広告あり
世界初、4K HDRディスプレイを搭載したXperia XZ Premium G8142がやってきました!
目次
Xperia XZ Premium Dual G8142のスペック
Xperia XZ Premium Dual G8142 | |
---|---|
OS | Android 7.1.1 Nougat |
RAM | RAM 4GB |
ストレージ | 64GB (UFS 2.1) |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon 835 MSM8998 |
ディスプレイ | 5.5インチ 4K HDR |
サイズ | 156 x 77 x 7.9 mm |
重さ | 191g |
SIM | Nano SIM + Nano SIM またはNano SIM + Micro SDカード Dual SIM |
メインカメラ | 19MP |
フロントカメラ | 13MP |
バッテリー | 3,230mAh |
USB端子 | USB Type-C (USB 3.1 Gen 1、USB Power Delivery対応) |
付属Type-CケーブルはUSB 2.0
Xperia XZ Premium 台湾版の付属品はAC充電器、イヤホン、USB Type-Cケーブルと取扱説明書などです。
Xperia XZ Premium自体はUSB 3.1 Gen 1に対応しているのですが、付属のケーブルはUCB20で、USB2.0にしか対応していません。せっかくならUCB30を付けて欲しかったです…。
充電器は日本では使えない形状ですが、Quick Charge 3.0とPump Express 2.0に対応しています。日本版のUCH12WでもPump Express 2.0に対応しているので、MediaTekのCPUを搭載したスマートフォンを使っている人には良いかもしれません。

XZから細かなデザインが変更に
Xperia X PerformanceやXperia XZでは前面のSONYロゴはあまり目立たないよう、色が薄かったのですが、Xperia XZ Premiumでは白 (シルバー) になっていて、はっきりと見えるようになっています。

また、Xperia XZと違って背面の素材が金属のアルカレイドではなく、Corning Gorilla Glass 5になったためか、NFCアンテナの位置が背面のXperiaロゴの下に戻っています。
ベゼル・背面ともに鏡面のようになっているため、映り込みしやすいです。とはいえ、Deepsea Blackでは通常のディスプレイの映り込みと変わらない程度なので、操作していてもそれほど気になりません。

Deepsea Black (とRosso) では電源ボタンが黒色になっています。これまではどの色でも銀色でしたが、黒色になることで電源ボタンだけが浮いた感じにならないようになりました。

SIMトレイはスペースの問題のためか、2つのトレイが繋がった形ではなく、一つは蓋と合体していてもう一つは爪で引っ張って出してくるように変更されました。
結局蓋を外した時点で強制的に再起動されてしまうので、トレイを引っ張り出す手間が増えた分、面倒になりました…。もうそろそろホットスワップできるようにして欲しいです。

くっきり見える4K HDRディスプレイ
Xperia XZ Premiumでは4K HDRに対応したため、YouTube、Amazonビデオなどの対応サービスで4Kコンテンツを楽しめます。

YouTubeの画質のオプションでも、「2160p60」が選べます。
いくつか4K・4K HDRに対応した動画を見てみたのですが、確かに4K HDR動画の方がくっきり、はっきりとした映像に見えました。

設定では「色域とコントラスト」でスタンダード、sRGB、ダイナミックの3モードを切り替えられます。個人的にはダイナミックモードはきつすぎるので、スタンダードモードのままで使っています。
ちなみに、「色域とコントラスト」はX-Realityと違ってBootloader Unlockの影響を受けません。

X-Reality for mobileは動画再生時のみになったのか、「動画再生時の高画質処理」に移動されました。

タップして起動がひっそり消えている
スマートフォンではXperia Z2から搭載され、今では当たり前となった、ダブルタップでスリープから復帰できる「タップして起動」が、なんとXperia XZ Premiumでは無効化されています。
海外でもタップして起動が使えないことに不満を持っている人は多いですし、アップデートでまた使えるようにして欲しいです…。
なお、AndroPlus Kernelではタップして起動を無事復活させられました。タップして起動を使いたければカメラを犠牲にしてカーネルを焼くしかない…というアレな状況です。
スローモーションは使いにくい
Xperia XZ Premiumでは960fpsのスーパースローモーション撮影ができます。
ただ、やはり光量が必要なところと、画質がFHDではなくHDが限界なのが相まって、屋内ではザラザラとした残念画質になります。スローモーションにする部分はボタンを押して指定しないといけないので、思った通りの場所でスローモーションにできないことが多いです。

新しいカメラになったせいか、Bootloader Unlockすると、写真を撮影しても緑色の画像しか保存されないようになりました。
マニュアルモードで各種オプションをオフにした上でISOを50~200にすると正常に保存できるのですが、これではカメラが使えないも同然です。サポートフォーラムで改善要望を出しましたが、修正されるのはいつになるやら…。

S835+高速ストレージで快適操作
Xperia XZ Premiumでは、ストレージに高速なUFS 2.1が採用されています。
Snapdragon 835のパワーと合わさることで、アプリの起動や操作がかなり快適にできるようになっています。
搭載されているのはSamsung KLUCG4J1ED-B0C1で、どこかのメーカーのようにUFS 2.0やeMMCではないことが確認出来ました。

A1 SD Benchでの結果は下の画像のようになりました。カーネル側でバッテリー消費を抑えるために書き込みパフォーマンスを制限されているので、Writeが少し低くなっています。

Antutu Benchmarkの結果は177323でした。

アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ (デレステ) の3Dリッチで「Yes! Party Time!!」をプレイしたところほぼ60fpsで安定していました。

USB PD充電に密かに対応
Xperia XZ Premiumが対応している急速充電規格はQuick Charge 3.0ですが、実はUSB Power Deliveryにも対応しています。
RAVPower 20100mAh モバイルバッテリー RP-PB059を使ったところ、9V / 1.2A程度で充電されました。9V / 3Aが上限のようです。
Quick Charge 3.0・USB Power Delivery両対応の充電器ではQuick Charge 3.0が優先されるようで、「USB_HVDCP_CHARGER」と認識されました。
(HVDCP = High Voltage Dedicated Charging Port)
現在の電流・電圧値 (uA・uV) は/sys/class/power_supply/usb/input_current_now、voltage_nowで確認出来ます。最大値なども確認でき、Ampereよりも精度の高いデータが得られます。

また、/sys/class/usbpd/usbpd0ではPDOも確認出来ます。現在選択されているPDOも確認出来るので、なかなか便利です。

見た目のインパクトは無いが中身は進化している
他社製のスマートフォンではベゼルレスで見た目のインパクトが強いものが多くなってきました。
Xperia XZ Premiumは見た目こそこれまでと代わり映えしないデザインですが、中身はSnapdragon 835やUFS 2.1などで最適化されており、他社の最新ハイエンドモデルと比べても勝るとも劣らない操作感になっています。USB端子もUSB 3.1 Gen 1・USB Power Deliveryに対応したので、ケーブル一本でファイル転送も充電も高速にできる時代に着実に近づいています。
Xperia XZ Premium Dual G8142はEXPANSYSやEtorenなどで販売されています。