GearBest様よりOnePlus 5 A5000 Slate Grayをいただいたのでレビューします。
目次
OnePlus 5 A5000のスペック
OnePlus 5 A5000 | |
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OS | Android 7.1.1 Nougat |
RAM | RAM 6GB (RAM 8GB版もあり) |
ストレージ | 64GB (UFS 2.1 2レーン) (RAM 8GB版では128GB) |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon 835 MSM8998 |
ディスプレイ | 5.5インチ FHD |
サイズ | 154.2 x 74.1 x 7.25 mm |
重さ | 153g |
SIM | Nano SIM + Nano SIM Dual SIM |
メインカメラ | 16MP + 20MP |
フロントカメラ | 16MP |
バッテリー | 3,300mAh |
USB端子 | USB Type-C (USB 2.0、USB Power Delivery非対応) |
対応バンドは
- FDD LTE: Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/25/26/28/29/30/66
- TDD LTE: Band 38/39/40/41
- TD-SCDMA: Band 34/39
- UMTS(WCDMA): Band 1/2/4/5/8
- CDMA EVDO: BC0
- GSM: 850/900/1800/1900 MHz
です。LTE B19に対応しているのは素晴らしいですね。
Dash Charge充電器などが付属
OnePlus 5はおなじみ (?) の外側が白、中側は鮮やかな赤色の箱に入っています。最初から保護フィルムが貼られていますが、埃が付きやすいので、剥がしてしまった方が良いと思います。

OnePlus 5は独自の急速充電規格、Dash Chargeに対応していますが、これには専用の充電器とケーブルが必要です。
日本でも使用可能なDash Charge対応AC充電器 (5V/4A) とUSB Type-A to Type-Cケーブルが付属しているので、別途充電器を購入しなくても大丈夫です。
スタートガイドやSIMピンの他にステッカーも付いています。OnePlus 3Tの時は「Dash Charge」ロゴがあったのですが、今回はデュアルカメラをウリにしているため「Shot on OnePlus」ステッカーに変更になりました。

DCI-P3対応ディスプレイ
OnePlus 5は5.5インチ FHDのOptic AMOLEDディスプレイを搭載しています。sRGBの他にDCI-P3にも対応するようになりました。
OnePlus 5に搭載されているディスプレイはSamsung s6e3fa5で、OnePlus 3Tの後期モデルでも採用されています。つまり、OnePlus 3Tからほぼ変更点はありません。(そのせいで後述の厄介な問題が起きています…)
ちなみに、パネル名を確認するにはadb shell
でcat /sys/devices/virtual/graphics/fb0/msm_fb_panel_info
を実行し、panel_nameを見てください。

画面の色は設定の「画面のキャリブレーション」から変更できます。自分好みに設定することも出来ます。

ディスプレイ下の中央の部分はホームボタン兼指紋センサーになっています。OnePlus 3Tでも高速でしたが、OnePlus 5ではさらに高速になっていて、とても快適です。
特定のアプリを保護する機能もあるので、人に見られたくないアプリは指紋認証かパターンなどでロック解除しないと起動できないようにする、ということもできます。

すっきりした背面デザイン
OnePlus 5の背面カメラは左上に配置されており、中央上にOnePlusロゴがあるだけ、とすっきりしたデザインになりました。某話題のスマホそっくりです。

OnePlus 3Tと比較して、アンテナラインが目立たないようになりました。また、OnePlus 3Tよりは机に置いた時にぐらつかなくなりました。

サッと綺麗に撮れるデュアルカメラ
背面の16MP + 20MPのデュアルカメラのおかげでフォーカス速度も速く、特に何も設定しなくても綺麗に撮影できます。
個人的にはスマホでは「こだわりの写真を撮れる」ことよりも「撮りたいときにすぐ撮れる」手軽さのほうが重要だと考えています。OnePlus 5は初期設定そのままでもストレス無く、十分綺麗に撮影できるので素晴らしいです。


USB PD非対応のUSB 2.0ポートで残念
Snapdragon 835を搭載しているにもかかわらず、OnePlus 5のUSB Type-Cポートは未だにUSB 2.0で、USB Power Deliveryにも非対応です。
周回遅れになりがちなXperiaでさえUSB 3.1 Gen 1・USB Power Deliveryに対応しているので、これにはがっかりです。
カーネル側ではUSB Power Deliveryに対応しているので、もしかしたらカスタムロムだとUSB Power Deliveryでの充電も受け付けてくれるかもしれません。

細かなカスタマイズができるOxygenOS
OnePlus 5に搭載されているOxygenOSはAndroid 7.1.1ベースになっていて、便利な独自機能が多数搭載されています。
ディスプレイ設定では夜間に目に優しい表示にするおやすみモードや閲覧モードがあり、テーマも白・黒どちらにするか選択できます。

ステータスバーのバッテリー表示をパーセント表示にしたり、現在のネットワーク速度を表示したりすることも出来ます。時計はデフォルトでは時間・分だけの表示ですが、秒まで表示するようにも出来ます。

OnePlus 5はタッチキーを搭載していますが、バックボタンと履歴ボタンを入れ替えたり、画面内にナビバーを表示させたりできます。ボタンの動作もカスタマイズできるので、自分好みの操作ができます。

ジェスチャー機能も充実していて、着信があったときに裏返して消音したり、画面を三本指でスワイプするだけでスクリーンショットを撮影したり出来ます。
画面がオフの時はダブルタップでスリープを解除したり、文字を書いて好きな操作をしたりできます。

詳細設定には便利な機能がまとめられていて、ポケット内での誤動作を防ぐポケットモードや、指定した時間に電源をオンオフできる機能などが設定できます。

Bluetooth Audio CodecではaptX HDも選択できます。

「ゲーム中の妨害禁止」では、特定のアプリを実行しているときの通知や、タッチキーの動作をブロックできます。
特にデレステなどのリズムゲームでは一瞬通知が表示されるだけでもスコアに影響が出るので、この機能は良いですね。

ゼリースクロール問題が厄介
OnePlus 5はデュアルカメラに便利機能満載のOSと、ほぼ完璧なのですが、唯一にして最大とも言える問題、「ゼリースクロール」を抱えています。
OnePlus 3Tの後期モデルから採用したパネル、Samsung s6e3fa5をOnePlus 5でも使うため、あろうことかパネルを逆さまに取り付ける設計にしてしまっています。
手元にあるスマートフォンを逆さまに持ってTwitterのタイムラインなどをスクロールする (IPSでもAMOLEDでも再現可能です) と分かりやすいですが、パネルが逆さまの状態だとスクロールした時に妙にぐにゃっとしたようなエフェクトが出てしまいます。
画面の更新は基本的に上から下へとされるのですが、逆さまの状態では更新される向きもそのまま逆になるため、視覚的に違和感を感じる原因になってしまいます。設計段階のミスであるためすべてのOnePlus 5でこの問題が起きていますが、感じ方には個人差があります。
カーネル側で画面の更新の挙動を変えることで問題を回避しよう、という試みもされているのですが、今のところ完全な対策は出来ていません。
ディスプレイの問題以外はほぼ完璧
OnePlus 5はゼリースクロール問題以外はほぼ完璧で、Snapdragon 835と6GB / 8GB RAMのおかげでかなり快適に操作できます。
デュアルカメラもOnePlus 3Tから大幅な改善が見られ、スマートフォンの中では上位に入るレベルに仕上がっています。
もちろんオープンソース開発もすでに活発になっているので、カスタムロムも手軽に使えます。
5.5インチにしては軽量・薄型で持ちやすく、普段使いのメインにおすすめです。
【09/25追記】
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