1~2万円台で48MPカメラ搭載Redmi Note 7レビュー。防水・イヤホンジャック・microSD全部入り【セール】

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1~2万円台で48MPカメラ搭載Redmi Note 7レビュー。防水・イヤホンジャック・microSD全部入り【セール】

Xiaomiから独立したサブブランドとして生まれ変わったRedmiのスマートフォン、Redmi Note 7を購入しました。

1~2万円台で全部入り

Redmiシリーズといえば低価格ながらも他社の同価格帯よりスペックが良いコスパが特徴ですが、Redmi Note 7でもコスパの良さは変わりません。

ミドルレンジとして安心感のあるSnapdragon 660を搭載する上、48MP + 5MPのデュアルカメラ、USB PD / Quick Charge 4対応の4,000mAh大容量バッテリー、防水対応かつ3.5mmイヤホンジャックありでmicroSDカード対応とてんこもりです。

値下がりしてぎりぎり2万円台になったPocophone F1を除けば、1~2万円台の王者と言っても過言ではないレベルです。

OS Android 9
CPU Snapdragon 660
メモリ 3GB/4GB/6GB
ストレージ 32GB/64GB/128GB (microSDカード対応)
ディスプレイ 6.3インチ 2340×1080 IPS
メインカメラ 48MP + 5MP
インカメラ 13MP
 バッテリー 4000mAh
サイズ 159.2 x 75.2 x 8.1 mm, 186g
ポート USB Type-C (Quick Charge 4/USB PD対応)
3.5mmイヤホンジャック
バンド

GSM B2/3/5/8
CDMA 1X/EVDO BC0
WCDMA B1/2/5/8
TD-SCDMA B34/39
TDD-LTE B34/38/39/40/41(100MHz)
FDD-LTE B1/3/5/7/8

オレンジ一色なRedmi Note 6などと比べると落ち着いた感じの箱になりました。

5V/2A充電器やUSB Type-A to Type-Cケーブルが付属します。Redmi Note 7はUSB PDに対応しているので、付属充電器を使わずUSB PD充電器を使った方が急速充電できます。

5V/2A充電器
5V/2A充電器

他にも透明な柔らかいタイプの保護ケースやSIMピンが付属しています。Mi 9と異なり、SIMピンのデザインが円形になっています。

透明ケース付き
透明ケース付き

6.3インチのディスプレイはIPSではあるものの、Mi 9と同じく19.5:9・ノッチ付きでウェブサイトなどの縦長コンテンツには適しています。

残念ながら通知アイコンは通知が来たときしか表示されませんが、MIUI 10 Global Beta 9.3.21ではこの問題が修正されるようです。

発色も特に問題なく、AODがなくても別に構わない、という人なら満足できると思います。

衝撃に強いゴリラガラス5が採用されており、Xiaomi総裁によるプロモーションではクルミをたたき割れるとアピールしているほどです。

IPS
IPS

背面に48MP + 5MPのデュアルカメラを搭載しています。SONY IMX586を搭載したRedmi Note 7 ProMi 9と異なり、Samsung GM1 (S5KGM1) + Samsung S5K5E8となっています。

私が購入したのはBlackなので特にグラデーションしていませんが、Dream BlueやTwilight Goldではグラデーションがかかった色合いになります。

なお、今回はPDA工房さんに両面とも反射防止の非光沢タイプの保護フィルムを作成していただきました。もうすぐAmazonなどでも発売されると思います。

デュアルカメラ
デュアルカメラ

ネイティブに48MP撮影することもできるSONY IMX586と異なり、Samsung GM1では12MP x 4で48MPを実現しているようなイメージです。

IMX586を搭載したMi 9とRedmi Note 7で撮影した写真を比較してみました。48MPモードはマニュアル撮影向けで通常使用されるのは12MPモードなので、どちらも12MPで撮影したものを等倍表示してトリミングしています。

Redmi Note 7はAIの補正が強めで色合いが変わっていますが、「大阪マルビル」と書かれた看板の下の部分の線が潰れていることが分かります。ディティールはやはりIMX586の方が勝っているのですが、全体で見ると素人目にはそこまで大差が無いように見えます。価格差を考えるとGM1でも十分なレベルです。

適当にビルを撮っただけなのに、AIの補正があると新築マンションの宣伝写真のような美しすぎる写真に仕上がるのは好みが分かれるところだと思います。AI機能をオフにすれば大丈夫です。

夜景ではGM1のほうが白飛びした感じになってしまいました。

IMX586には負けるとは言え、紫カメラやボケボケのメモ用カメラを搭載しているものが多い2万円台のスマホでここまで撮れるのは素晴らしいです。お金に糸目を付けないなら、最高の性能とカメラを両立したMi 9を買った方が良いでしょう。

