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Xperia X Performance F8131/F8132向けにカスタムリカバリ、Team Win Recovery Project (TWRP) の公式ビルドが配信開始されました。
復号にも対応、ただしマウスカーソル問題が
Xperia X Performance F8131/F8132向け公式TWRPは下記ページでダウンロードできます。
Xperia X Performanceでは「携帯電話の暗号化」が強制的に有効化されていますが、私のビルドしたTWRPと同様、この公式TWRPも復号に対応対応しています。
ただ、公式配信用のTWRPのソースが古いため、TWRPの画面中央にマウスカーソルが常に表示されてしまう問題が発生しています。これについては次のバージョンが公式配信されるまで修正はできなさそうです。
公式配信してもらうための申請方法
TWRPの公式配信をしてもらうには、バックアップやリストアはもちろん、復号やOTGなどが動くTWRPをビルドできるツリーを用意した上で、TWRPのメイン開発者であるDees_Troy氏、またはbigbiff氏に連絡を取らないといけません。
下記公式ページにはContact Usから問い合わせしろ、と書いてありますが、スパムや無駄な質問が多いため返信率は1%程度のようです。なお、過去3回問い合わせて返事が来たことは一度もありません。
ひとまずContact Usで問い合わせた後、3日ほどしても返事がなければ、Dees_Troy氏かbigbiff氏に直接メールしましょう。メールアドレスはGitHubやGerritなどで見つかります。
Device treeは、CyanogenMod・OmniROMのどちらでも構いません。ブランチ名をcm-13.0、android-6.0などそれぞれ対応した名前にしておいてください。
注意点として、復号に対応させるにはcm.dependencies、omni.dependenciesにandroid_device_qcom_commonを書いておかないといけません。ビルド環境によってcm.dependencies、omni.dependenciesがなくてもビルドできてしまうので見落としがちですが、公式配信のビルドを通すためには必要です。
フォークしてもらい、テストビルドで動作確認できたら、公式ページを作成するためのMarkdownを作成します。(例)
Markdownも取り込まれれば、晴れて公式配信開始となります。
Xperia XZでも公式配信してもらえるようにする予定です。