スライド式変態実用端末Mi MIX 3レビュー。ノッチなし画面占有率93.4%、AMOLEDでより鮮やか・便利に【$539.99~】

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スライド式変態実用端末Mi MIX 3レビュー。ノッチなし画面占有率93.4%、AMOLEDでより鮮やか・便利に【$539.99~】

スライド機構を備えたベゼルレス・ノッチレス端末、Xiaomi Mi MIX 3を購入したのでレビューします。


画面占有率93.4%、真のフルスクリーンスマホ

2018年のスマートフォンのデザインは「いかに画面占有率を高めるか」に重点を置いたものが多く、その中で画面上部を埋め尽くす「ノッチ (切り欠き)」が生まれてしまいました。ノッチのサイズを小さくした水滴型ノッチ (OnePlus 6Tなど)、インカメラを下ベゼルに移動させる (Mi MIX 2Sなど) といった画面占有率を高める方法は各メーカーから出ていましたが、どうしてもインカメラの性能や利便性を犠牲にすることになっていました。

そこで「画面占有率を高めつつインカメラを犠牲にしない」ことへの一つの回答として生まれたのが、Mi MIX 3の「手動スライド」です。他社では電動式のスライド (OPPO Find Xなど)、2画面にしてしまう (nubia X)というものも出ていますが、個人的には「自分が必要とした時しかインカメラが出てこない」「電池消費が増えない」という点で、今のところはこの解決策が一番良いのではないかと思っています。

Xiaomi Mi MIX 3
OS Android 9
RAM 6GB/8GB/10GB
ストレージ 128GB/256GB
プロセッサ Snapdragon 845
ディスプレイ 6.39インチ 2340×1080 AMOLED
サイズ 157.89 x 74.69 x 8.46mm
重さ 218g
SIM Nano SIM
Dual SIM
メインカメラ 12MP + 12MP
フロントカメラ 24MP + 2MP
バッテリー 3200mAh
USB端子 USB Type-C (Quick Charge 4+ / USB PD対応)

(詳しいスペックはこちら)

箱を空けたらMIX 3
箱を空けたらMIX 3

なんと全モデルQiワイヤレス充電器付き

XiaomiスマホではMi MIX 2SからQi ワイヤレス充電に対応しているのですが、ワイヤレス充電器は付いておらず、そもそもMIX 2SがQiに対応していることを知らない、という人も多い状況でした。

そこでMi MIX 3ではQiの知名度を上げるべく、安い6GB RAMモデルから最上位の10GB RAMモデルまで、18Wワイヤレス充電器が全モデルに付属するようになりました。

充電器は5V/2A、9V/2Aの高速ワイヤレス充電に対応しています。充電器への給電は付属のUSB Type-C充電器・ケーブルを使っても良いですし、他の充電器でも構いません。

ワイヤレス充電器付き
ワイヤレス充電器付き

メントスのようなワイヤレス充電器の上面は滑りにくいようになっており、セラミック背面のMIX 3でもしっかりとホールドしてくれます。

グリップ力は十分
グリップ力は十分

ちなみにスライド部分の上下が空いた専用カバーも付いていますが、Mi MIX 2S付属のケースと異なり、あまり手触りがなめらかではありませんでした。

インカメラは24MP + 2MPのデュアルカメラに

スライド機構を採用したことにより、Mi MIX 2Sではたったの5MP、しかも右下にあって使いにくかったインカメラが24MP + 2MPのデュアルカメラに大幅強化されています。

自撮りする人には良いと思いますが、私の場合インカメラに変な男が鮮明に映るバグがあり使い物になりませんでした。本来は美少女が映るはずなのですが…。

24MPインカメラ
24MPインカメラ

スライドはマグネットでちょうど良い固さに調整されており、片手でも簡単にスライドできます。落としそうで怖いので両手で持った方が良いと思いますが…。

カチッ、カチッという音も子気味が良く、特に意味が無くてもスライドしたくなってしまいます。耐久性はOPPO Find Xなどの電動式よりも高いとされており、公式発表では30万回、雑にスライドさせまくった結果では約8万回のスライドに耐えられます。

スライド機構自体の寿命は十分だと思いますが、個人的にはそれよりもスライド部分に隙間があることが気になります。

隙間がある
隙間がある

ルーズリーフが3枚入る程度の隙間が空いているので、長く使っている内に埃などゴミが入り、インカメラ部分に傷が付く心配があります。

とはいえ中古で売るときに価値が少し下がる程度ですし、傷付いてもスライドさせなければ見えないので、半年スパンでメイン端末を変える逸般人にとってはそこまで気にする事ではないかも知れません。

