GIGAZINE春のプレゼント大放出企画「アンケートに答えてまとめて全部持っていってください!」でAnker PowerPort Atom PD 1が当たったのでレビューします。
目次
小さくてもUSB PD 30W出力
Anker PowerPort Atom PD 1はGaN (窒化ガリウム) を採用することで、USB PD 30W出力対応しつつ本体サイズを大幅に小さくすることに成功した充電器です。
コンパクト・軽量なので持ち運び用の充電器に最適です。
Anker PowerPort Atom PD 1 | |
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品番 | A2017 |
サイズ | 約35 × 41 × 55 mm |
重さ | 約53g (実測54.4g) |
USB Power Delivery出力 | 商品説明: 5V/3A, 9V/3A, 15V/2A, 20V/1.5A 実際のPDO: 5V/3A, 9V/3A, 15V/2A, 20V/1.5A |
ポート数 | USB Type-C x1 |
USB Type-Cポート一つだけです。
PSEマークもあり、「アンカー・ジャパン株式会社」と書かれています。
残念ながらプラグは折りたためません。
iPhoneに付属する5W充電器と比べてもほとんど変わらないサイズながら、PowerPort Atom PD 1は30Wと6倍の出力が可能です。Ankerによると30分で約50%まで充電できるとのことです。
iPhoneは10万円以上するのにいまどき急速充電できない5W充電器しか付いていない、というのは可哀想ですね…。
重さは54gとかなり軽量です。
問題なし
Cold Socket (非Vbus Hot) – ○
USB Type-Cの規格では、機器が接続されたことを確認してからVbusに電圧をかけるよう定められています。
この充電器は機器が接続されていない状態ではVbusに電圧をかけておらず、規格に適合した動作をしています。
Bridged CCs – ○
USB Type-Cポートは別個のRpでプルアップされています。
e-MarkedケーブルでもSinkの接続を検出できるため、問題なく充電できます。
PDO – ○
仕様とTotal Phase USB Power Delivery Analyzerで確認した実際に通知されているPDOは一致しました。(ログはこちら)
接続した時点で上記のPDOを通知していたため、Split PDOではありませんでした。
高速充電規格 – ○
USB Type-CポートはUSB PD以外の急速充電規格に対応していません。USB DCPには対応しているため、USB PD非対応の機器にも充電できます。
過電流防止機能 – ○
5VのPDOでは、3.5Aほどでシャットダウンされました。
20VのPDOでは、1.78Aで出力がシャットダウンされました。
プラグを折りたためないのが唯一の欠点ですが、何かポーチに入れておけば持ち運ぶ時にも安心でしょう。
超小型サイズで重さも軽いのに、iPhoneやXperiaといったスマートフォンはもちろん、MacBook Airなどノートパソコンまでこれ一つで急速充電できるので、持ち運び用の充電器が欲しい方にはおすすめです。
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