【規格不適合】YOJOCK 60W USB-C急速充電器 S-TR-140レビュー。不審な挙動有り

当サイトで紹介するMODやアプリなどの内、システムファイルの改変やシステムに深く関わるものはroot化やリカバリが必須となります(root化の必要なしと明記している場合は除く)。導入は自己責任で行ってください。また、技適の無い機器の使用は自己責任です。

【規格不適合】YOJOCK 60W USB-C急速充電器 S-TR-140レビュー。不審な挙動有り

YOJOCK 60W USB-C急速充電器 S-TR-140を買ってみました。


USB Type-C x1

YOJOCK 60W USB-C急速充電器 S-TR-140はUSB Type-Cポート一つの充電器です。USB Power Deliveryに対応しており、最大60W出力が可能です。

1ポートのみ
1ポートのみ
YOJOCK 60W USB-C急速充電器 S-TR-140
品番 S-TR-140
サイズ 約62 x 62 x 30mm
重さ 約130g
USB Power Delivery出力 公称: 5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、20V/3A
実際のPDO: 5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、18V/3A、20V/3A
ポート数

USB Type-C出力ポートx1

PSEマークはありませんでした。この製品の日本での販売は違法です。

何故かここでは説明書に書かれている15V/3Aが抜けています。

PSEマークなし
PSEマークなし

プラグは折りたためるようになっています。

折りたたみ式
折りたたみ式

挙動に不審点有り

Cold Socket (非Vbus Hot) –

USB Type-Cの規格では、機器が接続されたことを確認してからVbusに電圧をかけるよう定められています。

YOJOCK S-TR-140は規格通り、機器が接続されていない状態ではVbusに電圧がかかりませんでした。

Bridged CCs –

YOJOCK S-TR-140はUSB Type-Cの規格通り、それぞれが別個のRpでプルアップされています。

e-MarkedケーブルでもSinkの接続を検出できるため、問題なく使用できます。

PDO – △

仕様ではUSB Type-Cポートの出力は5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、20V/3Aとなっていますが、Total Phase USB Power Delivery Analyzerで確認したところ、実際に通知されているPDOは5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、18V/3A、20V/3Aでした。 (ログはこちら)

USB Type-C規格で定められている5V、9V、15V、20Vを満たしており、表示している仕様との数値の差は無かったのですが、何故か仕様にない18V/3Aが通知されていました。YOJOCK S-TR-141でも同様に18Vがあり、問い合わせると「次からは仕様に書くようにする」とのことだったのですが、それから改善はしていないようです。

12V/3Aにも対応しているので、Xiaomi Mi Notebook AirGPD Pocket、Nintendo Switchなど幅広い製品の充電に使えます。

接続した時点で上記のPDOを通知しており、追加でPDOを通知する動作はしなかったため、Split PDOではありませんでした。

PDOただ、一部のケーブル (エレコム USB3-CC5P10NBKなど) を使用した場合、途中のSource_Capで5V/3AのみのPDOが通知されるという謎の挙動をしていました。「PD Fraction」は接点跳動や電気的なノイズなどが原因で発生した、解析できないビットのことですが、他の充電器で同ケーブルを使用したときは問題なかったため、おそらくケーブルではなくYOJOCK S-TR-140側に問題があるのだと思います。

これと関係があるのかはっきりとは分かりませんが、ケーブルによってYOJOCK S-TR-140のポートに差し込みにくいことがあり、差し込みにくいケーブルでは上記のおかしな挙動が発生していました。

挙動がおかしい
挙動がおかしい

高速充電規格 –

YOJOCK S-TR-140はUSB Type-CポートでQuick Charge 2.0 (9V、12V、20V)に対応しています。

USB Type-C規格ではUSB Power Delivery以外の高速充電規格は認められていません。

規格不適合なのもそうですが、商品説明ではQC3.0対応と書いているのに実際はQC2.0にしか対応していない、というのもマイナスポイントです。

QC3.0非対応
QC3.0非対応

過電流防止機能 –

YOJOCK S-TR-140には過電流防止機能が付いています。

5V~18Vでは3.37Aほどになると出力がシャットダウンされました。

3.37Aほどで停止
3.37Aほどで停止

20Vでは3.39Aほどで出力がシャットダウンされました。

3.4Aほどで停止
3.4Aほどで停止

Xiaomi Mi Notebook Air 13を充電したところ、20.2V/2.8Aほどで安定した充電が出来ました。

20V/2.8A
20V/2.8A

PSEマークがない、Quick Chargeに対応している、以前問い合わせしてから時間が経っているにもかかわらず全く改善していないという所が残念です。

ポートにケーブルが差し込みにくいことがあり、その状態だとおかしな挙動をすることが多いためあまりおすすめできません。

【10/29追記】

PSEラベルと18Vラベルについて、あなたのコメントは私たちにとって非常に重要です。 PSE証明書は処理中ですが、まだ証明書を取得していないため、ラベルが付いていません。認定を受け、製品のラベルを変更した後、アップグレードされたS-TR-141をお送りします。

S-TR-141とS-TR-140は、過去数ヶ月に生産された在庫品なので、古いラベルが付いています。

QC3.0&QC2.0については、テストを行っており、テスト後に更新されます。

という返事をYOJOCKよりいただきました。

これまでも他のメーカーで「PSE認定を受けてから更新する」といった言い訳をされてきましたが、実際に更新したメーカーは見たことがありません。果たしてYOJOCKは本当に正しいPSEマークを付けるのでしょうか…?

(Amazonでのレビューはこちら)


To ESATO, sumahoinfo, gazyekichi-iperia: DO NOT COPY MY CONTENTS without a link to my website. If you stole and post my contents to ESATO or your website, you have an obligation to pay me $100 per post via PayPal.

Google+ はてブ Pocket Mastodon タイトルとURLをコピー

カテゴリ:
コメントフォーム右上の「ログイン」メニューで各種SNSアカウントでログインできます。
匿名でコメントしたい場合は、名前とメールアドレスを入力した後「アカウントを作成せず投稿する」にチェックを入れてください。Disqusに登録すると、返信通知を受け取れます。