2018年モデルのXperiaではA/Bシステムアップデート対応に

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Xperia XA2シリーズより、シームレスなアップデートが可能なA/Bシステムアップデートに対応することが判明しました。


よりスムーズなアップデートが可能に

Google PixelシリーズやAndroid OneのXiaomi Mi A1などで採用されているA/Bシステムアップデートは、OTAアップデート時の処理をバックグラウンドでできるようにすることで、通常の再起動と同程度の待ち時間だけでアップデートを完了できる仕組みです。

ユーザーデータ以外でA・Bの2つのパーティションを持つようになっており、例えばAのパーティションでシステムが動作している時にOTAアップデートすると、Bのパーティションにアップデートされたデータが書き込まれます。書き込みが完了したら通知されるので、再起動すればBのパーティションでの起動に切り替わります。

端末を使えない時間を減らせるだけでなく、もしOTAアップデートに失敗して起動しなくなれば自動でAパーティションでの起動に切り替わるため、いわゆる「文鎮化」状態になってしまうのを防げます。

また、A/Bパーティションに直接書き込めるので、/dataや/cacheの空き容量が足りなくてもアップデートできます。

Xperia XA2以降で対応

ro.build.ab_update=trueXperia XA2のprop.defaultには「ro.build.ab_update=true」と書かれているため、少なくともXperia XA2シリーズはA/Bシステムアップデートに対応していることが分かりました。

ミドルレンジでだけ対応させるとは思えないので、おそらくハイエンドモデルのXperiaでもA/Bシステムアップデートに対応するはずです。

ユーザーにとっては魅力的な機能ですが、リカバリ領域 (FOTAKernel) がなくなるなど大きな変更が加わることになるので、カスタムROM・リカバリ開発者にとっては悩みの種となりそうです。Pixelシリーズと同じ方法で対応できれば良いのですが…。

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