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AUKEY 72W USB充電器 PA-Y12を購入しました。
目次
60W出力可能・PPS対応
AUKEY 72W USB充電器 PA-Y12はUSB Type-Cポートが1つ、USB Type-Aポートが2つある充電器です。

AUKEY 72W USB充電器 PA-Y12 | |
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品番 | PA-Y12 |
サイズ | 100 x 78 x 31mm |
重さ | 218g |
USB Power Delivery出力 | 商品説明: 5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、20V/3A PPS 3V–21V/3A 実際のPDO: 5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、20V/3A PPS 3V–21V/3A |
ポート数 |
USB Type-C出力ポートx1、USB Type-A出力ポートx2 |
裏面にはSQグローバル株式会社と事業者名が書かれたPSEマークがあります。黒地に黒い字で書かないで欲しいです…。

USB Type-Cポート、USB Type-AポートはどちらもQuick Charge2.0・3.0には対応していません。USB Type-Aポートでは5V/2.4Aでの充電が可能です。

規格適合
Cold Socket (非Vbus Hot) – ○
USB Type-Cの規格では、機器が接続されたことを確認してからVbusに電圧をかけるよう定められています。
AUKEY 72W USB充電器 PA-Y12は機器が接続されていない状態ではVbusに電圧をかけておらず、規格に適合した動作をしています。
Bridged CCs – ○
AUKEY 72W USB充電器 PA-Y12は別個のRpでプルアップされています。
e-MarkedケーブルでもSinkの接続を検出できるため、問題なく充電できます。
PDO – ○
仕様ではUSB Type-Cポートの出力は外装では5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、20V/3Aとなっていますが、Total Phase USB Power Delivery Analyzerで確認したところ、実際に通知されているPDOと一致しました。 (ログはこちら)
USB Type-C規格で定められている5V、9V、15V、20Vを満たしています。12Vにも対応しているため、GPD Pocketなど幅広い機器を高速充電できます。
接続した時点で上記のPDOを通知していたため、Split PDOではありませんでした。
XPS 15に接続したところ、DR_Swapが送信され、その後Rejectされていました。工場でのファームウェア更新などに使用されることもありますが、通常はデータ通信の役割を切り替えるために送信されるものなので、充電器にはあまりふさわしくありません。
ただし、Pixel 2 XLに接続した場合はDR_Swapは送信されていませんでした。

高速充電規格 – ○
AUKEY 72W USB充電器 PA-Y12はUSB Type-Cポートで、USB Power Delivery以外の高速充電規格であるQuick Charge 2.0・3.0に対応していません。USB Power Delivery・DCPにのみ対応しています。
USB Type-Aポートで対応していれば古い端末も高速充電できて良かったのですが…。

過電流防止機能 – ○
AUKEY 72W USB充電器 PA-Y12では、過電流が起きると出力がシャットダウンされます。
5VのPDOで確認したところ、3.37Aほどで出力がシャットダウンされました。
20VのPDOでも、3.37Aほどで出力がシャットダウンされました。
USB Type-CポートとUSB Type-Aポートを同時に使用した場合、合計78Wになったあたりで出力がシャットダウンされました。

DR_Swapが送信されているのが少し怪しいですが、それ以外は特に問題がありません。PA-Y10でのPDOの問題も改善されています。
USB Type-Aポートの方がQuick Chargeに対応していればレガシーデバイスも急速充電できて良いのですが、USB PD 60W出力できる充電器を安く抑えるにはUSB Type-Aポートがおまけ扱いになるのは仕方が無いのでしょうね…。
USB Type-C製品のレビューが役立った場合、私のほしい物リストから何か贈っていただけると嬉しいです。