Bootloader UnlockしたXperia XZ PremiumでDRMパッチしてカメラを使えるようにする方法を紹介します。
FW毎にパッチ作成が必要に
これまでのXperiaではBootloader Unlockした場合、キーが削除されることでDRM保護された機能 (高画質モード、カメラの独自処理など) が使えなくなってしまい、パッチを当てることで回避しなければいけませんでした。
Xperia XZ Premium以降では対策が強化されたことでさらに悪化し、カメラの画質が悪くなるどころか写真の保存さえできなくなりました。
sToRm//氏が新しくパッチを作ったものの、これまでより複雑な手順で、各ファームウェア毎に別々のパッチが必要なため、ボタンを押すだけでパッチできるXperiFIXが開発されました。
下記ページのXperiFIX_Installer [DOWNLOAD]から、XperiFIX_Installer.exeをダウンロードしてください。
インストールはNext、Startなどを押していくだけで進められます。インストール先ドライブを変更できないのが少し残念です…。
XperiFIXでのパッチ方法はシンプル
XperiFIXのインストールが完了したら、Xperia XZ Premiumの音量上キーを押しながらUSB接続してfastboot modeに入ります。
デスクトップに作成されたXperiFIXのショートカットなどでXperiFIXを起動し、Device、Firmwareのところを自分の端末のモデル・ファームウェアに合わせてください。
ここにリストアップされていないモデル・ファームウェアには対応していないため、対応を待つかsToRm//氏にお願いしてみてください。
I have~の左にあるチェックボックスをクリックすると、保障がなくなることや端末を破損する可能性について警告が表示されます。OKを押してチェックボックスをクリックしてチェックし、「FIX my device!」を押すとパッチが始まります。
自動的にTWRPなどがインストールされるので、途中でUSBケーブルを抜いたりせず、完了まで待ってください。
Booting the recoveryで5分以上経っても次に進まない場合のみ、USBケーブルを一旦外して再接続してください。
これでカメラや高画質モードなどが問題なく使えるようになります。
未対応のものはsToRm//氏のアップデート待ち
ファームウェア毎にパッチやTWRPなどを修正しないといけないため、今のところ47.1.A.8.49やXperia XZ1・XZ1 Compactには正式に対応されていません。
sToRm//氏によればもうすぐ対応したバージョンを公開するとのことですが、ひとまずXperia XZ Premium 47.1.A.8.49でパッチを当てるには、XperiFixではなく手動でパッチされたものをインストールしないといけません。
AndroPlus Kernel v08のパッチしたものをこちらから、MagiskのZIPをこちらからダウンロードし、C:\XperiFIX\DATA\XZP\G8142\47.1.A.5.51からdrmpatch.zipをコピーし、それぞれ内部ストレージにコピーしてください。
その後、TWRPを起動し、カーネル、Magisk、drmpatch.zipの順にインストールし、Wipe cache and dalvikをしてください。
再起動すればパッチ完了です。