紙が三枚以上入る
紙が三枚以上入る

スライドさせたときの下部分は特に何もありません。

スライド下部
スライド下部

今回もミヤビックスさんに反射防止液晶保護フィルム OverLay Plusを貼っていただきました。

毎回本体に合わせたぴったりサイズで美しいのですが、Mi MIX 3ではインカメラもなくセンサー類も大きくないため、センサーを避ける穴が一切空いていません。

まるでフィルムを貼っていないかのように一体化していて素晴らしいです。

Mi MIX 3は画面の周囲を無駄にカーブさせる2.5Dガラスは採用していないため、ベゼルぎりぎりまでカバーできます。

穴がないぴったり設計
穴がないぴったり設計

MIX 2Sに比べより丸く、より縦長に

Mi MIX 2Sでは18:9の5.99インチディスプレイでしたが、Mi MIX 3では19.5:9の6.39インチディスプレイになっており、さらに縦長になっています。

MIX 2Sではまだまだ太かった下部ベゼルも、MIX 3ではほぼ上部のベゼルと同じぐらいのサイズに収まっているため、特に動画視聴時などでは没入感がより高まります。

重さも218gに増えてしまいましたが、MIX 3を持ってからMIX 2Sに持ち替えると軽く感じるという程度で、それほど重くは感じませんでした。

下の画像は左がMIX 3、右がMIX 2Sです。(MIX 2Sにはミヤビックスのアンチグレアフィルムが貼ってあります)

MIX 3 VS. MIX 2S
MIX 3 VS. MIX 2S

また、画面端の角丸の大きさがMIX 3の方が少し大きくなっていることが分かります。

過度の丸みが大きい
角の丸みが大きい

Mi MIX 2SではJDIのIPS・フルアクティブディスプレイでしたが、MIX 3ではSamsung製AMOLED (有機EL) ディスプレイが採用されたため、スタンバイ時に低消費電力で時計や通知などを表示できる「Always On Display (AOD、Ambient display)」に対応しました。

いつでも通知を確認できる
いつでも通知を確認できる

今まで時計を見るだけでも画面を点けないといけませんでしたが、この機能を使えば何も操作しなくても画面を見るだけで確認出来るようになります。

MIUIではオンオフするスケジュール設定もできるので、夜中は表示させないようにすることも可能です。

「スマートウォッチを付けるほどではないけれど時刻や通知をチェックしたい」という私にとってはAODはかなり便利で、ほぼこれだけのためにMi MIX 3を買ったようなものです。

Always On Display設定
AOD設定

Quick Charge 4+に対応

Mi MIX 3はQi ワイヤレス充電の他、Quick Charge 4+にも対応しています。

QC4+対応充電器はSmartisanの充電器、QC4対応充電器は怪しい中華メーカー製充電器ぐらいしかありませんが、従来のQC3.0での充電に比べより速く充電できると報告されています。

Smartisanの充電器をGIZTOPで購入してみたので、またレビューしたいと思います。

QC4+対応
QC4+対応

専用AIアシスタントボタンが追加

Mi MIX 3の右側面にはXiaomi端末共通の音量ボタン・電源ボタンが配置されています。

 

いつもの配置
いつもの配置

左側面にはデュアルSIMのトレイに加え、AIアシスタントを起動する専用ボタンが追加されています。

AI・DSDS
AI・DSDS

Mi AI (“小爱同学”) は中国語でしか利用できないため、おそらくグローバル版ではGoogleアシスタントを起動するボタンになると思われます。

root化してカメラボタンなどに置き換えてやった方が活用できそうです。

置き換えは/system/usr/keylayout/gpio-keys.klkey 689 AIを何か別のキーに変え、Buttons remapperを使えばできます。

Mi AI
Mi AI

なお、MIX 2Sでは背面に「MI MIX DESIGNED BY XIAOMI」と書かれていましたが、MIX 3では「MIX」だけに変わりました。

背面の文字がMIXに
背面の文字がMIXに

ハイエンドにふさわしい処理性能

Mi MIX 3はAndroid 9 PieベースのMIUI 10 (China Stable) がプリインストールされています。

英語・中国語などしか選べませんが、adb shellsettings put system system_locales ja-JPと実行すれば日本語に設定できます。(設定の文言等は英語のままです)

China版ではあるものの、開発者向けオプションでUSB経由のインストールを許可し、PlayストアのAPKをAPK Mirrorなどで探してきてインストールするだけでGoogle Playストアを利用できます。

