SHARP AQUOS S2のBootloader Unlock手順などのまとめ

当サイトで紹介するMODやアプリなどの内、システムファイルの改変やシステムに深く関わるものはroot化やリカバリが必須となります(root化の必要なしと明記している場合は除く)。導入は自己責任で行ってください。また、技適の無い機器の使用は自己責任です。

SHARP AQUOS S2のBootloader Unlock手順などのまとめ

SHARP AQUOS S2 (SS2) のBootloader Unlock手順などをまとめてみました。


hikari_calyx氏、heineken氏のガイドを元に一部書き換えています。

Bootloader Unlock

初回セットアップ時はアップデートを防ぐため、Wi-Fi接続やSIMの挿入をしないでください。

以下の手順はAndroid 8.0 (2040CN) にアップデートする前に必ず実行してください。Android 8.0にアップデートすると過去のファームウェアに戻れなくなり、Bootloader Unlockできなくなります。

一度Bootloader Unlockすれば、Android 8.0にアップデートしても問題ありません。(このnb0ファイルでアップデートすると過去のファームウェアに戻せるままAndroid 8.0にアップデートできるようです)

Bootloader Unlockする手順は2つあるのですが、Online Service Tool (OST) でBootloader Unlockする方法でないとうまくいかないようです。

OSTでBootloader Unlockする手順 (動作確認済み)

  1. OSTをこのページのHow it works:に書いてある「Download」リンクからダウンロードします。
  2. ZIPを展開し、「setup.bat」を管理者権限で実行します。Windows 10の場合、ドライバー署名の強制を無効にする必要がある場合があるようです。
  3. 「SS2-135E-WW-open_bl.nb0.zip」リンクからZIPをダウンロードし、展開します。
  4. 電源を切った状態で音量キー下 + 電源ボタンを長押しして、ロゴが表示されたら電源ボタンだけ離す方法か、adb reboot bootloaderコマンドのどちらかでfastboot modeに入ります。
  5. インストールしたOSTを起動し、SS2-135E-WW-open_bl.nb0ファイルを選びます。
  6. 「Update Option:」でNormal Download、Erase User Data、Erase error data、Switch SKUIDを選び、Check System AP Statusは外してください。SKUIDは300WWに設定します。
  7. Nextボタンを押すとデータが初期化され、台湾版ROMがインストールされます。
  8. 完了したら電源を切った状態で音量キー下 + 電源ボタンを長押しして、ロゴが表示されたら電源ボタンだけ離してfastboot modeに入り、fastboot oem unlockを実行してください。

OSTで「Flashing partition abl_b (abl.elf)」などと表示された状態で止まってしまう場合、USBケーブルをUSB 2.0ポートに差し替えたりUSB 2.0のケーブルを使ったりしてやり直すと問題なく進められます。

fastbootのみでBootloader Unlockする手順 (動作未確認)

  1. xdaからSharp_ss2_boot_unlock_files.zipをダウンロードして展開します。
  2. 電源を切った状態で音量キー下 + 電源ボタンを長押しして、ロゴが表示されたら電源ボタンだけ離してください。これでfastboot modeに入れます。
  3. コマンドプロンプトでfastboot oem cert_timecount getを実行します。
    AQUOS S2ではfastboot oemコマンドを実行できる回数が制限されているため、もし0と出てしまった場合、deviceinfoパーティションを以下のようなコマンドで編集して書き戻さないといけません。
    block=/dev/block/platform/soc/c0c4000.sdhci/by-name/deviceinfo;
    offset=20737;
    echo -ne '\xFF' | dd obs=1 count=1 seek=$offset of=$block;
  4. 念のため上記のfastboot oemコマンド実行回数の制限を100回にセットします。fastboot oem cert_timecount set 100を実行してください。
  5. fastboot getvar productidを実行してシリアル番号を取得します。
  6. このサイトなどでシリアル番号をMD5ハッシュ値に変換します。
  7. fastboot oem dm-verity [MD5ハッシュ値] ([MD5ハッシュ値]を6.のものに置き換えてください) を実行します。
  8. fastboot flash abl unlock.elfを実行します。
  9. deviceinfoパーティションなどをバックアップしたい場合、ここで下のガイドに従ってバックアップしてください。Bootloader Unlockのためのデータが入っているため、バックアップすることをおすすめします。
  10. fastboot reboot-bootloaderを実行します。
  11. fastboot oem unlockを実行します。

端末固有のパーティションのバックアップ

modemst1
modemst2
rf_nv
securefs
deviceinfo
fsg
fsc
などをバックアップする方法です。
特にdeviceinfoパーティションはfastboot oemコマンド実行回数の制限やBootloader Unlockのためのデータが入っているため、バックアップすることをおすすめします。

なお、Android 8.0以降での新しいBootloaderではfastboot oem reboot-edlが実行できないようです。

deviceinfoパーティションのオフセット5001-5100にBootloader Unlockのためのキー、5101にfastboot oemコマンド実行回数の制限値が書かれています。

