カメラとdocomo回線目当てでHUAWEI P20 Pro HW-01Kを購入したのですが、ダメ元でBootloader Unlockしてみたところ、なんとUnlockできてしまいました。
おサイフケータイとProject Treble両対応で最強に見える
HUAWEI P20 Pro HW-01KはSIMフリーのグローバル版からいろいろな機能が削除されていたりdocomoの無駄なアプリが大量に入れられていたりします。
おサイフケータイに対応している、という点は大きなメリットなのですが、普通はキャリア端末はBootloader Unlockできないので、root化したりカスタムロムを入れたりしてグローバル版と同様にすることは難しい…のですが、何故かHW-01KではBootloader Unlockが塞がれていませんでした。
HUAWEIのBootloader Unlock用コードの発行が一旦2018年7月頃に終了してしまうため、Bootloader Unlockするなら今のうちにしておかないと今後永久にBootloader Unlockできなくなる可能性があります。
(注意:Bootloader Unlockすると保証は無効になります)
Bootloader Unlockする手順
- 設定→システム→端末情報を開き、「ビルド番号」を何回か押して開発者向けオプションを有効化する
- 開発者向けオプションで「OEMロック解除を有効にする」をオンにする
- 「USBデバッグ」をオンにする
- 設定→システム→端末情報を開き、IMEIをメモする
- 電話アプリを開き、*#*#1357946#*#*とダイヤルし、製造番号と製品IDをメモする
- PCでHUAWEIのサイトを開き、会員登録する (Country/RegionはHong Kongなどを選んでください)
- ログイン後、注意画面になるのでNextボタンを押す
- 下の図のようにSince EMUI5.0を選び、Product Serial numberに製造番号、Product IMEI or MEIDにIMEI、Product IDに製品IDを入力し、画像認証の文字を入力してCommitボタンを押す
※なお、製造番号 (シリアル番号)はadb shell getprop ro.serialnoでも取得できます。製品IDは私の場合98912092でしたが、共通なのかどうかは分かりません。
- 成功すればYour unlocking password is:の後にロック解除用コードが表示されるのでメモする (何かエラーが出る場合は画像認証の文字を打ち直して何回かCommitボタンを押す)
- 電源を切って音量キー下を押しながらUSB接続するか、PCのコマンドプロンプトで
adb reboot bootloader
を実行する - コマンドプロンプトで
fastboot oem unlock [ロック解除用コード]
(例:fastboot oem unlock TCTL2WHJ4H82YOXD
) を実行する - 音量キー上を押してYesを選び、電源ボタンを押してBootloader Unlockとデータ初期化を実行する
Bootloader Unlockを実行するとデータが初期化されます。
Bootloader Unlockしていてもおサイフケータイなどは起動でき、実際に会員証などの読み取り・書き込みもできることを確認しました。

HUAWEI P20 ProはAndroid 8.1を標準搭載しており、カスタムロムを簡単に移植できるProject Trebleに対応しています。そのため、バックアップ用にTWRPさえ用意できれば簡単にroot化やLineageOSなどのカスタムロムを焼くことが出来ます。
【追記】
こちらのグローバル版向けTWRPが起動できました。Magisk v16.4でroot化できました。
OPR6.170623.010のTWRPバックアップはこちらからダウンロードできます。
※ユーザーデータ以外アップしていますが、パーティションの役割などがHUAWEI独自になっている可能性もあるので、リストアするのはsystem、vendorぐらいにしておいてください。
HW-01K 18070902のOTAアップデートファイルはここからダウンロードできます。ZIPの中のUPDATE.APPはsplit_updata.plを使うと展開できます。(18070902のUPDATE.APPを展開したものはここからダウンロードできます)