Mi 9 SEレビュー。155gの軽量ボディに48MPカメラ、コストは下げても美しさは下げない

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Mi 9 SEレビュー。155gの軽量ボディに48MPカメラ、コストは下げても美しさは下げない

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AliExpressのFANTACY TECHNOLOGYでグローバル版Xiaomi Mi 9 SEを購入しました。

5.97インチ有機ELで155g

Mi 9 SEは、Snapdragon 855を搭載したMi 9からコストダウンしてサイズもダウンしたモデルで、スマホ初搭載となるSnapdragon 712に6GB RAM・64GB/128GB UFS 2.1ストレージを搭載しています。

カメラは48MP + 12MP + 16MPのMi 9とは異なり48MP + 8MP + 13MPになっていますが、メインとなる48MPカメラはSONY IMX586です。トリプルカメラに5.97インチSamsung製AMOLEDを搭載していながら、重さは155gと軽量です。

Xiaomi Mi 9 SE
OS Android 9.0
RAM 6GB
ストレージ 64GB/128GB
プロセッサ Snapdragon 712 (SDM712 / SDM710)
ディスプレイ 5.97インチ 2340×1080
サイズ 147.5 x 70.5 x 7.45mm
重さ 155g
SIM Nano SIM
Dual SIM
メインカメラ 48MP + 8MP + 13MP
フロントカメラ 20MP
バッテリー 3070mAh
USB端子 USB Type-C (USB PD対応)
ネットワーク GSM: B2 / 3 / 5 / 5 / 8
UMTS: B1 / 2 / 4 / 5 / 8
FDD LTE: B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 20 / 28
TDD LTE: 38 / 40

(詳しい仕様はこちら)

グローバル版は中国版と異なり、LTE B4 / B20 / B28に対応しています。

公式にグローバル版が発表される前でしたが、AliExpressでは何故か販売されていました。3月28日に購入し、追跡番号に動きがあったのが4月6日、到着が4月15日でした。大規模セールで安くなっていた割にはスムーズに届きました。

2019/4/15 11:24 1. Final delivery
2019/4/15 09:34 2. -Send item out for physical delivery (Country: JP)
2019/4/13 16:35 3. Processing at delivery Post Office,Scheduled delivery date:Apr 15
2019/4/13 09:58 4. [大阪府,549-8799]国際交換局から発送
2019/4/13 09:57 5. Import clearance success
2019/4/13 09:00 6. [大阪府,549-8799]通関手続中
2019/4/13 09:00 7. Held by Custom
2019/4/13 08:59 8. Held by Custom
2019/4/13 08:59 9. Import clearance failure
2019/4/13 02:19 10. [OSAKA,549-8799]Arrival at inward office of exchange
2019/4/13 02:19 11. -Arrival at Destination Postal Admin (From SG/SIN to JP)
2019/4/13 02:19 12. Arrive at sorting center in destination country
2019/4/12 09:35 13. -Arrival at Destination (Country: JP)
2019/4/11 15:24 14. -Despatched to OverSeas Postal Admin (From SG/SIN to JP/KIX)
2019/4/11 15:24 15. Depart from transit country or district
2019/4/11 15:24 16. [SINGAPORE, ]国際交換局から発送
2019/4/8 23:30 17. Hand over to airline
2019/4/6 17:05 18. Order information received by carrier
2019/4/6 17:05 19. Outbound in sorting center
2019/4/6 17:05 20. Received by line-haul
2019/4/6 10:52 21. Inbound in sorting center
2019/4/6 10:22 22. Accepted by carrier

緩衝材でしっかり守ってあり、箱へのダメージは最小限に収まっています。ちゃんと箱もGlobal Versionで、未開封でした。

Global Version
Global Version

いつも通りのスペックが書かれたフィルムも英語です。

5.97インチのディスプレイはSamsung製AMOLED・Corning Gorilla Glass 5で、HDRにも対応しています。

発色や視野角も問題なく、屋外でも見やすいです。屋外ではHigh Brightness Mode (HBM) が自動的に有効になり、600nitにまで達します。

Mi 9 SE

付属品はMi 9と変わらずUSB Type-A to Type-Cケーブル、Quick Charge 3.0 充電器、USB Type-C to 3.5mmイヤホンジャック変換アダプター、SIMピン、ソフトカバーです。

ケースなど
ケースなど

Mi 9では無難なPiano Blackだったので、今回はOcean Blueを買ってみました。角度によっては玉虫色のような光り方をします。

Piano Blackは代わり映えしないですが、Ocean Blueは見る角度によって印象が変わり、なかなか美しいです。3~4万円台でも外見や感触は高級モデル同様、というのは素晴らしいです。

