Geekbuyingで10.1インチタブレット、Mi Pad 4 Plusを購入しました。
目次
珍しいSnapdragon搭載10.1インチタブレット
Androidタブレット市場はスマートフォンに比べると勢いがなく、かつてはSnapdragonを搭載したタブレットも多かったものの、今ではMediaTek SoCなどを搭載した低スペックの安物ばかりになってしまいました。
一応10インチクラスではSnapdragon 835を搭載したGalaxy Tab S4があるものの、最新のSnapdragon 845を搭載していない割に価格は7万円近くとなかなか高価です。
そんな中登場したのが、Snapdragon 660を搭載した10.1インチタブレット、Xiaomi Mi Pad 4 Plusです。
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スペック
Xiaomi Mi Pad 4 Plus | |
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OS | Android 8.1 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB/128GB |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon 660 |
ディスプレイ | 10.1インチ 1920 x 1200 (16:10) |
サイズ | 149x 245 x 7.9 mm |
重さ | 485g |
SIM | Nano SIM |
メインカメラ | 13MP |
フロントカメラ | 5MP |
バッテリー | 8,620mAh |
USB端子 | USB Type-C |
ネットワーク | 4G:TDD-LTE: B34/B38/39/40/41(100M), FDD-LTE: B1/3/5/7/8 |
(詳細はこちら)
配送方法にDHL Expressを選んだところ、21日に入荷して発送された後、23日に届くという国内の宅急便と変わらないレベルのスピードで到着しました。
木曜日, 8月 23, 2018 | 取り扱いセンター | 時間 | 個 | |
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20 | 配達完了: DLVD BY AGNT | 11:17 |
1 個 |
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19 | 配達業者への荷物引渡し準備完了 | KANSAI – JAPAN | 08:18 |
1 個 |
水曜日, 8月 22, 2018 | 取り扱いセンター | 時間 | 個 | |
18 | 配達業者への荷物引渡し準備完了 | KANSAI – JAPAN | 16:38 |
1 個 |
17 | DHL施設へ到着 KANSAI – JAPAN | KANSAI – JAPAN | 13:31 |
1 個 |
16 | DHL施設から出発 OSAKA – JAPAN | OSAKA – JAPAN | 12:10 |
1 個 |
15 | DHL施設にて搬送処理中 OSAKA – JAPAN | OSAKA – JAPAN | 11:47 |
1 個 |
14 | 通関許可 OSAKA – JAPAN | OSAKA – JAPAN | 09:34 |
1 個 |
13 | 通関手続き情報の更新 | OSAKA – JAPAN | 08:56 | |
12 | 通関手続きの準備中 OSAKA – JAPAN | OSAKA – JAPAN | 08:28 |
1 個 |
11 | 通関手続き中 | OSAKA – JAPAN | 08:28 |
1 個 |
10 | DHL施設へ到着 OSAKA – JAPAN | OSAKA – JAPAN | 08:24 |
1 個 |
9 | DHL施設から出発 HONG KONG – HONG KONG | HONG KONG – HONG KONG | 02:52 |
1 個 |
8 | DHL施設にて搬送処理中 HONG KONG – HONG KONG | HONG KONG – HONG KONG | 02:27 |
1 個 |
7 | 通関許可 HONG KONG – HONG KONG | HONG KONG – HONG KONG | 01:56 |
1 個 |
6 | DHL施設へ到着 HONG KONG – HONG KONG | HONG KONG – HONG KONG | 01:51 |
1 個 |
火曜日, 8月 21, 2018 | 取り扱いセンター | 時間 | 個 | |
5 | 通関手続き情報の更新 | HONG KONG – HONG KONG | 23:42 | |
4 | DHL施設から出発 SHENZHEN – CHINA, PEOPLES REPUBLIC | SHENZHEN – CHINA, PEOPLES REPUBLIC | 22:16 |
1 個 |
3 | DHL施設にて搬送処理中 SHENZHEN – CHINA, PEOPLES REPUBLIC | SHENZHEN – CHINA, PEOPLES REPUBLIC | 21:58 |
1 個 |
2 | DHL施設へ到着 SHENZHEN – CHINA, PEOPLES REPUBLIC | SHENZHEN – CHINA, PEOPLES REPUBLIC | 21:56 |
1 個 |
1 | 荷物集荷 | SHENZHEN – CHINA, PEOPLES REPUBLIC | 19:22 |
1 個 |
アンチグレアフィルム貼り付け済み
Mi Pad 4 PlusにはUSB Type-A to Type-Cケーブル、5V/2A充電器、SIMピンの他、小米移动 (Mi Mobile) のSIMカードまで付属しています。小米移动のSIMカードは切り取り位置によって好きなサイズにカットできるようになっています。
Mi Pad 4 Plusは最大5V/2Aでの充電にしか対応していないため、USB PD対応充電器を使ってもUSB BC (5V/1.5A程度) でしか充電できません。大容量のバッテリーなのに急速充電に対応していないのは残念です。
Geekbuyingで販売されているMi Pad 4 Plusでは、アンチグレアフィルムが貼り付け済みです。タブレットでは画面が反射すると見にくいので、反射を最低限に押さえてくれるアンチグレアフィルムを貼ってあるのは素晴らしいです。
ただ、ホームボタンの切り抜きが甘かったり、気泡があったり、アンチグレアな割に指紋が目立つなど、あまり品質は良くはありません。

