狭額縁4KタッチパネルのNew XPS 13 9370レビュー。世界最小でもパワフルなノートPC

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デル株式会社様より、New XPS 13 (9370) をお借りしました。


デザインを刷新した世界最小13インチモデル

今回お借りしたNew XPS 13 (9370) は、世界最小の13.3型ノートパソコンです。

New XPS 13 (9370)
OS Windows 10 Home
CPU Intel Core i7-8550U
メモリ 16GB
ストレージ 512GB SSD(PCIe NVMe)
グラフィックス Intel UHD Graphics 620
光学ドライブ なし
ディスプレイ 13.3インチ 4K 3840✕2160
光沢(反射防止コート)
タッチ対応
通信機能 Wi-Fi IEEE802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth 4.2
インターフェース USB 3.1 Gen1 Type-C x1
  Thunderbolt 3 / USB 3.1 Gen2 Type-C x2
microSDカードスロット
イヤホンジャック
カメラ 720pウェブカメラ
Windows Hello準拠赤外線カメラ
サイズ 302×199×7.8~11.6mm
サイズ/重量 約1.21kg
バッテリー 52 WHrバッテリ (約11時間使用可能)

※このページの仕様情報はすべて2018/04/29時点のデータです。OSやメモリ、ストレージなどは他の構成も選べます。

USB PD 45W出力のAC充電器やUSB Type-C to Type-Aケーブルなどが付属しています。すべて白色で統一されているので、本体が白色なのに充電器は黒、というようなミスマッチ感がありません。

高級志向なのにアクセサリ類は手を抜く、というメーカーも多いので、本体カラーに合わせてアクセサリの色も統一するのは素晴らしいです。

付属品何故USB Type-C to Type-Aケーブルが付いているのか…というと、実はNew XPS 13 (9370) にはUSB Type-Cポートしかなく、USB Type-Aポートは一つも搭載されていないためです。

USB Type-Aポートにレシーバを挿して使うタイプの無線マウスなどが使いにくい反面、USB 3.1 Gen 2・Thunderbolt 3のUSB Type-Cポートが2つもあるので、データ転送も映像出力も高速・手軽にできます。

USB Type-Cポートは左側に2つ、右側に1つ付いています。

USB Type-Cポート x2
USB Type-Cポート x2

右側の方のUSB Type-CポートはUSB 3.1 Gen1となっています。

イヤホンジャックやmicro SDカードスロットも右側に配置されています。

イヤホンジャックなど
イヤホンジャックなど

背面にはスペースを空けるためのゴム足、冷却ファンの口などがあります。

レンタル品なので右下にシールが貼ってありますが、実際はシール類は一切無く、認証ロゴなどはすべてレーザー刻印されています。

ファンあり
ファンあり

ディスプレイは下の写真ぐらいまで倒せます。

USB Type-Aポートは無い天板・底面はアルミ製で、さらっとしていて指紋も目立たず、高級感があります。

バックライト付きキーボードはUS配列も選択可能

キーボードはバックライト付きになっていて、デフォルトではキーを押したときにしばらく点灯するようになっています。F10キーで点灯→弱点灯→消灯と切り替えられます。

BIOS (UEFI) メニューでデフォルトの状態を選べるので、最初からバックライトが付かないようにすることもできます。

バックライト点灯ボディ全体がアルミ製のノートパソコンが多い中、New XPS 13は白色のグラスファイバーで質感も良く、手触りの良いパームレストに仕上がっています。

ローズゴールドではUVカットや汚れ防止コートもされているので、経年劣化による黄ばみも防げるそうです。

なお、プラチナシルバーではグラスファイバーではなくカーボンファイバーが採用されています。

高精細ディスプレイお借りしたモデルでは日本語配列でしたが、なんと注文時にUS配列に無料で変更することも出来ます。

US配列の方がキーボードがすっきりして見えますし、US配列の方が好きな人には嬉しいですね。

高精細なディスプレイにスリムなベゼル

New XPS 13ではフルHDと4K UHDの2種類のディスプレイが選べます。

お借りしたモデルは4K UHDディスプレイを搭載したモデルで、タッチ操作にも対応しています。

ディスプレイは光沢ではあるものの、反射防止コートがされているので光や自分の顔などが映り込みにくくなっています。非光沢だと色の鮮やかさが落ちてしまうのですが、光沢 + 反射防止の組み合わせのおかげで、映り込みを防ぎつつ鮮やかな色合いを実現しています。

4Kさらに、進化したInfinityEdgeディスプレイでベゼルも約4mmと以前のモデルよりも薄くなっています。

手持ちのXPS 15 (9550) では約5mmなので1mm程度狭くなっているのですが、白色なのも影響しているのか数値以上にすっきりしている印象です。

狭額縁4Kディスプレイは綺麗な反面、負荷が掛かってしまうため、Core i7-8550Uを搭載しているとはいえゲームなどで4K表示にすると動作が重くなってしまいます。

ドラゴンクエストXのベンチマークでは解像度 3840 x 2160、グラフィック設定を最高品質にするとスコア1067で「重い」評価になりました。

4K + 最高画質解像度を1920 x 1080、グラフィック設定を標準品質にするとスコア6510、「快適」評価になりました。

重いゲームをプレイするときはフルHDに抑えておいた方が良さそうです。

快適なお、下部のベゼルにはウェブカメラが配置されています。

狭額縁を実現するためとはいえ位置が低すぎるので、ウェブカメラとして使う時には位置合わせに少し手間取ります…。

電源ボタンが指紋センサーを兼ねているので、顔認証と指紋認証両方でログインすることもできます。

ウェブカメラ

高速ストレージは256GBから1TBまで

New XPS 13のストレージはPCIe SSDで、256GB・512GB・1TBの3パターンから選べます。

お借りしたモデルでは512GBで、初期状態で空き領域は428GBでした。

HDDはないものの、必要に応じて大容量なSSDを選べば大丈夫でしょう。

SSDのおかげで起動からアプリ操作、シャットダウンまで高速で、プチフリや読み込みが遅くて作業中にイラッとする…ということがありません。

SSDベンチマーク

USB PDで持ち運び時の荷物を少なく出来る

New XPS 13付属の充電器はUSB Power Deliveryに対応しています。

5V/3A、9V/3A、15V/3A、20V/2.25Aに対応しているので、これ一つで最近のUSB PD対応スマホも充電できます。

12Vには対応していないのが残念ですが、ノートPC用とスマホ用に別々の充電器を持ち歩かなくても済むので、外出時の荷物が減らせて便利です。

45W 充電器通電しているか一目で分かるLEDも付いています。

通電LED公式サイトではUSB PD 65W出力に対応したモバイルバッテリーも販売されているので、コンセントがない場所でもバッテリー切れを気にせず使えます。

持ち歩き用PCにぴったり

New XPS 13本体は1.2kg、充電器と合わせても1.4kgと軽量で、大きさも13.3インチながらA4サイズより少し小さい程度というコンパクトさで、普段の持ち歩きにかかる負担がほとんどありません。

面倒なロック解除も顔認証・指紋認証ですぐできるので、ロックをかけていても素早く作業を始められますし、キーボードのクリック音が静かなので周りに迷惑をかけることもありません。

普段からノートパソコンを持ち運んで使っている人には、コンパクトでパワフルなNew XPS 13はおすすめです。

4Kディスプレイだとバッテリー駆動時間が減ってしまうのがネックですが、それを補って余りある鮮やかで美しいディスプレイなので、個人的には4Kディスプレイ搭載モデルの方が良いと思います。

デル株式会社

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