Android用ハイレゾ再生アプリ、USB Audio Player PROがマテリアルデザインベースにアップデートされたので、軽く紹介します。
USB DAC・DSD再生などに対応
USB Audio Player PROはUSB DACをAndroid端末に接続して使う用途に特化した音楽再生アプリです。以前は1,000円だったのですが、3/26現在860円と少し安くなっています。
wav/flac/ogg/mp3/DSD/SACD/aiff/aac/m4a/ape/cueなどのファイルに対応しており、Androidシステムをバイパスすることで最大32-bit/384kHzまでの再生を可能としています。
Audioquest DragonflyやPHA-3といったUSB DAC・ポータブルヘッドホンアンプの他、USB Type-Cイヤホン・変換アダプタ (一部の例外を除きコネクタ部にDACを内蔵しているため) や端末内蔵のDAC (LG V20、V30、Galaxy S7など) にも対応しています。
ちなみにUSB Type-Cイヤホンはまだまだ国内だとあまり普及していませんが、XiaomiのUSB Type-Cイヤホンはハイレゾ対応かつノイズキャンセリング付きで、USB Type-Cポートから給電されるので煩わしいバッテリーが無くすっきりしています。

Xiaomi端末だけでなくXperia XZ PremiumやPixel 2 XL、Dell XPS 15、HP Pavilion PowerなどUSB Type-Cポートがある端末のほとんどに対応していて、4,890円程度と比較的安価なので、一度試してみてはいかがでしょうか。
豊富な設定
USB Audio Player PROはオプションが豊富で、再生や音量、見た目などを色々とカスタマイズできます。なお、機械翻訳で手を抜いたのか日本語訳が微妙な出来ですが、気になる方は設定で英語表示に切り替えることも出来ます。
アルバム (横3列表示)、アーティスト、プレイリスト、ジャンルなどで分けて表示でき、どのタブを表示するかは設定で編集できます。

USBオーディオ設定ではアップサンプリングやビットパーフェクトモード、DSD再生モードなどを設定できます。ビットパーフェクトモードではイコライザなどが使えなくなりますが、そのままの状態でUSB DACへ出力が出来ます。

ボリュームもハードウェアではなくソフトウェアでの音量調節に変更したり、100段階で調整できるようにしたりと好きなように変更できます。Android標準だと20段階ほどでしか調節ができないので、細かな調節ができるようになるのは良いですね。

再生画面ではリピート再生やランダム再生がセットでき、デフォルトでは背景がアルバムアートに応じた色合いに変化します。これも設定でオフにできます。

右上のスピーカーアイコンを押すと音量やイコライザ、パラメトリックスイコライザの調整が出来ます。ToneBoosters社の高機能なパラメトリックスイコライザは有料ですが、初めの60秒間は試用できます。

イコライザはプリセットを保存しておくことも出来ます。

そのほかにもGoogle Play Music、UPnP/DLNAサーバーなどに接続したストリーミング再生もできます。
以前は時代を感じさせる古くさいデザインだったのですが、マテリアルデザインを取り入れたことで見た目も良く、機能も豊富と不満の少ないアプリになりました。
USB DACやUSB Type-Cイヤホン、DAC搭載スマホをお使いの方は、一度USB Audio Player PROを試してみてはいかがでしょうか。