白い部分を拡大して見ると分かる…かもしれませんが、虹色のノイズのような模様が出てしまっています。(元のスクリーンショットはこちら)
アンチグレアフィルムの特性として仕方が無い部分ではあるのですが、せっかくならもっとクオリティの高いフィルムを貼って使いたい…ということで、ミヤビックス ビザビ事業部さんにフィルムを作成していただくことにしました。
反射防止タイプのOverLay PlusをMi Pad 4 Plus、Mi Pad 4共に貼り付けていただきました。

ホームボタンの切り抜きも完璧で、隙間がほとんどありません。アンチグレアフィルム特有の虹色のノイズもほとんどなく、指滑りも良いので、Mi Pad 4 Plus用の保護フィルムが欲しい方にはAmazonでも買える、OverLayシリーズがおすすめです。

8インチ版Mi Pad 4と違い、前面下部にホーム兼指紋センサーが付いています。

残念ながらバックカメラは出っ張っています。
バックカメラはOmniVision OV13855で、Redmi Note 5Aなどに使われているセンサーと同じです。風景写真を撮影するのには不向きですが、タブレットでカメラを使うのは主にメモ用途でしょうし、特に問題ないと思います。
なお、カメラの出っ張りをなくせる上、蓋を閉じるとスリープ/スリープ解除できるフリップケースがGearBestで販売されています。

一応ステレオスピーカーですが、下部にしかスピーカーが付いていないため、あまりステレオの意味がありません。

代わりにイヤホンジャックが上部に付いています。Bluetoothと違って遅延したり途切れたりすることがないので、音楽を聴きながらゲームする人にはぴったりです。

MIUI 9.6 China Stableを搭載
GeekbuyingのMi Pad 4 PlusはMIUI 9.6.23.0 China Stableを搭載しています。その後アップデートを確認したところ、OTAで2018-08-01セキュリティパッチアップデートが降ってきました。
言語設定では英語や中国語しか選べず、日本語が選択肢にありませんが、ADBコマンドなどで簡単に日本語設定できます。
ADBの場合、adb shell
でsettings put system system_locales ja-JP
と実行してください。
設定の文言などは日本語になりませんが、アプリの表示言語は日本語になります。フォントも再起動するとちゃんと日本語フォントが選ばれます。
中国版のため、デフォルトではGoogle Playストアなどが入っていません。Google Installerなどを使えばインストールできます。

ナビバー操作がデフォルトですが、より画面を広く使えるジェスチャー操作も用意されています。下から上にスワイプしてホームに戻る、右端からスワイプして戻るなどができます。
横画面にした時にボール型のクイックランチャーを表示する設定にも出来ます。

ディスプレイ設定では、ブルーライトをカットする読書モードや、スリープ時に画面をダブルタップして起動できる機能などを変更できます。
ロックを掛けている場合は前面指紋センサーがあるのでそれを使った方が早いですが、ロックを掛けていないときでも電源ボタンを押す手間を減らせて良いですね。

画面の色合い・コントラストも好みに合わせて変更できます。

スリープを検知してGPSなどを無効化する省電力機能が付いていて、スリープ時の減りは緩やかです。
AnTuTuベンチマークの結果は141697でした。Snapdragon 820/821を搭載したGalaxy S7やLG G6が150000程度なので、格安ながらも2世代前のフラッグシップ端末並のパフォーマンスが出ることになります。
ベンチマーク後はバッテリー温度が40℃近くになって端末が熱くなることが多いのですが、Mi Pad 4 Plusでは本体もバッテリー温度もそれほど熱くなっていませんでした。

中国のゲーム「魔女兵器」を遊んでみましたが、特にカクツキもなく、スムーズに遊べました。
Project Treble対応も、360時間制限あり
Mi Pad 4 PlusはProject Trebleに対応しているため、Bootloader Unlockさえできればすぐにカスタムロムを焼いて動かすことが出来ます。
ただ、Redmi Note 5あたりからXiaomiのBootloader Unlockサービスに新たに「360時間経たないとUnlockできない」という制限が加わったため、15日待たないとカスタムロムを焼けない状態になっています。
カスタムロム (China Stable以外のMIUIを含む) で遊びたい方は、できるだけ早くBootloader Unlockできるよう到着してすぐにXiaomiのアカウントを紐付けましょう。

Mi Pad 4向けにカスタマイズを加えたAICP-mordiford GSIはここからダウンロードできます。
他のGSIだとbuild.propにDPIなどの変更を加えないといけませんが、AICP-mordiford GSIでは自動的に変更するようにしています。
TWRPはここからダウンロードできます。
Mi Pad 4 Plusは最近のゲームを快適にプレイするのに十分なスペックを備えつつ、3万円台と安めの価格に収まっているので、大きな画面でゲームや動画再生を快適に楽しみたい方にオススメです。
AliExpressにて、4GB RAM + 64GBストレージ版が$287で購入できます。
なお8インチ版は、Snapdragon 660搭載なのは変わらずRAMが3GBになったバージョンが$189.99、4GB RAM版でも$249.99と激安価格で販売されています。
そんなに大画面でなくても良い、前面指紋センサーはいらない、という方は8インチ版を検討してみてはいかがでしょうか。