないと表示できないようにする保管庫機能があります。こちらもプレミアム機能です。
Xperia X Performanceなど、指紋認証に対応している機種であれば面倒なパスコード入力をせず、簡単にセキュリティを強化できます。1.3からは、他のアプリからも極力隠せるよう.nomediaが保存されている、/sdcard/.Vaultフォルダに移動されるようになっており、一般人相手ならVaultに保存した画像を見つけられないようにできます。
ダークテーマにも変更可能
これまたプレミアム機能ですが、暗い場所でも見やすいよう、設定からダークテーマに変更できます。
設定では他にも、動画だけひとまとめにして表示する設定や、画像を選んだ時画面の回転や明るさをどうするかの設定などができます。
なお、ここまでのスクリーンショットは日本語になっていますが、日本語には1.3から対応予定です。(1.3Beta1.1の時点では取り込まれていません)
動作も軽く、洗練されたデザインで画像の管理がしやすいので、QuickPicの代替アプリが見つからなくて困っている…という方は、一度Focusを試してみてはいかがでしょうか。