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どこのファイルに怪しい記述があるのか知りたい、
手っ取り早く文字を他の文字に置き換えたい…
特に Android のカスタマイズをしようとしているとき、
大量にあるファイルの中から特定のテキストを探して
置き換えたいと思うときがよくあると思います。
そこで、フォルダ内のファイルを高速に検索できる、
正規表現に対応したツール「grepWin」を紹介します。
grepWin は Windows 用のオープンソースのツールです。
ソースコードは SourceForge で公開されている…
はずなのですが、SourceForge の不手際のせいで
公開が強制的に停止されてしまっているようです。
ぜひとも Github などに移動して欲しいものです。
ダウンロード
grepWin は32bit、64bit ともに対応しており、
ポータブル版も用意されています。
こちらからダウンロードできます。
現時点では1.6.10が最新版です。
インストールと日本語化
インストールは、インストール先を指定するだけの
簡単なものなので説明はスキップします。
grepWin は日本語化されていないため、
日本語で使いたい場合は日本語化しないといけません。
まず、Japanese.langをダウンロードしてください。
SourceForge の復旧が終わったら公式のほうに
投げておきたいと思います。(誤訳・改善案があればお気軽に)
ダウンロードしたJapanese.langを、
インストール先に指定したフォルダ
(デフォルトだとC:\Program Files\grepWin)
にコピーしてください。
その後、grepWin を開きます。
下の方にある「Settings」ボタンを押し、
Language: の横のプルダウンメニューで
「Japanese.lang」を選んでください。
「OK」ボタンを押すと日本語訳が読み込まれます。
使い方
基本的な使い方は、
1. 一番上の「対象フォルダ」の欄で
検索したいフォルダの絶対パスを入力するか、
参照やドラッグ&ドロップで指定する
2. 「検索」欄の「正規表現検索」か「文字列検索」を選び、
「検索文字列」に検索したい文字列を入力し、
置換も同時にしたければ「置換文字列」も入力する
3. 「検索」か「置換」ボタンを押す
という流れです。
「検索対象の制限」欄では、指定したサイズより大きいサイズの
ファイルを検索から除外して高速化したり、
サブフォルダを含めつつ特定のフォルダは除外する、
などといったことができます。
検索結果は下の「検索結果」に出ます。
デフォルトではファイル毎の結果しか見られない
表示になっていますが、右下の「中身」をクリックすると
そのファイルのどの行にあるかまで見られます。
このとき、「設定」でエディタを指定しておくと
ダブルクリックするだけで普段使っているエディタで
指定行を自動で開いてくれるようになります。
「エディタ」の欄で、エディタの起動に使うコマンドを
指定します。パスを表す%path%と行番号を表す%line%が使えます。
例えば Mery だと
“C:\Mery\Mery.exe” /l %line% “%path%”
のようにすれば、検索した文字列がある行を自動で開いてくれます。
正規表現のテスト
正規表現で検索しようとしたとき、
どうしてもうまく検索できないと思ったら
間違って入力していた…なんてことはありませんか?
grepWin には正規表現をテストして、
ちゃんと思い通りになるかチェックできる機能があります。
「検索」欄の「正規表現のテスト」をクリックすると、
正規表現テストウインドウが開きます。
一番上のテキストエリアにテストに使うテキストを
入力し、「正規表現の検索文字列」、「正規表現の置換文字列」に
それぞれ正規表現で文字列を入力すると下に結果が出ます。
まとめ
無料、オープンソースで高機能なため、
よくファイル内検索する人にはおすすめです。
これまで Devas というツールを使っていましたが、
開発が既に終了しているため、今後の
機能追加や OS アップデートの対応が
見込めないという不安がありました。
grepWin は比較的活発にアップデートされているようで
今後の改善や機能追加などにも期待できそうです。