【規格適合】Klearlook 90W USB PD/Quick Charge 4+充電器レビュー。QC4+対応かは疑わしい

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【規格適合】Klearlook 90W USB PD/Quick Charge 4+充電器レビュー。QC4+対応かは疑わしい

Quick Charge 4+に対応しているという、Klearlook 90W USB PD/Quick Charge 4+充電器 DAT-DQC99Pを購入しました。


60W出力可能

Klearlook 90W USB PD/Quick Charge 4+充電器 DAT-DQC99P (KLPTC6090A) はUSB Type-Cポートが1つ、USB Type-Aポートが3つある充電器です。

3つあるUSB Type-Aポートのうち、オレンジ色の2つだけはQuick Charge2.0・3.0・HUAWEI FCP・SAMUSUNG AFCに対応しています。

計4ポート
計4ポート
Klearlook 90W USB PD/Quick Charge 4+充電器 DAT-DQC99P
品番 DAT-DQC99P
サイズ 約101 x 71 x 25mm
重さ 216g
USB Power Delivery出力 商品説明: 5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、18V/3A、20V/3A
実際のPDO: 5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、18V/3A、20V/3A
ポート数

USB Type-Cポートx1、USB Type-Aポートx3

製品情報にはFCCマークなどはありますが、PSEマークがないため違法です。

PSEマークなし
PSEマークなし

規格適合

Cold Socket (非Vbus Hot) –

USB Type-Cの規格では、機器が接続されたことを確認してからVbusに電圧をかけるよう定められています。

この充電器では機器が接続されていない状態ではVbusに電圧をかけておらず、規格に適合した動作をしています。

Bridged CCs –

この充電器では別個のRpでプルアップされています。

e-MarkedケーブルでもSinkの接続を検出できるため、問題なく充電できます。

PDO – △

仕様ではUSB Type-Cポートの出力は外装では5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、18V/3A、20V/3Aとなっていますが、Total Phase USB Power Delivery Analyzerで確認したところ、実際に通知されているPDOと違い、5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、18V/3A、20V/3Aと、18Vが無いという結果になりました。 (ログはこちら)

USB Type-C規格で定められている5V、9V、15V、20Vを満たしています。12Vにも対応しているため、GPD Pocketなど幅広い機器を高速充電できます。

仕様には18Vと書かれているにもかかわらずPDOに18Vがありませんが、現時点で18Vを要求する端末は無く、あったとしても15V・20Vに対応していれば普通は問題ないはずなので、特に実害はありません。

接続した時点で上記のPDOを通知していたため、Split PDOではありませんでした。

PDOQuick Charge 4+は、電圧・電流を細かく変化させることで無駄な発熱をなくす技術、PPS (Programmable Power Supply) をサポートしており、Qualcommの認証済み電源コントローラ (Cypress CCG3PA、NXP TEA19051Bなど) ではすべてPPSに対応しています。

しかし、この充電器はQC4+対応を謳いながらもPPSに対応していないため、少なくともQualcommの認証済み電源コントローラを使用していないことが分かります。

Quick Charge 4+の特徴の一つである「20mV毎に電圧を変更することでバッテリー寿命を伸ばす」ことはPPS抜きでは実現できないはずなので、本当にこの充電器がQuick Charge 4+に対応しているかは疑わしいです。

この件についてKlearlookに問い合わせしていますが、今のところ返答はありません。

高速充電規格 –

この充電器はUSB Type-Cポートで、USB Power Delivery以外の高速充電規格であるQuick Charge 2.0・3.0に対応していません。USB Power Deliveryにのみ対応しています。

旧規格であるQuick Charge 2.0・3.0などはUSB Type-Aポートで使えるので、古い端末もUSB Type-A to Type-Cケーブルを使えば高速充電できます。

QC非対応
QC非対応

過電流防止機能 –

この充電器では、過電流が起きると出力がシャットダウンされます。

5VのPDOで確認したところ、3.44Aほどで出力がシャットダウンされました。

5V20VのPDOでも、3.5Aほどで出力がシャットダウンされました。

20V

 

Quick Charge 4+対応と謳っておきながらPPSに対応していないこと、Amazonでの最初の2つのレビューがどう見ても中国人のサクラレビューであることなど微妙なところはありますが、USB PD 60W充電とQC3.0でのレガシーデバイスの急速充電を両立したいだけなら問題ありません。

Quick Charge 4+に非対応、または一部の機能しか対応していない可能性が高いため、Quick Charge 4+対応充電器が欲しい人は買わない方が良いと思います。

おそらくですが、デザインや仕様が酷似しているため、下記のHelperの充電器もこの充電器と同じだと思います。

まともなQuick Charge 4+対応充電器が普及するのはまだまだ時間が掛かりそうです。


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