メーカープリイン”ゼロ”!? Helio X20・IGZOパネル搭載のシンプルスマホ、Apollo Liteレビュー。

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メーカープリイン"ゼロ"!? Helio X20・IGZOパネル搭載のシンプルスマホ、Apollo Liteレビュー。

海外通販サイト、GearBest様よりvernee Apollo Liteをいただいたのでレビューします。


Apollo Liteは、2016年2月に立ち上げられたばかりの新興メーカー、Shenzhen New-Bund Network Technology Co., Ltd.のverneeブランドのスマートフォンで、Apolloの廉価版という位置づけです。

verneeは新製品の予定をすでに公開しており、2016年12月にはHelio P20を搭載したMars Pro、2017年3月にはHelio X30を搭載したApollo 2、そして2017年5月にはSnapdragon 830を搭載したApollo 2 Proが発売される予定です。verneeはカーネルソースコードの公開とカスタムROMの開発支援を表明していますが、おそらくMTKのせいで時間がかかっていてまだ公開されていないようなので、ぜひSnapdragon搭載スマホをメインにしてもらいたいですね。

Apollo Liteのスペック

高さ 薄さ
正面 152mm 側面
76.2mm
重さ 175g
9.2mm
Apollo Lite
OS Android 6.0 Marshmallow
RAM/ROM RAM 4GB/ROM 32GB
プロセッサ MediaTek Helio X20 MT6797
ディスプレイ 5.5インチ FHD(1920×1080)
サイズ 152 x 76.2 x 9.2mm
重さ 175g
SIM Micro SIM + Nano SIM
またはMicro SIM + Micro SDカード
Dual SIM
メインカメラ 16MP
フロントカメラ 5MP
バッテリー 3,180mAh

メタルユニボディに2.5Dガラスを搭載

Apollo Liteはボディにメタル素材を採用しており、ディスプレイは2.5DのCorning Gorilla Glass 3、Sharp IGZO液晶が使われています。Apollo Liteは約2万円という低価格なスマートフォンですが、ハードウェアが極端にコストカットされている訳でも無いので、安っぽさを感じさせないデザインとなっています。

シンプル
シンプル

背面にはSamsung PDAF (F/2.0) 16MPカメラ、指紋センサーがあります。他社スマートフォンに似た配置ですがカメラはあまり出っ張っていません。

出っ張りが小さい
出っ張りが小さい

Apollo LiteはDual SIMスマートフォンで、Micro SIM + Nano SIMまたはMicro SIM + Micro SDカードという構成で利用できます。

SIMトレイは2つ
SIMトレイは2つ

Nano SIM/SDカードの方のトレイを外して差し込んだだけで蓋部分がへこんでしまったので、このあたりはコスト削減のためかあまり丈夫な素材を使っていないようです。Mincro SIMの方のトレイは付け外ししても大丈夫でした。

少しへこんでいる
少しへこんでいる

下部にはUSB Type-C端子とスピーカーが配置されています。USB Type-C端子はMediaTekの独自の急速充電技術、Pump Expressに対応しています。USB Type-C端子からの音声出力にも対応していますが、3.5mmジャックもちゃんと上部に残されています。

USB Type-C
USB Type-C

スピーカーは設定でBesLoudnessを有効にすることで音量を大きくできます。ただ、スクリーンショットの撮影音まで大きくなってしまうので少し不便です…。

大きくなるのは音楽だけでいいのに…
大きくなるのは音楽だけでいいのに…

Apollo LiteにはAC充電器、USB Type-Cケーブル、SIMピンと取扱説明書が付属しています。Pump Expressに対応した充電器は日本では使えない仕様なので、Pump Expressの充電速度で充電するには別途充電器を購入しないといけません。

内容物は4点
内容物は4点

そのままではPump Expressが使えないとはいえ、Quick Charge 3.0に対応した充電器で充電してみたところ2780mAh程度は出たので、Pump Express非対応の充電器でも極端に充電速度が遅くなるわけでは無さそうです。

