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Xperiaの最新コンパクトモデル、Xperia X Compact F5321をEXPANSYS様よりお借りしたのでレビューしたいと思います。
Xperia X CompactはXperia XZと同時期に発売されたモデルで、箱のデザインも同じようなデザイン・内容です。内箱側面にはデフォルトの背景画像が印刷されており、USB Type-Cケーブル、充電器、説明書などが入っています。

目次
Xperia X Compact F5321のスペック
幅 | 高さ | 薄さ |
---|---|---|
![]() |
129.0mm | ![]() |
65.0mm 重さ 135g |
9.5mm |
Xperia X Compact F5321 | |
---|---|
OS | Android 6.0.1 Marshmallow |
RAM/ROM | RAM 3GB/ROM 32GB |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon 650 MSM8956 |
ディスプレイ | 4.6インチ HD(1280×720) |
サイズ | 129 x 65 x 9.5 mm |
重さ | 135g |
SIM | Nano SIM + Micro SDカード Single SIM |
メインカメラ | 23MP |
フロントカメラ | 5MP |
バッテリー | 2,700mAh |
過去の4.2インチモデルとほぼ同じサイズのコンパクトモデル
Xperia X Compact F5321は4.6インチディスプレイを搭載していながら、4.2インチディスプレイを搭載したXperia acroとほぼ同サイズで同じ重さ、とコンパクトです。5.2インチディスプレイのXperia XZに比べると、Xperia X Compactの方がやはり手に収まる感じがして持ちやすいです。

Xperia XZでは背面に神戸製鋼製の「ALKALEIDO(アルカレイド)」を採用していますが、X Compactは樹脂製で、光沢のある仕上がりになっています。クール・大人っぽい印象のXperia XZとカラーバリエーションも異なり、X Compactではパステルカラー寄りです。
背面は耐指紋コーティングされているようですが、まるで効果がなく指紋が付いて目立ちます。また、これは前のレビュアーが乱雑に扱ったせいだと思いますが、擦り傷が目立ちます。角が欠けているので落としたのでしょうが、一度ついた傷はとても目立ってしまうため、背面を綺麗にしておきたい人にはカバーなしで使うのは難しいかもしれません。
Xperia Z3のブラックと同等かそれ以上に背面パネルの指紋や傷が目立つ印象です。

電源ボタンに指紋センサー搭載
Xperia Z5シリーズから続く、指紋センサーを搭載した電源ボタンがX Compactでも採用されています。Xperia XZと同じく指紋認証が高速で、多少指が汚れていてもすぐロック解除できます。Z5シリーズの頃はまともに反応しないことが多かったので、Z5 Compactから乗り換えると指紋認証のスムーズさに驚くと思います。
イヤホンジャックあり・シングルSIM
Xperia X Compactは上面にイヤホンジャックとマイクがあります。

正面左側の側面にはSIM + micro SDカードトレイがあります。X Compactのグローバル版はF5321しかなく、Dual SIMモデルは販売されていません。

USB Type-C端子を搭載
下部にはUSB 2.0のUSB Type-C端子があります。表裏を気にしなくて済む上、最近のスマートフォンはUSB Type-C端子を搭載したものがほとんどなのでケーブルを統一できて良いですね。

ハイエンドモデルと同等のカメラ機能
ハイエンドモデルであるXperia XZと同じく、レーザーAFセンサーとRGBC-IRセンサーの2つの新しいセンサーを搭載しており、従来機種よりも色合いや暗い場所でのオートフォーカス速度が改善されています。

カメラアプリもXperia XZと同じで、追尾フォーカスやタッチでフォーカスと明るさを合わせる機能、フロントカメラに向かって手をかざすだけで撮影できるハンドシャッターなど、様々な機能が利用できます。
カメラの他、Xperia XZと同じくSTAMINAモードが三種類のモードから選べたり、いたわり充電機能が追加されたりしています。
香港版は更新が遅いので注意
EXPANSYSで販売されているXperiaは香港版 (1305-0031 Customized HK) で、この地域はアップデートの配信がかなり遅いので未だにAndroid 6.0.1のままで、セキュリティパッチレベルは2016年6月と半年前と、ひどい状態です。
非公式な手段にはなりますが、購入後はFlashtoolを使うなどして他の地域のファームウェアをインストールしてAndroid 7.0にアップデートした方が良いでしょう。他の地域のファームウェアをインストールしても通信などには影響はなく、デメリットはありません。

立ち位置はミドルレンジなものの、操作は快適
CPUがSnapdragon 650とミドルレンジのものですが、少し前のフラッグシップモデルに使われていたSnapdragon 810に匹敵する性能なので、普段使いで不便に感じることはありません。Xperia XZと比較しても動作が遅い、引っかかりがあるといったことは全く感じないので、よほど重い処理をするゲームをしない限りは大丈夫でしょう。
また、Xperia XZや国内版と違って防水・防塵に対応していないことになっていますが、公式な保証がないだけで実際は防水・防塵に対応した構造になっています。
Xperia X Compact F5321は最新フラッグシップモデルとほぼ同等のソフトウェアやカメラ機能を備え、普段使いに十分なパフォーマンスを持っていながら、46,800円とXperiaにしては低めの価格です。
コンパクトで手に収まるスマホが欲しいけれど、まともなスペックのスマホがなかなか見つからない…という方は、Xperia X Compactに乗り換えてみてはいかがでしょうか。