MIUI 10
MIUI 10

AnTuTuベンチマークを連続5回実行したところ、284964 (33℃)→279670 (35℃)→280347 (34℃)→277867 (34℃)→284276 (34℃) でした。

普通は繰り返す内に発熱してスコアが下がっていくものなのですが、一旦下がってまた戻るという珍しい動きをしています。

一旦35℃に上がったもののその後は34℃を維持していますし、放熱性能が高いことで温度制御がかかりにくいのだと思います。

スライド式で隙間がある分熱が溜まりにくい…という可能性もありますが詳しいことは分かりません。

AnTuTu五番勝負フルスクリーンを最大限に活用できるよう、ナビバーを隠してジェスチャー操作することもできます。

全画面ジェスチャ
全画面ジェスチャ

China Developer 8.11.8では解像度を1080pから720pに変更してバッテリー消費低減や処理速度向上を図る設定が追加されています。

解像度変更
解像度変更

スライダー設定もChina Developerでしかまだ搭載されていません。スライドしたときにインカメラの代わりにクイックツールや他のアプリを起動したり、スライド時の効果音を変えたり出来ます。

残念ながら自分で好きな音を追加できるわけではなかったので、非rootではNintendo Switchの音に設定できませんでした。残念…。

効果音の音声ファイル自体は/systemにあるので、root化して置き換えれば好きなものに変更出来ます。

スライダー設定
スライダー設定

GPSはみちびき(準天頂衛星システム:QZSS)L1+L5のデュアルバンドに対応しています。

みちびき対応
みちびき対応

カメラはMi MIX 2SからIMX363が続投

フロントカメラはSONY IMX576 + OV02A10に大幅強化されましたが、リアカメラはMi MIX 2Sと変わらないIMX363 + S5K3M3+です。

画像処理をより最適化した、とのことですが、Googleカメラを入れてしまった方がHDR+や夜景モードなどを使える分、画質向上の効果が高いように思います。

Mi MIX 2SだとGoogleカメラの最新版を入れるとパッチを適用しないとガクガクだったのですが、Mi MIX 3だと特に何も必要なく使えました。

花

ハンバーグMi MIX 3で撮影したものはこちらに保存しています。

Bootloader Unlockはなんと (たったの) 72時間待ち!

Xiaomiのスマートフォンは基本的にBootloader Unlockできるものの、最近は720時間待たないとUnlockできない状態が続いていました。

Mi MIX 3もそうなのか…と思っていたら、なんと72時間というPocophone F1と同じ短い待ち時間でBootloader Unlockできました。

72時間だけ
72時間だけ

Project Trebleに対応していますが、カスタムロムを焼くには、MagiskをインストールするかVerified Bootを無効化する必要があります。

Verified Bootを無効化するvbmeta.imgはここから、China Developer 8.11.8向けのパッチ済みboot.imgはここからダウンロードできます。

fastboot --disable-verity --disable-verification flash vbmeta vbmeta.img
fastboot flash boot patched_boot_8.11.8.img

と実行すれば、”A/B端末向け”のPixel ExperienceやLineageOSなどAndroid 9 PieベースのGSIを焼いて起動できます。

Mi MIX 3はA/Bパーティションに対応しているわけではないのですが、これまでA/Bパーティション搭載端末でしかほぼ使われていなかったSystem-as-rootを使用することがAndroid 9 Pieを標準搭載する端末には強制されるようになったため、それに対応しているA/B端末向けのGSIを焼かないといけないようになっています。

現状Phh-TrebleにはまだMi MIX 3用パッチが入っていないため、このMagiskモジュールをインストールしないと明るさの自動調整やAODを有効化できません。プルリクエスト済みですがいつになったら取り込まれるやら…。

 

Mi MIX 3はノッチのないAMOLEDの大画面にSnapdragon 845 + 6~10GB RAMのスペック、Googleカメラを有効活用できるカメラに高級感のあるデザインとどれをとっても素晴らしい端末です。

【11/28追記】

GearBestで6GB + 128GB版がクーポンGBMPBF18で$549.99、8GB + 256GB版がクーポンwG4eO8vxで35台限定$679.99で購入できます。

【12/15追記】
GeekBuyingで6GB RAM + 128GB版がクーポンPMNAXTKDで$539.99、8GB RAM + 128GB版が634.99で販売されています。

フルスクリーンやAMOLEDにそこまで興味が無い、という方には3万円台で買えるMi MIX 2Sがおすすめです。


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