  1. xdaのページで添付されているファイルをダウンロードして展開します。
  2. fastboot modeでfastboot oem reboot-edlを実行してEDL modeに入ります。
  3. Qualcomm HS-USB 9008ドライバをインストールします。(このページでダウンロードできるOSTに付属しています)
  4. params.cmdをテキストエディタで開き、COMポートとprog_emmc_ufs_firehose_Sdm660_ddr.elfファイルへのパスを変更します。
    例:
    set SaharaComPort=com16
    set FirehoseFile=D:\qpst_personal\prog_emmc_ufs_firehose_Sdm660_ddr.elf

    COMポートは「コンピューターの管理」→「デバイスマネージャー」で確認できます。
  5. readselparts.cmdを実行します。

中国版から台湾版への変更

内蔵のシステムアップデートアプリを使ってファームウェアを中国版から台湾版に変更するには、台湾版のZIPをダウンロードしてくる必要があります。OSTを使いたくない・使えない場合はこの方法でアップデートします。

なお、中国版でも台湾版でも日本語ロケールは入っています。機械翻訳なので微妙ですが…。

  1. Sharp Mobile Taiwan公式サイトを開き、「軟體下載」を押して「AQUOS S2卡刷完整升級包」の下にある「下載」を押します。
    ※「AQUOS S2高配版卡刷完整升級包」は6GB RAM版なのでダウンロードしないでください。間違えると文鎮化します。
  2. ZIPがダウンロードされるので、ファイル名の「135」を「136」に、「WW」を「CN」に変えてください。(例: SS2-135F-0-00WW-B01-update.zip → SS2-136F-0-00CN-B01-update.zip)
  3. ZIPをAQUOS S2の内部ストレージ直下にコピーします。
  4. パスワードなどを設定している場合、念のため外しておいてください。また、ディスプレイを自動的に消灯させないように設定してください。
  5. ZIPが自動的に検出されるので、確認してアップデートします。
  6. インストール後再起動されたら台湾版への変更が完了します。

リージョンIDの変更

中国版ロム (135H-CNなど) から台湾版ロム (135E-WWなど) に変更した場合、リージョンID (SKU ID) も300CNから300WWに変更する必要があります。ただ、特に大きな問題が起きるわけではないので、面倒であれば放置しても構いません。

現在のSKU IDはfastboot oem CustomerSKUID getで確認出来ます。

300WWに変更するには、fastboot oem CustomerSKUID set 300WWと実行してください。

nb0ファイルの展開

xdaなどではOnline Service Tool (OST) で使用できるnb0ファイルが配布されています。

nb0 unpackerを使うと、nb0ファイルからboot.imgやsystem.imgを取り出せます。

Select nb0 fileボタンを押してnb0ファイルを選び、Unpackボタンを押すと展開したデータを保存できます。

Android 8.0の差分アップデートファイル

Android 8.0 (2040CN以降) のOTAアップデート用ファイルは下記ページでダウンロードできます。

中国版は台湾版と違ってセキュリティアップデート対応がかなり早く、Googleが公開してすぐにアップデートされることが多いです。

Playストアは入っていませんが、日本語は入っているので日本語表示は問題ありません。

AQUOS S3移植ROMを試してみる

氏がAQUOS S3のROMをS2に移植されています。

 

OSTで焼けるnb0ファイルはここからダウンロードできるのですが、私の環境では途中で止まってしまい焼けませんでした。

その場合、boot・system・vendorのみfastboot modeで焼けば起動は出来ます。

fastboot flash boot_a boot-twrp3110_v1_oreo_2070.img
fastboot flash system_a system_121L_s3_port.img
fastboot flash vendor_a vendor_2070_treble_beta1.img

顔認証などが追加されますが、S2では動かない機能もあるので普段使いには向いていません。

Online Service Tool (OST) のオプション

OSTは本来はサービスセンターで使われるツールなだけあって、FRPやロック画面のパスワードやパターンを無効化してしまえるという恐ろしい機能まであります。

オプションについて中身を紹介します。

Online Service Tool (OST)Online Service Tool (OST) でnb0ファイルを選ぶと、上記のような画面になります。

  1. Normal Download – EDLモード以外の場合は必ずチェックします。
  2. Emergency Download – EDLモードの場合はチェックします。
  3. Erase User Data – チェックするとユーザーデータを初期化します。
  4. Erase error data – チェックするとFIH Mobileへ送信するためのエラーログデータを初期化します。
  5. Switch SKUID – 中国版ロム (135H-CNなど) から台湾版ロム (135E-WWなど) に変更する場合、チェックして300WWにしてください。
  6. Erase FRP – チェックすると Factory Reset Protection (Googleアカウントを追加した状態で初期化した場合、セットアップ時にログインを求められる端末保護機能) を初期化します。
  7. Unlock Screen Lock – ロック画面のパスワードやパターンを忘れてしまった場合、チェックすると無効化できます。
  8. Check System AP Status – 通常は使用しません。チェックを外してください。

通常は1、3、4にチェックを入れて8のチェックを外し、EDLモードで復旧するときは2、3、4にチェックを入れて8のチェックを外します。

中国版ロム (135H-CNなど) から台湾版ロム (135E-WWなど) に変更する場合は5もチェックして300WWにします。

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