Sony Mobileは2017年5月24日、Sony IR Day 2017のモバイル・コミュニケーション分野の発表にてXperia X・X Compactの後継は発売しない予定であることを発表しました。
フラッグシップ&ミッドレンジの二本柱へ
Sony IR Day 2017の資料によると、Xperia XZやX Performanceなどのフラッグシップモデル (X PerformanceはあくまでXの派生モデルとか言ってませんでしたっけ…) の海外・国内販売台数計画達成率がまずまずの結果になっているのに対し、Xperia XやX Compactなどの、スーパーミッドレンジとも呼ばれる「プレミアム・スタンダード」モデルの海外販売台数達成率は31%と低くなってしまっているようです。
そこでSony Mobileは2017年度はプレミアム・スタンダードモデルを廃止し、フラッグシップモデルとミッドレンジモデルの二種類のみに絞ることで新モデルの販売を強化する方針に転換するそうです。
2017年度のフラッグシップは2機種あるようです。
X Compactはともかく、Xperia Xはスペック以外でX Performanceとの差別化がほぼできていなかったですし、新モデルが出ても在庫が余ったままの状態が続いてしまったのでしょう。
X・X Compactの不振を受け、Snapdragon 650を搭載した未発表のXperia、コードネーム「Oak」は立ち消えになってしまった可能性があります。ただし、フラッグシップとしてのコンパクトモデルはまだ出る可能性があります。
今後は「ソニーらしい技術で商品を差異化」するとのことなので、ぜひとも部署間のしがらみを超えた「One Sony」を体現するフラッグシップXperiaを開発していただきたいです。