USB Type-C・PD対応、Anker PowerPort+ 5 A2053511レビュー。仕様外の45W充電で危険か

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USB Type-C・PD対応、Anker PowerPort+ 5 A2053511レビュー。仕様外の45W充電で危険か

USB Power Deliveryに対応した充電器、Anker PowerPort+ 5 A2053511を購入してみました。


Anker PowerPort+ 5 A2053511の仕様

Anker PowerPort+ 5 A2053511
品番 A2053
サイズ 約103 × 78 × 28 mm
重さ 約213g
PowerIQ 出力 5V == 6A (各ポート最大2.4A)
USB Power Delivery出力 5V == 3A / 9V == 3A / 15V == 2A / 20V == 1.5A
入力 100-240V~1.7A 50-60Hz
ポート数 USB Type-Cポートx1、USB Type-Aポートx4

ACケーブルは付属するがType-Cケーブルは無し

セット内容
セット内容

Anker PowerPort+ 5 A2053511にはAC電源ケーブルが付属していますが、USB Type-Cケーブルは付属していません。USB Power Delivery充電するには別途対応したUSB Type-Cケーブルを購入しないといけません。

取扱説明書や粘着シート、ケーブルをまとめるストラップも付属しています。

USB Type-Cポート x1、USB Type-A x4の5ポート

5ポート
5ポート

Anker PowerPort+ 5 A2053511にはUSB Power Delivery出力 (5V == 3A / 9V == 3A / 15V == 2A / 20V == 1.5A) できるUSB Type-Cポートが1つ、PowerIQ搭載 (5V == 6A、各ポート最大2.4A) のUSB Type-Aポートが4つ搭載されています。

PowerIQはAnker独自技術ということになっていますが、実際は「独自の呼び方」といった方が正確です。5V / 2.4Aで充電するため、Qualcomm Quick Charge 2.0、3.0などよりは充電完了までの時間が長くなります。

5V / 1.5A
5V / 1.5A

USB Power Deliveryに対応していないAnker PowerLine+を使ってXperia XZやOnePlus 3Tを充電したところ、5V / 1.5A程度で充電できました。USB Type-Cポートにケーブルを挿して充電するとUSB Power Deliveryに対応しているか確認するためか、50秒ほどの間は0.5A程度で充電されていました。USB Type-Aポートであればすぐ1.5Aになります。

次に、USB Power Deliveryに対応したエレコム USB Type-C to Cケーブル USB3-CC5P10NBKを使って充電してみました。

このケーブルはUSB 3.1・USB Power Delivery (最大20V/5A)、USB-IF認証済みと充電用にぴったりなスペックで価格も約1,600円と安いため、USB Power Deliveryに対応したケーブルを探している人におすすめです。

まずUSB Power Deliveryに対応していないOnePlus 3Tでは5V / 1.8~1.9Aで充電されました。Anker PowerLine+より少し大きめです。

5V / 1.8A
5V / 1.8A

いよいよUSB Power Delivery充電…といきたいところだったのですが、手持ちのDell XPS 15では5V / 0Aになったまま充電できませんでした。XPS 13なら45Wでも充電可能らしいですが、XPS 15では60W以上でないと充電できないようです。

なお、スタバで人気のMacbook Pro 15インチなどではAnker PowerPort+ 5でも充電できるそうです。

充電できず…
充電できず…

Nintendo Switchでは15V / 0.5Aで充電できました。XPS 15のように大きな電力を必要としないため、Nintendo Switch用としては十分使えます。

Nintendo Switchとスマートフォンを一つの充電器で同時に充電できるので、携帯モードでよく遊ぶ人には良さそうです。

15V / 0.5A
15V / 0.5A

Nathan K.氏お墨付きの数少ないUSB PD充電器

USB Power Delivery対応の充電器は不具合・欠陥を抱えたものばかりですが、数々のUSB Type-C製品のテストをしているNathan K.氏がAnker PowerPort+ 5 A2053には合格点を与えています。
他のまともなUSB PD充電器はGoogle・Apple純正品くらいなので、Anker PowerPort+ 5 A2053はサードパーティー製充電器の中では唯一のまともなUSB PD対応充電器と言っても過言ではありません。(Split PDO問題がある、仕様には最大30W (20V == 1.5A) とあるのに実際は45W出力までできる、といった問題点はありますが…)

USB Power Delivery充電と従来のUSB Type-Aポートでの充電をひとまとめにして机をすっきりさせたい、という方にAnker PowerPort+ 5はおすすめです。

【2017/05/10追記】

仕様には最大30Wとあるのに実際は45W出力までできる問題についてAnkerに問い合わせたところ、

「PowerPort+ 5 USB-C Power Delivery」につきましては、製品によっては45Wで出力するということを確認をしております。
仕様上は30Wの製品ですので、返金対応をさせて頂きたく存じます。

という返事がきました。

45W出力はAnkerが想定していない不具合のため、充電器そのものや充電しているパソコンなどにも悪影響がある可能性があります。45Wでの充電を安全にしたい人にはAnker PowerPort+ 5 A2053511はおすすめできません。

Ankerは中国メーカーらしく問題をできるだけ隠そうとしていますが、商品に欠陥があると認識しているのであれば商品説明に書くべきだと思います。本気を出せば良い製品を作れるだけに、情報公開への後ろ向きな姿勢が残念です。


Sony Mobile Communicationsのスマートフォン、Xperia向けのカスタマイズや便利なツールを紹介しています。OnePlus 3T A3010とXperia XZ F8332を使用中で、Androidアプリも開発しています。

Twitter: @AndroPlus_org

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