Nintendo SwitchでBluetoothイヤホンを使えるように出来るUSB Type-C Bluetoothトランスミッターを購入したのでレビューします。
TV・携帯モード両対応
AliExpressで販売されているノーブランドのBluetoothトランスミッターで、Bluetooth 5.0・aptX Low Latencyに対応したものがあったので買ってみました。
Bluetooth 5.0 トランスミッター | |
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Bluetooth | 5.0 |
対応プロトコル | aptX LL, aptX, SBC, A2DP, AVRCP, AFH, HFP, HSP |
最大距離 | 10m |
入力電圧 | 5V/9V/12V/15V |
入力電流 | 3A |
出力電圧 | 5V/9V/12V/15V |
出力電流 | 3A |
重さ | 約10.8g |
本体の他、ドック接続用のケーブルと説明書が付属します。一応説明書には日本語も書かれていますが、機械翻訳でよく分からない文章になっています。

Nintendo Switchの下部に直接挿せるよう、USB Type-Cになっています。黒いボタンを二回押すとペアリングモードになります。
A・Bと書いてある通り、2台までペアリング可能です。
USB Type-C to USB Type-Aケーブルを挿すことでドックに挿した状態でも使えるようになる…のですが、USB Type-C メス (差し込む方) がついた変換ケーブルは規格違反で、誤った使い方をすると機器を破壊する可能性があります。
携帯モードで使っているときに充電できるようUSB PDに対応した入力ポートもあります。
便利ではあるのですが、上記のUSB Type-C to USB Type-Aケーブルを挿した状態でUSB PD充電してしまうと、本来5Vにしか対応していないUSB Type-A側に最大15V/3Aが流れてしまう可能性があります。規格違反である上、中華ノーブランド品が安全性を考慮しているとは思えないので、USB Type-C to USB Type-Aケーブルを挿した状態では絶対にUSB PD入力しないでください。
プレイ中に15V/1A・16W程度で充電できることは確認出来ました。

Nintendo Switchに接続するとUSBオーディオとして認識されます。
このトランスミッターはバッテリー非搭載なので、Switchから電源供給を受けることになります。
イヤホンを接続した後はNintendo Switch側の音量キーで音量操作できます。
aptXとaptX LLに対応しているため、aptX LL対応イヤホンなら低遅延で楽しめます。aptX・SBCの場合はワンテンポ遅れて聞こえるので、アクションゲームや音楽ゲームでは特に違和感を感じますが、aptX LL対応のゼンハイザー MOMENTUM True Wirelessで実際に試してみると遅延が気になりませんでした。
ドラマなど人がしゃべっている際も違和感なく聞けたので、Nintendo Switchだけでなく、PCやスマホに取り付けて使うのも良さそうです。
Nintendo Switchに付けてもPCに付けてもペアリング先はこのトランスミッター一つになるので、同時にペアリングできる台数が制限されているBluetoothイヤホンをいろいろな機器に繋ぎたい、という時にも役立ちます。
$17.24 (約1,880円) と安いので、Nintendo SwitchにBluetoothイヤホンを繋いで遊びたい、aptX LLでできるだけ低遅延にしたいという人におすすめです。
Amazon.co.jpでも同じようなトランスミッターがいくつか販売されていますが、Bluetooth 2.1やBluetooth 3.0対応なので接続性に難があるかも知れません。Switch風デザインのBluetooth 5.0対応品もありますが、5,600円と高いです。
USB Type-C製品のレビューが役立った場合、私のほしい物リストから何か贈っていただけると嬉しいです。