2780mAh程度
2780mAh程度

ほぼAOSPなシンプルOS「VOS」

Apollo Liteに搭載されているOSは、vernee独自の「VOS」です。サードパーティーROMをインストールするまでの「つなぎ」として作られているようで、他社のカスタムされたROMに比べ見た目はほぼAOSPそのままで、独自機能は設定画面からアクセスできる程度というかなりシンプルなOSになっています。verneeは発表当初はサードパーティーROMとしてMIUIを公式サポートする考えだったようですが、MIUI側に拒否されたのか今は表記が削除されています。

プリインストールアプリはすべてAOSP・MediaTekのもので、verneeのアプリはありません。格安スマホではいくつもメーカーアプリが入っているのが普通で、これほどシンプルなものは見たことがありませんでした。

シンプルホーム
シンプルホーム
灰色以外がプリイン
灰色以外がプリイン

 プリインストールアプリが少ないおかげで、初めて電源をオンにした状態でのシステムを除く内部ストレージの使用量はたったの138MBと、残容量にかなり余裕があります。(AOSPの誤訳なのか「25.16GBを使用中」になっていますが正しくは「138MB 使用中、合計25.16GB」です)

たったの138MB
たったの138MB

verneeはベンチマークアプリ、AnTuTuで最大94914点出せることを売りにしています。実際に試したところ、88688点と9万点には届かなかったものの、なかなか高いスペックがあることが分かります。発熱によるパフォーマンス低下もあまり無いようで、3回ほど連続テストしましたがどれも80000点台と安定した数値でした。

惜しい
惜しい

あると便利な独自機能

メーカープリインストールアプリがないとはいっても、設定からはいくつか独自機能を有効にできるようになっています。(MediaTek製CPU搭載機種で共通のものが多いですが…)
まずワイヤレス関連ではWi-Fiと4G/3Gネットワークを同時使用してダウンロード速度を高速化する「ターボダウンロード」があります。

ターボダウンロード
ターボダウンロード

ディスプレイでは、MiraVisonという設定が用意されています。輝度やコントラストなどを自分好みに変更できる機能で、ブルーライトフィルタもあります。

輝度やコントラストを変更可能
輝度やコントラストを変更可能

セキュリティ関連では、自動起動を制限したり、権限を監視したりできる機能があります。ただ、インターネット接続の権限を制限することはできなかったので、おそらくAndroid 6.0 Marshmallowの公式な権限管理を違うUIにしただけでしょう。

自動起動や権限を制限できる
自動起動や権限を制限できる

ナビバーのボタンの並びや機能も選べるようになっています。バックキーを左右で入れ替えたり、通知領域を表示するボタンやナビバーを隠すボタンを追加したりできます。ソフトウェアキーなので融通が利いて良いですね。

4パターンから選べる
4パターンから選べる

シンプル好きな人におすすめ

メーカーのカスタマイズがほとんど入っておらず、独自機能もMediaTekのものが多いので、自分好みにカスタマイズしたい人にとってはプリインストールアプリの削除の手間などがなく、0からカスタマイズを始められるので良いのでは無いでしょうか。

カーネルソースコードも公開予定があり、カスタムROMの開発の支援もするそうなので、今後CyanogenModなども利用できるようになればさらにカスタマイズの幅が広がりそうです。

Snapdragon 820と同程度とまでは行かないものの、Helio X20+4GB RAMに低消費電力なIGZO液晶とかなりのスペックがあり、メイン端末にできるほどの力があります。現在GearBestではセール中で約2万円となっているので、気になる方はこの機会に購入してみてはいかがでしょうか。

セール中のApollo LiteをGearBestで見てみる

Apollo LiteをGearBestで見てみる


Sony Mobile Communicationsのスマートフォン、Xperia向けのカスタマイズや便利なツールを紹介しています。Xperia X PerformanceとZ4 Tabletを使用中で、Androidアプリも開発しています。

Twitter: @AndroPlus_org

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