Mi 9と比較

夜景の比較

Redmi Note 7で撮影した写真はこちらに保存しています。

残念ながらカメラは結構出っ張っています。

背面に指紋センサーがあるので、画面内指紋認証に比べてかなり高速・正確に認識してくれます。いくら精度の改善がされているとはいえ画面内指紋認証は時期尚早感があるので、背面に付けてくれて良かったです。

出っ張りカメラ
出っ張りカメラ

Redmi Note 7は4,000mAhの大容量バッテリーを搭載しています。しかもUSB PD・Quick Charge 4に対応しているため、独自規格の充電器を揃えなくても他のスマホやノートパソコンと共用の充電器で急速充電できます。Quick Charge 4に対応するスマホはハイエンド機種ですら数える程度ですし、ミドルレンジ機種で対応するというのはなかなか先進的です。

スピーカーはモノラルで、写真左側のほうの穴がスピーカー、右がマイクとなっています。

USB Type-C
USB Type-C

上部には3.5mmイヤホンジャックがあります。廃止するハイエンドモデルが多い中、イヤホンジャックを付けたままにしてくれているのは良いですね。

イヤホンジャック
イヤホンジャック

nano SIMのDual SIMに対応しており、nano SIMの代わりにmicroSDカードを入れることも出来ます。256GBのmicro SDカードに対応しているため、容量が足りなくなっても安心です。

microSDカードも
microSDカードも

USB Type-Cポート近くに小さな通知LEDも搭載されています。

通知LED
通知LED

中国版でもPlayストアは簡単に導入可

現在主に中国版が安く販売されていますが、グローバル版と違いPlayストアが入っていません。

とはいえ、App Storeで「Google」と調べれば出てくる「谷歌安装器」をインストールすることで、root化することなくGoogle Playストアをインストールできます。

インストール

言語設定では英語や中国語しか選べず、日本語が選択肢にありませんが、ADBコマンドなどで簡単に日本語設定できます。

ADBの場合、adb shellsettings put system system_locales ja-JPと実行してください。

設定の文言などは日本語になりませんが、アプリの表示言語は日本語になります。

Netflixなどで使われているDRM、WidevineはL3でした。

L3

AnTuTuスコアは143954でした。Snapdragon 660として標準的なスコアです。

快適に利用できる目安が10万点以上なので、処理が重たいゲームなど以外では問題なくスムーズに使えると思います。

143954
143954

タップして起動、ジェスチャー、片手モードなどXiaomiの他のハイエンド機種に入っている機能も一通り搭載されていますし、Mi 9からSoCやディスプレイなどハード面をスペックダウンしただけ、という印象です。

やっぱり360時間待ち

Mi 9と同じくBootloader Unlockは360時間待ちでした。system-as-root A-onlyなのでテスト用にぴったり、と思って購入したので、このまま2週間机の引き出しに眠ってもらうことになりました。

root化する場合、system-as-rootに対応しているMagisk v18.2以降を使ってください。今のところCanary Channelで配布されています。

【04/06追記】
やっとUnlockできる…とおもいきやMi Unlock Toolで「手机使用未达到指定时间,无法解锁」というエラーが出てしまいました。ログによると正確には「You need to use your device a bit longer to proceed. Try again in 1 days.」とのことで、待ち時間の間も電源を入れて使っているふりをしておかないといけないようです。一日電源を入れてWi-Fi接続しておくとUnlockできるようになりました。

 

3GB RAMなら1.9万円、6GB RAMでも2.6万円と恐ろしく安いものの、48MPデュアルカメラにPD対応USB Type-Cポート、4,000mAhバッテリー、防水防塵、3.5mmイヤホンジャックありでmicroSDカード対応で大画面、しかもアップデートも継続して配布されるというハードウェア面もソフトウェア面も充実した機種です。

UMIDIGIがコスパ最強(笑)などともてはやされていますが、ろくにアップデートされない上、値段相応かそれ以下のスペックしか持っていないUMIDIGIの端末を買うぐらいなら、Redmi Note 7を買った方が遙かに満足度が高く、長く使えると思います。

もし海外端末を使っているのにまだプラスエリアやLTE B19を気にしているようなら、Y! mobileSoftBank、今なら300円キャンペーンをしているLINEモバイルなどでSoftBank回線に乗り換えるべきです。(なお、Redmi Note 7はroot化してNetwork Signal GuruでWCDMA BandsのB6にチェックを入れればSIM1側ではWCDMA B6を掴めます)

【04/17追記】
GearBestにて、4GB RAM + 128GBストレージ版が$249.99 で販売されています。4/21まで100台限定です。

 

Snapdragon 855が良い、AMOLEDが使いたい、少しでも軽い方が良い、という方には約5万円で購入できるMi 9がおすすめです。FlokoROMを焼いてメイン機にしていますが、重量も動作も軽く、快適です。

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