ソニーネットワークコミュニケーションズは11月28日、ついにSIMフリー・Bootloader Unlock可能なハイエンドXperia、Xperia XZ Premiumをnuroモバイルにて取り扱い開始することを発表しました。
Bootloader Unlock可能、ソースも即日公開
これまでXperiaは基本的に国内ではキャリアからしか発売されず、Xperia Z以降ではXperia J1 Compactを除き、正式にBootloader UnlockができるXperiaは国内販売されていませんでした。
唯一SIMフリー販売されたXperia J1 Compactも、発売当初から周回遅れのスペックで、あまりアップデートが配信されないという不遇なまま販売を終了してしまっていました。
今回発表されたXperia XZ Premium G8188は、ディープシーブラックのみ、nuroモバイルとの契約が必要、13,000台限定という条件付きではあるものの、XZ Premiumが現在のフラッグシップの一つであるうちに、SIMフリー・専用帯域で使えるという大きなメリットがあります。
Bootloader Unlockも可能であり、カーネルソースコードも即日公開されています。
G8188(左)はSO-04J(右)とバンドが同じで、BLU可能 pic.twitter.com/LuI8G4tJvP — 井戸水 (@IDOMIZU_) 2017年11月28日
ファームウェアの配信も開始されており、現在MVNO SNC JP (1311-9136) 45.0.C.0.88が配信されています。Android 7.1.1でセキュリティパッチレベルは2017-11-01となっており、コードネームは「maple_momo」です。(momo=ポストペットのモモ)
何故かro.semc.product.nameなどが「G81」になっているため、本来だと「Xperia XZ Premium」と表示されるべき場所で「G81」と表示されてしまうようになっています。端末名のリークを防ぐためか開発中の機体でも同様の状態になっていることが多いため、おそらく次のアップデートがされる頃には修正されていると思います。
国内端末らしくソニーモバイルUDゴシック LightやHGAREJ 平成丸ゴシック体 W4などの日本語フォントも同梱されています。
FeliCaも利用可能で、SemcFelicaLockServiceMvno.apkという専用アプリがあることを確認出来ました。
gps.confはグローバル版と同様で、SUPL_HOST=supl.sonyericsson.comとなっているのでdocomo以外でもAGPSが利用できます。
nuroモバイルでは一括購入では99,800円で購入でき、月額2,000円支払うことで専用のデータ通信帯域を利用できるようになります。
【07/03追記】
32,000円オフで67,800円に値下がりしました。
【2019/03/20追記】
IIJmioでも3/20より販売開始されることが発表されました。