玉虫色っぽく光る
玉虫色っぽく光る

太陽の下だと青が勝つようで、玉虫色っぽくなりにくいです。

青い

ギラッとしていて嫌だなぁ…という人にはミヤビックスさんの保護フィルムがおすすめです。

フィルム貼り付け後
フィルム貼り付け後

表面に加え裏面用も用意されています。反射防止のOverLay Plusを貼り付けると柔らかなイメージになり、貼っていない状態とはまた違った美しさになります。

表面はアンチグレアでもぎらつきがないよう改良されています。

ミヤビックス 保護フィルムを購入する

なお、画面内指紋認証はフィルムを貼り付けていても利用できます。

外観はMi 9と共通している部分が多いですが、廉価モデルだけあって削られているところも多いです。

例えばMi 9では背面がカーブになっていて数値以上に軽く・薄く感じられたのですが、Mi 9 SEではフラットです。そのおかげでフィルムを貼りやすいのですが…。

上部には赤外線ポートがあります。

IRポート
IRポート

Mi 9の左側面にはGoogleアシスタントを起動できるAIキーがあるのですが、Mi 9 SEにはありません。

SIMスロットはnano SIMが2枚入ります。

AIキーなし
AIキーなし

右側面にはいつもの配置の電源キーと音量キーがあります。

電源と音量キー
電源と音量キー

USB Type-CポートはMi 9と同じくUSB PDに対応していますが、18Wまでとなっています。

また、Qiでの充電は出来ません。

USB PD対応
USB PD対応

48MP SONY IMX586カメラ搭載

Mi 9 SEは48MP + 8MP + 13MPというトリプルカメラ構成になっていて、48MPカメラはSONY IMX586です。12MP x 4で48MPを実現しているSamsung GM1とは異なり、ネイティブに48MP撮影が可能です。

Mi 9からは望遠レンズと超広角レンズの解像度が少し下げられていますが、メインの48MPカメラは一緒なので最終的な画質にはほとんど影響していないように思います。

日本語&Playストア標準対応

グローバル版なので当然ですが、最初から日本語に対応しており、Google Playストアなどもインストールされています。

従来は地域設定が日本だと顔認証が使えない、という問題がありましたが、Mi 9 SEでは地域設定に関わらず顔認証が使えます。

日本語&Playストア
日本語&Playストア

64GB版の場合、出荷時の状態で約53GB利用できます。

グローバル版

NetflixやAmazonプライムビデオなどで使われているDRM技術、Widevine L1に対応しています。

Widevine L1
Widevine L1

 

Mi 9から通知LEDも削られているのですが、よりグラフィカルに通知が分かるAlways On Display (AOD) でカバーできるので問題はないでしょう。

ステータスバーには通知を受信したときしか通知アイコンが表示されません (China Developerでは修正済み) が、AODならGmailなどの通知アイコンもちゃんと時計の下に表示されます。

AOD

AnTuTuベンチマークのスコアは179113でした。Snapdragon 835のスコアが16000~18000程度なので、同じぐらいのパフォーマンスと言えそうです。ハイエンドSoCと比較すると二世代前レベルですが、よっぽど処理の重い3Dゲームをするのでなければゲームでも普段の操作でも快適に使えます。

Mi 9にはゲーム用にタッチレスポンスなどを向上する「GAME Turbo」が搭載されていますが、Mi 9 SEでは簡易版の「ゲームスピードブースター」になっています。指定したアプリの通信を優先する、ゲーム中はバックグラウンドの同期を無効化するといった設定が出来ます。

179113
179113

Bootloader Unlockにかかる時間は安定の360時間でした。UnlockできたらFlokoROM GSIを入れたいと思います。

 

Mi 9 SEグローバル版はD-PHONE Online Storeでは$319.92Xiaomi Online Storeでは$323.99~で販売されています。FANTACY TECHNOLOGYでは$324.99です。

どうしても早く手に入れたい方は、スペインAmazonで公式に販売されているので、そちらで購入すれば一週間以内に未開封品を届けてもらえます。日本発送不可と書かれていますが実際は可能で、送料込みEUR 325,79 (約4.1万円) です。

【06/18追記】
GearBestではグローバル版6GB RAMが$265.99で購入できます。

やっぱりハイエンドなSoCが良い、大画面が良い、という人はSnapdragon 855搭載のMi 9がおすすめです。6.39インチやQi対応など多機能ながら重さは173gと、Mi 9 SEからほとんど変わっていません。

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