GearBest様よりRedmi AirDotsをいただきました。
格安でも安定性のある完全ワイヤレスイヤホン
主にコスパの高いスマートフォンを販売しているXiaomiのブランド、Redmiから完全ワイヤレスイヤホン「Redmi AirDots」が発売されました。
スマホと変わらずイヤホンでもコスパが高く、$20台なのにBluetooth 5.0、IPX4の防水対応で片耳4.1gと軽量です。
Xiaomi Redmi AirDots | |
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モデル番号 | TWSEJ04LS |
Bluetooth | 5.0 |
対応プロトコル | HFP/A2DP/ HSP/AVRCP |
搭載チップ | Realtek RTL8763BFR |
対応距離 | 10m |
防水 | IPX4 |
連続再生時間 | 約4時間 |
スタンバイ | 約150時間 |
イヤホン単体バッテリー容量 | 40mAh |
ケースバッテリー容量 | 300mAh |
イヤホン充電時間 | 約1.5時間 |
ケース充電時間 | 約2時間 |
イヤホン単体重量 | 約4.1g |
ケース+イヤホン重量 | 約35.4g |
ケースサイズ | 62×40×27.2mm |
イヤホンサイズ | 26.65×16.4×21.6mm |
Xiaomiの製品はシンプルな白一色の簡素な箱に入っていることが多いのですが、Redmi AirDotsは白と青の少し凝ったデザインになっています。

イヤホン・ケースの他、イヤーピースS・Lが付属しています。Mはイヤホンに装着されています。厚みのある他社製イヤーピースにとりかえると、ケースと干渉してしまうため充電できなくなることがあります。
中国向けなので説明書は中国語のみです。イヤホンの接続・切断時などの音声は「ポンポン」「プーパポ」のような効果音で、中国語の音声などはありません。

ケース・イヤホンともに黒で統一されています。イヤホンのLEDで充電中かどうか分かります。
右側がメインのため、まず右イヤホンを取り出して接続し、次に左イヤホンが接続される、という流れになります。左イヤホン・右イヤホン単体 (モノラル) で使うこともできます。
LEDライトのある面はボタンになっており、一回押すと再生/一時停止、二回押すとGoogleアシスタントが起動します。正直Googleアシスタントは邪魔なので無効化したいところですが、高級イヤホンと違ってアプリで設定するなどはできないので、間違って二回押さないよう慣れるしかありません。

マグネットでくっつくようになっているので、収納するときも位置を気にしなくて構いません。

出荷時には青い絶縁テープが付けられており、外さないと充電できないので注意してください。
イヤホン側はIPX4の防水に対応しているので、汗やちょっとした雨ぐらいなら水がかかっても問題ありません。
充電はmicro USBポートで行います。せっかくRedmi Note 7ではUSB Type-CになったというのにUSB Type-Cで統一されていないのが残念ですが、$20台なので仕方が無いでしょう。

裏面に仕様表記があります。
イヤホン単体で4.1g、ケースを含めても35.4gと軽量で、持ち運びもラクラクです。
イヤホン本体には40mAhのバッテリー、ケースには300mAhのバッテリーが搭載されており、連続再生時間は約4時間、ケースで充電すれば約12時間となっています。

Redmi AirDotsはRealtek RTL8763BFRを搭載しており、DSPで通話中の音声での周囲のノイズを低減してくれます。アクティブノイズキャンセリングをウリにしているイヤホンのような外音取り込みで環境音を大きく低減するものとは違うので、過度な期待は禁物です。
他の中華イヤホンでは高音が強めだったり低音が過度に強かったりと余分な味付けがされていることが多いですが、Redmi AirDotsは低音や高音のバランスが良く、$20台で買えるとは思えないぐらいの音質です。位相も問題なく、ボーカルがちゃんと真ん中のほうで聞こえます。
Bluetooth 5.0の効果は強力で、耳を両手で塞いだり、3部屋またいだりしても途切れることなく再生できました。自宅で試した結果ではちょうどWi-Fi 11acの電波が届く距離と同じぐらいまで離れられるので、音楽プレイヤーは屋内に置きつつ裏庭で音楽を聴きながら洗濯物を干す、といったことも難なく出来ました。同じBluetooth 5.0対応でも他社製イヤホンだとぶつ切りになっていたので、接続が安定しているのは品質の良いRealtekのチップを搭載しているおかげかもしれません。
通勤時間で混雑している京都→大阪の電車内で1時間ほど視聴すると、一度だけ左側のイヤホンが一瞬途切れたぐらいで、他は両側とも途切れることなく再生できました。一瞬途切れた場所は何故か他のBluetoothイヤホン (SONY WI-1000X) でも途切れやすい場所なので、何かしら干渉する電波が飛んでいるのかもしれません。
一点問題点を挙げるとすれば、Bluetooth特有の遅延があることです。低遅延のaptX LLに対応していないので当たり前ではあるのですが、動画やゲームではワンテンポ遅れて再生されるため、特にアクションゲームや音楽ゲームなどでは違和感が大きくなります。音楽再生では優秀なので、あくまで音楽用と割り切って使うのが良いと思います。
Redmi AirDotsは格安なのに価格以上の音質と安定性なので、音楽用の完全ワイヤレスイヤホンの入門用としておすすめです。