Xiaomi初のAndroid One端末、Mi A1レビュー。良い所取りで価格とスペックがちょうどいいスマホ

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Xiaomi初のAndroid One端末、Mi A1レビュー。良い所取りで価格とスペックがちょうどいいスマホ

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GearBest様より、Xiaomi Mi A1 MDG2をいただきました。

Xiaomi Mi A1のスペック

Xiaomi Mi A1 MDG2
OS Android 7.1.2
Android One
RAM 4GB
ストレージ 64GB
プロセッサ Qualcomm Snapdragon 625 MSM8953
ディスプレイ 5.5インチ FHD
サイズ 155.4 x 75.8 x 7.3 mm
重さ 165g
SIM Nano SIM + Nano SIM
またはNano SIM + Micro SDカード
Dual SIM
メインカメラ 12MP + 12MP
フロントカメラ 5MP
バッテリー 3,080mAh
USB端子 USB Type-C (USB Power Delivery非対応)

(詳細なデータはこちら)

GearBestでは珍しい未開封品

GearBestでは検品やカスタムロムの導入のため開封され、跡が残るシールを付けられていることが多いですが、Xiaomi Mi A1は未開封の状態で送られてきました。

未開封
未開封

上か下にスライドさせた後、蓋を持ち上げると本体が出てきます。

mi.com推し
mi.com推し

英語の説明書の他に充電器とUSB Type-A to Type-Cケーブルが付属しています。

ケーブルも付属
ケーブルも付属

右側面に電源ボタンと音量ボタンが配置されています。

右側
右側

左側面はSIMスロットのみですっきりしています。

左側
左側

上部にはマイクと赤外線ポートがあります。

上部
上部

下部にはUSB Type-Cポートやスピーカー、3.5mmイヤホンジャックやマイクがあります。

USB Type-Cポートでは5V/2Aでの充電に対応しており、残念ながらUSB Power Deliveryには非対応です。同じAndroid OneであるMoto X4は15W TurboPowerに対応しているので、欲を言えばMi A1も5V/3Aでの充電に対応して欲しかったです。

下部
下部

背面には指紋センサーやカメラの他に、XiaomiやAndroid Oneロゴなどが書かれています。

マット仕様になっているため、触っても指紋が目立ちにくくなっています。指紋でベタベタになるガラス製よりもよっぽど高級感があります。

メタルボディを採用しており、スペースの余裕がなくなったためかNFCアンテナは搭載されていません。少し残念ですが、日本ではAndroid Payもあまり使い勝手が良いとは言えないので、NFCが使えないことでのデメリットはそれほど大きくないと思います。

背面にロゴ
背面にロゴ

Mi A1はデュアルカメラを搭載しています。市販されているAndroid One端末の中ではMi A1が初めてデュアルカメラを搭載した端末となります。

デュアルカメラ
デュアルカメラ

ハイエンド端末に比べればさすがに負けますが、ミドルレンジスマホにありがちな大量のノイズやおかしな色合いはあまり見受けられません。ミドルレンジのスマホとしては優秀な方だと思います。

HDRあり
HDRあり

ナビバーは画面内ではなくタッチキーとなっています。Android Oneでは「どのスマートフォンを選んでも同じ使いやすさ」というのもアピールポイントなのですが、ナビバーのボタンの並びは他のAndroid One端末と異なり、右側にバックボタンが配置されています。

並びが標準と違う
並びが標準と違う

ほぼAOSPでシンプル

Xiaomiといえばゴリゴリにカスタマイズされた「MIUI」を搭載していることが有名ですが、Android OneであるMi A1ではMIUIではなく、AOSPをベースとして設定項目が少し増えている程度の控えめなカスタマイズがされるにとどまっています。

MIUIではわざわざ消されている日本語も、ちゃんとデフォルトで入っています。

日本語も
日本語も

ホーム画面は左にスワイプするとGoogleアプリの画面になります。アイコンは丸型の表示になっています。

シンプルなホーム
シンプルなホーム

プリインストールされているアプリはGoogle製アプリばかりで、カメラ、Mi Remote、フィードバックだけはXiaomi製です。(カメラは他のAndroid One端末でも自社製のアプリを搭載していることがほとんどです)

シンプルカメラアプリのUIは横向き表示には対応していないようで、常時縦向きのままでした。

カメラアプリ左下の三つの円が重なっているボタンを押すと、色合いやモザイク、集中線モードなど色々なエフェクトを使用できます。

モザイクは自由に配置できる
モザイクは自由に配置できる

オプションではパノラマやマニュアル、水平器モードなどが選べます。

パノラマなど
パノラマなど

カメラの設定では写真に時間情報を入れたり、シャッターボタンの機能を変更するなど様々な設定が出来ます。

色々設定できる
色々設定できる

Mi Remoteではテレビやスピーカーなどを、リモコンの代わりに赤外線を使って画面上で操作できます。

50種類ほどのパターンの内どれで操作できるか一つずつ試していく…というかなり地道な作業が必要ですが、一度設定すればリモコンが電池切れしてもMi A1で操作できるようになるので便利です。

リモコン操作できる
リモコン操作できる

フィードバックはセットアップウィザードや設定から統計情報の送信を無効化できるので、それほど邪魔にはなりません。

無効化できる
無効化できる

システムアップデートは起動した時点で9月1日のアップデートが降ってきました。

OTA対応
OTA対応

セキュリティパッチレベルが1ヶ月前とはいえAndroid 7.1.2を搭載するなど、そこらの中華端末に比べればアップデートも早いため安心して利用できます。

Android 7.1.2
Android 7.1.2

設定は独自機能である、指定した時間に自動で電源オンオフする「Scheduled power on and off」と統計情報の送信をするか選択する「Mi サービス」の2つが追加されているぐらいで、他はAOSP通りとなっています。

独自機能が少ない
独自機能が少ない

シンプルなのは見た目だけでなく、Bootloader Unlockもシンプルになっています。

他のXiaomi端末ではBootloader Unlockをするには手入力での申請をしたり72時間待ったり、やたらエラーを吐く専用ツールを使ったりしないといけないという、かなり前時代的な手順が必要ですが、Mi A1は通常通りOEMアンロックを有効化した後fastboot oem unlockコマンドを実行するだけでBootloader Unlockできます。

Mi A1ではXiaomiの時代遅れで古くさい部分がなくなり、便利な機能やコスパの高さといった良いところだけが詰まっていて素晴らしいです。

約2.6万円で販売中

日本で発売されているAndroid One端末はどれも日本仕様にこだわるあまり、ミドルレンジのスペックにハイエンドの価格になってしまっていますが、Xiaomi Mi A1は「高性能な端末をお手頃な価格で」というAndroid Oneの思想に沿った設計になっています。

Snapdragon 625・4GB RAMのおかげでサイト閲覧や電子書籍アプリなどの使用時にも突っかかりがありません。重たいゲームをするには不向きですが、ゲームをしない人には普段使いで不満を感じることはないと思います。

ごちゃごちゃしたMIUIが嫌いでXiaomi端末は敬遠していた、という人にもMi A1はおすすめです。

Xiaomi Mi A1はGearBestにて約2.6万円で販売されています。

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